公開日:2022年 10月23日
更新日:2021年 11月 6日
本日は愛情遮断症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
愛情遮断症候群は、子供の成長の過程で必要な愛情を小児期に十分受けることができないことが原因で、成長障害や発達障害が現れる病気です。
愛情遮断症候群は、愛情が足りないことで成長や情緒の発達が不安定になり、身体面や情緒面にいろいろな症状が現れます。
愛情遮断症候群では子供に精神的に安心できる環境を作ってあげることが大事になります。そのため、周りの友人や親戚が協力することも必要な病気です。
愛情遮断症候群は、乳幼児期に発症することが多い病気です。そのため、身長と体重の成長の記録をし、身体的に成長が障害されているかどうかを確認することで早期発見にもつながります。
愛情遮断症候群の原因は、子供が養育者から十分な愛情受けられない状態であったことです。
子供が成長し発達していく過程では、愛情を受けるということが必要不可欠な要素です。子供の精神状態は、十分な愛情を与えたり、その時々の欲求に対して対応したりすることで、安定します。
精神的に安定していることで、子供は活発に遊んだり食事をしたり充分な睡眠を取ったりして健康的に生活することができます。健康的な生活は、成長や発達に非常に重要なのです。
しかし、愛情遮断症候群では愛情が足りないことで精神的に不安定になってしまい、成長や発達に障害が現れるのです。
母親に極度の育児ノイローゼがあったり、望んでいなかった妊娠であったり10代での妊娠であったり、貧困問題があったり、シングルマザーであったり、養育者が薬物中毒であったりすることなどが背景にあることもあります。
また、養育者自身が子供時代に十分な愛情を受けて育っていないということが子育てにも影響することもあります。
愛情遮断症候群の症状は、低身長や体重増加不良、脂肪のつき方の異常、筋肉の発達の異常などです。
愛情遮断症候群は、喜怒哀楽に対しての表情が乏しくなったりかんしゃくを起こしたり、養育者に寄っていかなくなったりなどの情緒面の症状も現れます。
さらに、精神的に不安定で不安を抱えている状態のため、睡眠の質が下がり何度も夜泣きをすることもあります。
愛情遮断症候群の改善方法は、子供に適切な愛情や栄養を与えることです。
しかし、養育者が病的であることに気付いていない場合や、精神状態が不安定であることもあります。そのため、親戚や友人など周りの協力も非常に大事になります。
症状が強い場合には、一時的に子供を保護することもあります。一時的にストレスが少ない環境で栄養のある食事を取り、健康的な生活を送ることで改善することもあるのです。
子供が愛情が足りていない環境に置かれていることを疑うポイントとして、おむつかぶれがひどいことや皮膚が汚いこと、汚い服を着ていることなどがあります。
愛情遮断症候群は育児放棄によって発症することもあるため、子供の環境を周りが見ておくことも大事です。
場合によってはおすわりや自立歩行の遅れなどの運動発達の遅れも見られる場合があるため注意しましょう。
・上星
・労宮
・天柱
上星は、緊張に効果を発揮するツボです。愛情遮断症候群で緊張が強くリラックスできないときにおすすめです。
上星を押すことで、血流が改善し鼻の通りが良くなる効果もあるため、鼻詰まりやいびきなどに対しても使われます。頭痛を和らげたり、頭が重い感覚の時にスッキリさせたりするときにも効果的です。
労宮の効果は、ストレスを和らげたり、胸の痛みを改善したり、緊張や不安を和らげたりすることです。特にイライラしたときにおすすめのツボです。
定期的に労宮を押すことは、ストレスを溜めないためにも役立つと言われています。
天柱は、自律神経のバランスを整える効果があります。愛情遮断症候群では精神的に不安定な状態になります。そのようなときに刺激をすることで気持ちを和らげる効果が期待できるのです。
他にも、肩こりやストレス、疲労回復にも効果的です。
上星は、前髪の生え際から2cmほど後ろに下がった場所にあります。押すと痛みを感じる場所のため、痛い所を探して押しましょう。
ただし、押したときに痛すぎると良くありません。気持ち良いと感じるくらいの力加減で押すことが大事です。
労宮は、拳を握ったとき、中指と薬指の間にあるツボです。
押すときは、深呼吸をしながら押すと良いでしょう。押す回数は、5秒間押す動作を5回繰り返すことがオススメです。労宮を押すとき、労宮だけではなく、労宮を中心に手のひら全体を押すこともオススメです。
天柱は、首の後ろにあります。後頭部のうなじの生え際部分の外側が天柱の場所です。
つかれているときやストレスを感じるときに定期的に押すことをオススメします。押しながら首を回すことで、ツボを押している指が奥まで入りやすくなるため、より効果が期待できます。