公開日:2022年 12月 1日
更新日:2022年 12月10日
本日は偽アルドステロン症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
偽アルドステロン症の原因は、グリチルリチン酸を含む医薬品を摂取しすぎていることです。
グリチルリチン酸は甘草の主成分で、多くの漢方薬や風邪薬や胃腸薬など色々な医薬品に含まれています。グリチルリチン酸には、優れた消炎作用があり、喉のはれや痛み、鼻粘膜や胃粘膜の炎症、目の炎症を鎮めたりすることによく使われます。
しかし、アルドステロンと似たはたらきがあり摂取しすぎると、ナトリウム貯留、カリウム排泄促進が起こるのです。
偽アルドステロン症の主な症状は、しびれや体のだるさ、手足の脱力感や血圧の上昇、筋肉痛やこむら返り、頭痛、食欲の低下や動悸、吐き気や嘔吐などです。
初期の段階で見られる症状は、手足のだるさやしびれです。その後、だんだんと体に力が入りにくくなったり、筋肉痛やこむら返りが見られたりするようになります。
さらに症状が進むと、意識がなくなったり息苦しさを感じたりすることもあります。
偽アルドステロン症を改善するためには、原因と考えられる医薬品の使用を止めることが大事です。
スピロノラクトンは、アルドステロンのはたらきを抑えるため、偽アルドステロン症の改善に有効であると言われています。
偽アルドステロン症はカリウム値の低下で起きるため、場合によっては改善のためにカリウム製剤を使うこともあります。ただし、尿の中にカリウムが増えて外に出るため、あまり効果がないとも言われています。
偽アルドステロン症の症状は、原因となっている薬を止めて適切に改善を行うことで、数週間ほどで症状がおさまると言われています。しかし、悪くなると、歩行困難や呼吸困難など非常に重い症状が現れることもあります。
そのため、できるだけ早い段階で改善を行うことが大事です。だんだん手足の脱力感やしびれがひどくなっている場合やなかなか筋肉痛が改善しない場合は、偽アルドステロン症の可能性もあります。
偽アルドステロン症の判断をしたり原因となっている医薬品をやめたりするときは医師の判断が必要です。疑わしい症状がある場合は病院に行くことをお勧めします。
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