間歇性跛行の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2023年  3月23日

更新日:2024年  2月 2日

本日は間歇性跛行について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 間歇性跛行とは
  • 間歇性跛行の原因
  • 間歇性跛行の症状
  • 間歇性跛行の改善方法
  • 間歇性跛行のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

間欠性跛行は歩き続けることができない状態

間欠性跛行は、歩いているときにふくらはぎなどの筋肉が痛み、歩き続けることができない状態のことです。

 

一定の距離を歩くと、ふくらはぎなどに痛みが現れたりしびれたりして段々と歩くことができなくなり、しばらく休むとまた歩けるようになります。

 

しかし、そのまままた歩き続けていると再び痛みやしびれが現れて歩けなくなります。

 

間欠性跛行の原因には、神経性と血管性の2種類の病気が関わっています。

間歇性跛行の原因は、神経性と血管性の2種類の病気

間歇性跛行の原因は、神経性と血管性の2種類の病気があります。

 

神経性の場合は、腰部脊柱管狭窄症が原因です。腰部脊柱管狭窄症は、加齢などによって背骨が変形して背骨の神経が圧迫されことで痛みが起きる病気です。

 

腰部脊柱管狭窄症が原因で間歇性跛行になっている場合、前かがみで少し休むと症状が軽くなるという特徴が現れます。

 

血管性の場合は、閉塞性動脈硬化症が原因です。閉塞性動脈硬化症は、脚の血管に動脈硬化が起こって血液の流れが悪くなる病気です。

 

通常、歩くときは安静時より10~20倍の血液が脚の筋肉には必要です。しかし、血流が悪いと筋肉に血液と酸素がきちんと届かず、筋肉が酸素不足になることで痛みが起こるのです。

間歇性跛行は、特に歩行時に下肢に痛み、けいれん、疲労感、または不快感を感じる状態を指し、休息することでこれらの症状が改善される特徴があります。この症状は主に、下肢への血流が不十分になることによって引き起こされます。間歇性跛行の主な原因は以下の通りです。

 

1. PAD

最も一般的な原因で、動脈の動脈硬化により下肢への血流が減少します。プラークが動脈内に形成され、動脈を狭窄させることで血流が制限され、筋肉が十分な酸素を受け取れなくなります。

 

2. 糖尿病

糖尿病は血管の損傷を引き起こし、動脈硬化を促進します。これにより、下肢への血流が減少し、間歇性跛行を引き起こすことがあります。

 

3. 喫煙

喫煙は動脈硬化のリスクを高め、PADの発症につながる主要なリスクファクターです。

 

4. 高血圧

高血圧も動脈硬化を促進し、下肢への血流減少を引き起こす可能性があります。

 

5. 高脂血症

血中の高いコレステロールレベルは、動脈内のプラーク形成を促進し、PADのリスクを高めます。

 

6. 肥満

体重が増加すると、心血管系への負担が増え、PADを含む様々な心血管疾患のリスクが高まります。

 

7. 運動不足

定期的な運動不足は、心血管系の健康に悪影響を及ぼし、PADのリスクを高める可能性があります。

間欠性跛行の症状は歩いている時に現れる足のしびれや痛み

間欠性跛行の症状は、歩いている時に現れる足のしびれや痛みです。歩いていると足の力が入らなくなることもあります。

 

歩き続けることができなくなり、休むとまた歩くことができるようになりますが、歩くことを再開するとまた歩くことができなくなります。

 

他にも、トイレが近くなったり排尿障害が現れたり、便秘が見られたりすることもあります。

間歇性跛行は、主に下肢の筋肉に血流が不十分なために生じる症状で、特に運動時に顕著になります。症状は休息すると改善することが特徴です。以下に、間歇性跛行の主な症状を詳しく説明します。

 

1. 痛みや不快感

下肢に運動時に痛みやけいれん、重だるさ、疲労感、または不快感を感じます。この痛みは、歩行や階段の上り下りなど、筋肉に負担がかかる活動時に発生しやすく、休息すると通常は改善します。

 

2. 筋肉の疲労感

関連する筋肉に疲労感が出ることがあり、これは運動中に特に顕著になります。

 

3. 冷たい感じやしびれ

血流不足により、患部の肢体が冷たく感じたり、しびれたりすることがあります。

 

4. 歩行距離の制限

痛みや不快感により、特定の距離を歩いた後に休息が必要になるため、歩行可能距離が制限されます。

 

5. 皮膚変化

肌色が変わったり、肌が薄くなったり、髪の成長が遅くなったりすることがあります。

 

6. 傷の回復が悪い

血流が不十分なため、小さな傷や擦り傷が回復しにくくなることがあります。

 

7. 足の脈拍の減少

感染部の足の甲や足首で脈拍を感じにくくなることがあります。

 

間歇性跛行の症状は、血流不足の程度や基礎となる病気の影響によって異なります。

間欠性跛行の改善方法は、薬を使うこと

間欠性跛行の改善方法は、薬を使うことです。使う薬は、神経の周りの血行を良くする薬や痛みを和らげる薬です。

 

他にも、リハビリテーションを行ったりコルセットや神経ブロック注射などを行ったりすることもあります。

 

日常生活に問題が出るほど歩くことができない場合は、手術を行うこともあります。手術によって神経の圧迫を取り除くのです。

間歇性跛行の改善では、主にその根本原因であるPADの管理に焦点を当てます。改善の目的は、症状の管理、動脈の健康の改善、および心血管系のリスクの低減です。以下に、間歇性跛行の改善法を詳しく説明します。

 

1. ライフスタイルの変更

禁煙: 喫煙はPADの進行を加速させるため、禁煙は改善の最初のステップです。

運動法: 定期的な歩行などの運動プログラムは、症状の改善と歩行距離の延長に役立ちます。特に監督下でのウォーキングプログラムが推奨されます。

食事: 心血管系の健康に良い食事を心がけ、コレステロールと血圧の管理に努めます。

 

2. 薬

スタチン: LDLコレステロールを下げるために使用され、動脈のプラーク形成を減少させます。

抗血小板薬: アスピリンやクロピドグレルなどの薬剤は血栓の形成を防ぎ、血流を改善します。

血圧降下薬: 高血圧の管理に使用されます。

糖尿病の管理: 血糖コントロールが重要です。必要に応じて、経口血糖降下薬やインスリンが処方されます。

痛みの管理: 重度の痛みには、特定の痛み止めが処方されることがあります。

 

3. 血管再建手術

血管バイパス手術: 狭窄部位を迂回するために、他の血管を使用して新たな経路を作ります。

血管形成術: カテーテルを用いて狭窄部位を広げ、場合によってはステントを留置して血管を開くことで血流を改善します。

 

4. 特定の症例向けの改善

シリンダーストッキング: 足の腫れを管理するために使用されることがあります。

足部のケア: PADでは足の傷が回復しにくいため、適切な足部ケアが必要です。

 

間歇性跛行の改善には、症状の重さ、全体的な健康状態、そして生活習慣に応じた個別のアプローチが必要です。

間歇性跛行の改善に使用される薬物は、主にその原因であるPADの進行を遅らせ、症状を管理することを目的としています。以下に、間歇性跛行の改善において一般的に使用される薬物を詳しく説明します。

 

1. 抗血小板薬

アスピリン: 血小板の凝集を防ぎ、血栓の形成を抑制することで、血流を改善します。心血管イベントのリスクを減少させるために広く使用されます。

クロピドグレル (Plavix): アスピリンと同様に血小板の凝集を防ぐことで血栓を抑制します。アスピリンに対してアレルギーがある場合や、特定の状況下でアスピリンよりも好まれることがあります。

 

2. スタチン (脂質低下薬)

アトルバスタチン (Lipitor)、シンバスタチン (Zocor) など: LDLコレステロールを低下させ、動脈内のプラーク形成を減少させることで、動脈硬化の進行を遅らせます。

 

3. 血圧降下薬

高血圧の管理にはさまざまな種類の血圧降下薬が使用されます。これにはACE阻害薬(例: ラミプリル)、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARBs、例: ロサルタン)、カルシウムチャネルブロッカー(例: アムロジピン)、β遮断薬(例: メトプロロール)などが含まれます。

 

4. 糖尿病の薬

血糖をコントロールするために、メトホルミンやSGLT2阻害薬(例: エンパグリフロジン)、GLP-1受容体作動薬(例: リラグルチド)など、糖尿病の改善の薬が処方されることがあります。

 

5. 特定の症状を対象とした薬

シランダク: 血管拡張作用と血小板凝集抑制作用を持ち、特に間歇性跛行の症状の改善に有効であることが示されています。シランダクは歩行距離を延ばし、痛みを軽減することができますが、心臓の病気のある人には推奨されません。

 

これらの薬は、全体的な健康状態や他の持病との相互作用を考慮して、医師によって慎重に選択されます。

間欠性跛行を防ぐためには

間欠性跛行は、症状が進むと段々と日常生活を送ること難しくなってくるため、症状が出てきたときはできるだけ早く病院に行くことが大事です。

 

間欠性跛行を防ぐためには、腰に負担のかかる動きをできるだけ避けて、適度の背骨を動かすことが大事です。

 

また、間欠性跛行になってもすぐに歩くことができなくなるわけではありません。歩く姿勢や歩く時間、腰にかかる負担などを考えて動くように心がければ歩ける状態は保つことができます。

間欠性跛行に効果的なツボ

環跳

腎兪

風市

環跳

環跳は、股関節周りの血行が良くなるツボです。刺激をすることで、たまっていた老廃物が流れ、筋肉の緊張をほぐしてくれます。

 

環跳は、ひざの痛みや股関節痛、頭痛、神経痛などの症状にも効果があるツボですが、美容面でもヒップアップに効果的です。

腎兪

腎兪は、下半身の不調だけではなく全身の不調を改善するツボです。万能なツボとも呼ばれることがあります。

 

腰が重い時や足がだるい時などにも効果的で、他にもめまいや耳鳴り、消化不良や食欲不振、体の疲れやむくみなど色々な症状に効果を発揮します。

風市

風市は、下肢の麻痺や膝関節炎、脳血管障害後遺症、頭痛やめまい、坐骨神経痛や耳鳴りなどの症状に対して効果を発揮します。

 

足全体に広がる痛みやだるさには非常におすすめです。他にも腰痛、足の疲れや麻痺にも効果的で、美容面では足痩せにも効果的です。

ツボの位置と押し方

環跳

環跳は、腰の両脇の大腿骨の先端から少し後ろのへこんでいる部分にあります。

 

押すときは、親指の腹を使って押します。親指の先で押さえて体の中心に向かって押します。少しずつ力をかけて押していましょう。

腎兪

腎兪は、第二腰椎の棘突起の下、脊柱の両側で指幅2本分の場所にあります。へその高さで腰に手を置いたとき親指が届く場所です。

 

腰が痛いときは、お灸やカイロで温めることもおすすめです。

風市

風市のツボはふとももの外側にあります。まっすぐ立ち、ちょうど腕を真下に垂らしたとき、中指の先が当たる場所です。

 

押すと、鋭い痛みが走ります。押すときは3秒かけて3秒間キープ3秒かけて離しましょう。

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