公開日:2022年 6月23日
更新日:2022年 7月 1日
本日は心因性難聴について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
心因性難聴の原因は、精神的なストレスです。強いストレスや不安を抱えている時におこります。家族や友達など周りの人との人間関係のトラブルなどが原因となって起こることが多いです。
心因性難聴が起こりやすい性格は、幼児的性格や依存心が強い性格です。
最近、日本では、学童期の子供の心因性難聴が増えています。これは、家族や友達や先生との心理的葛藤や学校や家庭の環境によるストレスが原因であることがほとんどです。ストレスや葛藤から逃げるために難聴が起きるのです。
心因性難聴の症状は、両側に突然現れます。特徴は、聴力を調べた結果からわかる難聴の度合いに比べて、日常会話にあまり支障がないということです。
心因性難聴では、器官に障害が起きているわけではありません。そのため、実際は音は聞こえていますが、脳で音を感じることができない状態になります。
学童期の心因性難聴の場合は、自分自身で難聴に気づいておらず学校などで調べた時に発見されることもあります。
心因性難聴の改善方法は、原因となっているストレスを軽くすることです。まずは聞こえに関する器官には特に障害が起きていないということを自分も家族などの周りの人も理解をすることが必要です。
定期的に聴力を調べて様子を見ながら原因と考えられる精神的ストレスを軽くすることが大切です。原因となっているストレスがわからない場合は、まずはストレスの要因を見つけることが大事になります。
必要な場合は、精神科などに行き相談して改善を進めることもあります。
心因性難聴は、明らかに原因が精神的ストレスである難聴です。意図的に難聴を装って起こる難聴もあります。その場合は、心因性難聴ではなく詐聴と言います。
詐聴の場合は、改善を行う必要はありません。
・期門
・太衝
・内関
期門は、精神的に落ち着かない時や動悸がする時に効果を発揮するツボです。
なんとなくイライラするときや精神的に落ち着かないときは、肝臓の力が強くなり、体の中にエネルギーが溜まって発散することができていないことから起こることが多いです。
期門は肝臓に作用するツボで、肝臓に溜まった余分なエネルギーを発散する効果があります。
精神的な症状に作用するため、精神的なストレスが原因で起こる心因性難聴を改善するためにも効果が期待できます。
太衝は、肝経に属しているツボです。肝経は、肝臓や筋肉、目などの普段使っている体の部分と大きく関わっているため、太衝を刺激することで、肉体疲労や精神的ストレス、眼精疲労、肝臓の疲れなどに効果を発揮します。
精神的ストレスに効果を発揮することから心因性難聴にも役立つ可能性があります。
内関は、精神を安定させる効果があります。そのため、心因性難聴にも効果が期待できます。
乗り物酔いや胃の痛み、喉の痛み、胃の不快感にも効果的です。二日酔いで辛い時にもおすすめのツボです。
期門は、第六肋骨と第7肋骨の間(にあるツボです。探すときは、乳頭から指4〜5本分下に下がったところを探しましょう。ピンポイントで探すよりも、何となく押していき、響くような感覚があるところを刺激することをお勧めします
胃の不調などの時に強く押しすぎると、気持ち悪くなってしまう可能性もあるため、軽く押すことを心がけましょう。
太衝は、足の甲にあるツボです。足の親指と人差し指の骨が交わる部分の前にあるへこみにあります。
擦るようなイメージで、骨の間を足首に近い方から指先の方に向かって押しましょう。
内関は、手のひらを上に向けた時に手首にできるしわの真ん中から指3本分肘の方に向かって進んだところにあります。
押した時に軽くへこんだり、気持ち良いと感じるくらいの痛みがあれば適切な力で刺激できています。親指を使って広めに刺激しましょう。
11時から21時
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