公開日:2022年 2月23日
更新日:2022年 5月19日
今日は傾眠について解説させていただきます。
☆本記事の内容
・傾眠とは
・傾眠の原因
・傾眠の症状
・傾眠の改善方法
・傾眠のまとめ
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
傾眠は、周りからの軽い刺激で意識が戻るくらいの浅い眠りの状態のことです。うとうと眠っていても肩を叩いたり、名前を呼びかけたりすることで意識が戻るのです。
傾眠は意識障害の1つで、傾眠が続くと、食欲の低下や持病の悪化するなどの問題につながることがあります。傾眠が続く場合は、医者に相談に行ったり、家族など身近な人にサポートしてもらったりすることが大事になります。
傾眠は、病気の初期症状である可能性もあります。そのため、1日に何度もうとうとしている場合は注意が必要です。
傾眠の原因は色々あります。脱水症状や認知症、内科系の病気や慢性硬膜下血腫、過眠症、食事性低血圧など様々です。
さらに薬の副作用によって起きることもあります。特に、抗てんかん薬は、脳細胞の興奮を抑える働きのある薬のため副作用として傾眠につながる可能性があります。
認知症で使われる薬や花粉症などでよく使われる抗ヒスタミン薬にも副作用で傾眠につながりやすいものがあります。
また、年齢を重ねることによって自然に起こることもあります。急激に傾眠が出てきた場合は注意しましょう。ただし、急激ではなく、日中にうとうとする時間や頻度が増えたという場合は特に大きな問題ではないと考えられます。
傾眠が続くと、食欲が下がったり持病が悪化したり、誤嚥のリスクが高まったりします。
さらに、介護事故にも繋がってしまう可能性があります。介護施設では、椅子や車いすで傾眠している場合もあり、そのままにしておくと転落して介護事故につながる危険性もあるのです。
傾眠を改善するためには、まず医師に相談することが大事です。医師に相談することで、原因を突き止め、改善できる可能性があります。
改善のためには、周りの人のサポートも大事になります。こまめに水分補給を行うように見守ったり、頻繁に話をしたり散歩をしたり、昼寝をしすぎないように確認することで症状の改善につながります。
原因が薬の副作用である場合は、薬の量や食事の時間を見直すことが改善につながることもあります。食事性低血圧が原因の場合は、食事の内容や摂り方などを見直すことが改善に対して良い効果をもたらすことが期待できます。
傾眠という症状があるということを認識しておくことが大事です。日常的に意識しておくことで、傾眠の原因が病気の場合でも早めに病気の改善に取り掛かることができます。
傾眠は、症状を改善するために長い期間がかかることもあります。そのため、焦らずに改善に取り組みましょう。
また、周りの人のサポートも改善のためには非常に大事になります。サポートする姿勢がわかることで、安心して生活することができるという効果もあります。
家族の人は、日常生活をする上で工夫をして生活を行なっていくことが必要なのです。
・合谷
・中衝
・太陽
合谷は眠気を覚ます効果があります。そのため、うとうとしかけたときに刺激をすることで、改善する可能性があります。周りの人が押してあげても良いでしょう。
合谷は、いろいろな症状に効果的であると言われているツボでもあります。そのため、疲れ目や肩こり、頭痛や鼻血、鼻水、歯痛、視力の低下、疲れやストレスなどにも効果を発揮します。
中衝は、目が覚める効果があると言われているツボのため、眠気がある時に刺激をすることがお勧めできます。傾眠によってうとうとしている時にも刺激をすることで眠気が改善することが期待できるのです。
眠気を覚ますことで気分も清々しくなる効果があります。
太陽はこめかみ付近にあるツボで、眼精疲労に効果を発揮するツボです。かすみ目や疲れ目などの症状がある時に押すと、症状の改善が期待できるのです。
頭痛や肩こりなどにも効果的で、刺激をすることで眠気を覚ます効果も期待できます。
合谷は、手の背面の親指と人差し指の間にあるツボです。探すときは、親指と人差し指の骨の合わさっている場所にある窪んでいる部分を探しましょう。
押す時のコツは、なるべく大きく親指と人さし指を開くことです。大きく指と指の間を開くことによってツボを押しやすくなるためです。押すと痛いことも多いですが押した瞬間が痛いと感じるくらいの強さで刺激をしてみましょう。
中衝は、手の中指にあるツボで、爪の生え際の親指に寄ったところにあります。
押すときは、中指を反対の手の親指と人差し指で挟むようにして指の腹で押します。呼吸に合わせて押しましょう。
太陽は、こめかみから目尻に向かったところにある骨の際のくぼみにあります。
押すときは、人差し指や中指を使って押します。左右にあるツボを両方同時に押しましょう。押して刺激をするだけではなく、指の腹を使ってツボの周りを円を描くようにほぐしていく方法も効果的です。
11時から21時
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