鼻涙管閉塞症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 5月23日

更新日:2022年 6月20日

本日は鼻涙管閉塞症の鍼灸について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 鼻涙管閉塞症とは
  • 鼻涙管閉塞症の症状
  • 鼻涙管閉塞症の原因
  • 鼻涙管閉塞症の改善方法
  • 鼻涙管閉塞症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

鼻涙管閉塞症は鼻涙管が狭くなったり塞がったりして涙が目にたまる

鼻涙管閉塞症は、目と鼻をつなぐ鼻涙管が狭くなったりふさがったりして涙が目にたまる病気のことです。鼻涙管閉塞症を発症すると、涙が流れて止まらなくなります。

 

鼻涙管閉塞症には先天性の場合と後天性の場合があります。特に後天性では、多くの場合、点眼薬や涙道ブジーなどでもなかなか改善が見られず、手術を行うこともあります。

 

先天性の場合は、生後間もない新生児に見られ、生まれつき鼻涙管が変形していたり管の中に何かが詰まっていたりして塞がっていることが原因となります。

下まぶたに涙がたまって止まることなく流れ落ちる

鼻涙管閉塞症の症状は、下まぶたに涙がたまって止まることなく流れ落ちることです。 たまった涙によって、鼻涙管が細菌に感染をすることもあります。鼻涙管が細菌に感染して発症する病気を涙嚢炎と言います。

 

涙嚢炎を合わせて発症した場合、涙に粘液や膿が混ざったり、瞼が腫れたりすることがあり、特に寝起きに大量の目やにが見られます。

鼻涙管閉塞症の原因は、先天性の場合と後天性の場合がある

鼻涙管閉塞症の原因は、先天性の場合と後天性の場合があります。後天性鼻涙管閉塞症の原因として考えられていることには外傷や腫瘍などがありますが、多くの場合は原因がわからないと言われています。

 

先天性鼻涙管閉塞症の原因としては、鼻涙管から鼻腔に通じる場所に膜が残ってしまうことが原因であると考えられています。

 

涙腺は目尻側のまぶたの上にあり、涙腺で作られた涙は、目頭にある涙嚢の中に入って鼻涙管を通り鼻から外に出ています。

 

しかし、新生児では鼻涙管から鼻腔に通じる場所に膜が残ってしまうことがあり、鼻涙管が塞がってしまうことがあるのです。

なかなか改善が見られない場合は、手術を行うこともある

鼻涙管閉塞症は、原因がわかっている場合は鼻涙管閉塞症の原因を改善することで改善に取り組みます。

 

原因がわからない場合は、点眼薬を使ったり涙道ブジーなどをしたりして改善に取り組みます。なかなか改善が見られない場合は、手術を行い、涙の通り道である涙嚢と鼻を通すことが必要になります。

 

先天性鼻涙管閉塞症の場合は、呼吸をすることで塞がっている部分が開いたり、涙液の分泌が活発化したりすることで症状が落ち着き、多くの場合、自然に改善に向かうと言われています。

先天性鼻涙管閉塞症の手術

先天性鼻涙管閉塞症は多くの場合、自然に改善に向かうと言われています。ほとんどの先天性鼻涙管閉塞症の人は1歳までに改善するとされています。

 

しかし、改善するまでの長い期間、頻繁に病院に通って洗浄を行うことが必要になります。そのため、3ヶ月~6ヶ月を過ぎても鼻涙管が塞がっている場合は、手術をすることができます。

 

必ずしも手術が必要なわけではなく、1歳になるまで経過を見ることもできます。

鼻涙管閉塞症に効果的なツボ

魚腰

魚尾

巨髎

魚腰

魚腰は、ドライアイや目の疲れに効果的なツボです。目につながる神経は表皮の近くまできています。そのため、魚腰を刺激することで涙の分泌を促したり目の疲れを和らげたりする効果があるのです。

 

鼻涙管閉塞症は涙の分泌によって改善につながることもあります。そのため、魚腰の刺激は​鼻涙管閉塞症の改善にも効果が期待できるのです。

魚尾

魚尾は、目の乾燥に効果的なツボです。魚尾を刺激することで、めの周りの方ねのつなぎ目が緩むことで、目が潤う効果があります。

 

さらに、魚尾は偏頭痛やめまい、顔面神経の痙攣を和らげたり、シワを改善したりする効果もあります。

巨髎

巨髎は、鼻炎や鼻水、鼻詰まりや鼻かぜ、目の病気などに対して効果を発揮するツボです。鼻涙管は目と鼻を繋いでいるため、鼻の通りが良くなることや目の病気が改善されることで改善にも効果が期待できるのです。

 

他にも歯の痛みなどによく使われるツボです。

ツボの位置と押し方

魚腰

魚腰は、瞳の真上で眉毛の上にあります。

 

魚腰は、目の近くにあるツボのため、強い力で押さないことが非常に重要です。目を閉じて、目の奥に響くような感覚を感じるくらいの力で優しく押すことで、涙が分泌される感覚を感じることができます。

魚尾

魚尾の場所は、目尻です。

 

押すときは、強く押しすぎないことが大事です。目の周りは繊細な部分のため、優しく、目の奥に響くような感覚を感じることができるくらいの強さで押しましょう。

巨髎

巨髎は、まっすぐ前を見たとき黒目のある場所から真下に引いた線と小鼻の下から横に向かって引いた線が交わる部分にあるツボです。

 

押すときは上に向かって押すイメージで押します。親指を使って押しましょう。3秒~5秒かけてゆっくり押していき、3秒~5秒かけてゆっくりはなすと良いでしょう。

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