神経性胃炎の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 6月 2日

更新日:2022年 2月16日

本日は神経性胃炎について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 神経性胃炎とは
  • 神経性胃炎の原因
  • 神経性胃炎の症状
  • 神経性胃炎の改善方法
  • 神経性胃炎のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

神経性胃炎は、胃に病気がなくても精神的な不安が胃の症状に現れる

神経性胃炎は、胃に全く病気が見られないにもかかわらず精神的な不安や苦痛が胃の症状となって現れることです。

 

主に胃の病気のような症状が現れ、胃もたれや胸やけ、吐き気、胃の痛みなど様々です。

 

神経性胃炎は病気によっておこっているものではないため、体の色々な部分を調べて病気がないという確認ができたら、症状が危険なものではないということをきちんと自分で理解することが必要です。

神経性胃炎の原因は精神的な不安や苦痛

神経性胃炎の原因は精神的な不安や苦痛です。大きなストレスを抱えていたり、疲れていたりすることによって自律神経が乱れ、過剰に胃酸が分泌されることによって起こる胃炎です。

 

そのため、原因となる病気はありません。精神的な問題で胃に症状が現れるのです。

神経性胃炎の症状は、胃の病気とほとんど同じ

神経性胃炎の症状は、胃の病気とほとんど同じです。胃もたれや胸やけ、吐き気や胃の痛みなどが症状として現れます。

 

自分は病気であるという思い込みを強く持ってしまっている場合は、体全体に倦怠感を感じたり、夜眠れなかったり大きな不安を感じたりすることもあります。

 

さらに思い込みが強かったり考え込んでしまったりすると、抑うつのような状態になってしまうこともあります。

神経性胃炎を改善する方法は、生活習慣を整えることと薬

神経性胃炎を改善する方法は、生活習慣を整えることと薬です。

 

改善のために使う薬には、胃酸の分泌を抑える薬や漢方薬があります。精神的な問題から起こる胃の症状のため、抗うつ薬や抗不安薬などを使うこともあります。

 

神経性胃炎の改善のためには生活習慣を整えることも非常に大切です。睡眠時間を十分に確保するなどしてストレスや疲れをなるべく溜めないように心がけましょう。

 

食事は胃腸に優しいものにすることをお勧めします。適度な運動は気分転換にも効果的です。負担にならない程度に運動をすることも良いでしょう。

生活習慣を見直すことと早めに調べて安心することが大事

神経性胃炎は日本人の4人に1人が経験していると言われています。ストレスを感じることが多い現代でよく見られる現代病なのです。

 

改善のためには、アルコールを飲みすぎないことや禁煙を心がけることなども必要です。食事は、規則正しくよく噛んでゆっくりと食べると良いでしょう。

 

消化に負担のかかる甘いものや脂肪分の多いもの、濃い味付けのものなどは避けましょう。強い香辛料なども胃を刺激してしまうため、避けた方が良いです。

神経性胃炎が起こった時は、病院できちんと話を聞き、危険な症状ではなくストレスが主な原因であるということを理解する必要があります。

 

大きなストレスや疲れが主な原因のため、特に薬などで改善を行わなくても生活習慣を見直しただけで改善することもあります。

 

症状は人によって様々あるため、薬を使って改善を行うことも多いですが、神経性胃炎が大きな不安になってしまう前に早めに病院に行って調べることが大切です。神経性胃炎では、安心することが改善のためにも非常に大切なのです。

神経性胃炎に効果的なツボ

梁丘

労宮

太白

中脘

梁丘

梁丘は、胃の痛みや胃もたれに効果を発揮するツボです。腸の動きを正常にする働きもあると言われています。

 

胃痙攣の発作にも非常に有効であるとされており、胃痙攣によって起きる胸焼けにも効果があります。下痢にも効果的で、急性の下痢にも慢性の下痢にも使われます。

 

他にも膝関節炎や足のだるさにも効果的です。

労宮

労宮の労は労働という意味で、 労宮の宮は中央という意味です。労宮は働く手の中央にあるツボなのです。

 

労宮は心包経という経絡に属し、 精神機能を司っています。そのため、労宮は、脳の活性化を促す作用があり、脳が活性化されることによって緊張が和らぐ効果につながります。

 

さらに、筋肉の疲れを和らげる効果もあります。

太白

太白は、脾の調子を整える働きのあるツボで、脾経の原穴にもあたります。

 

太白は、食欲がでない時ややる気が出ない時などに効果的なツボです。さらに、下痢や嘔吐、腹部膨満感などの消化器に現れる症状に有効です。

ツボの位置と押し方

梁丘

梁丘は、膝蓋骨の外側から指3本分上がったあたりにあります。

 

押すときは、足が床に着く高さの椅子に座り、両手で包み込むように親指で押します。3~5秒ツボを押し、離す動作を3分繰り返すことをお勧めします。

労宮

労宮は、手を軽くグーに握ったとき、人差し指と中指の先になる部分の間にあります。

 

押すときは、手を軽くグーにして反対の手の親指で押します。

太白

太白は、足の親指の付け根にある太い骨の内側で、膨らみの後ろのへこんでいる部分にあります。 探すときは、足の甲の親指の骨の下を足首の方から撫でて下がっていき、骨の膨らみにあたった場所という意識で探しましょう。

 

押すときは、息を吐きながらゆっくり押します。親指で3~5秒、気持ち良いと感じるくらいの力で押しましょう。

おすすめ記事

営業時間

11時から21時

営業日
 

11時~21時迄

休業日

年末年始

お問合せ
080-1802-9798