精索静脈瘤の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年  9月23日

更新日:2022年 10月 2日

本日は精索静脈瘤について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 精索静脈瘤とは
  • 精索静脈瘤の原因
  • 精索静脈瘤の改善方法
  • 精索静脈瘤のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

精巣から心臓へ戻る血液が逆流し、静脈が瘤のようになる病気

精索静脈瘤は、精巣から心臓へ戻る血液が逆流してしまい、静脈が瘤のようになる病気のことです。

 

精巣は陰のうという袋の中に入っており、体とつながっています。体と精巣がつながっている部分は陰のうから上のほうへ向かって伸びています。これが精索です。

 

精索は、精子の通り道である精管や血管、リンパ管、神経などが束になったもので、その中でも静脈は精巣から心臓まで血液が戻る通り道になっています。

 

静脈は、精索で細かく枝分かれして網の目のようになっていますが、血液の流れが逆流することで拡張し、瘤のような状態になると精索静脈瘤と言います。

精索静脈瘤の原因は、静脈の中の血液が逆流してしまうこと

精索静脈瘤の原因は、睾丸から腎静脈に向かう精索静脈の血液の流れに問題があり、静脈の中の血液が逆流してしまうことです。

 

血液が逆流しないために弁がありますが、加齢などによって弁の機能が低下すると血液が逆流することがあるのです。

 

血液が逆流すると、精索にこぶができ、こぶによって腹部などであたためられた血液が精巣に逆流すると、精巣の温度が高くなり、機能不全で上手に精子を作ることができなくなります。

精索静脈瘤のほとんどは、特に症状がない

精索静脈瘤のほとんどは、特に症状がありません。たまに静脈瘤のある側の陰のうや鼠径部に痛みや不快感が現れることもあります。

 

陰のうや鼠径部の痛みや不快感は、長い時間立っているときや、腹部に力が入っているときに現れることが多いです。

 

特に症状がなくても、温かい血が静脈瘤の中に滞ることで精巣の温度が上がることで、精巣が精子をつくる働きに影響が及び、乏精子症や精子無力症につながることもあります。

精索静脈瘤の改善方法は、手術

精索静脈瘤の改善方法は、手術です。ただし、特に症状がなく、日常生活を送る上で問題となることがない場合はそのまま放っておいても特に問題ありません。

 

症状がある場合や男性不妊症の原因が精索静脈瘤であると考えられる場合は手術を行って改善に取り組みます。一般的な手術は、精巣静脈を切断して血液の逆流を防ぐ方法です。

何も症状がなく日常生活を送る男性の中で約1〜2割に見られる

精索静脈瘤は、特に何も症状がなく日常生活を送っている男性の中で約1〜2割に発症が見られると言われていますが、症状がない場合は改善に取り組み必要はありません。

 

何かの症状がある場合や気になることがある場合は、病院で相談をすることが大事です。

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