公開日:2022年 6月 3日
更新日:2022年 6月12日
本日は多発性硬化症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
多発性硬化症の原因は、脱髄が起き、情報がスムーズに伝わらなくなることです。脱髄は、神経細胞から出ている軸索という突起を覆っている正常なミエリンが壊れて中の軸索がむき出しになることです。
なぜ脱髄が起きるのかということについては今のところ完全には明らかになっていません。考えられていることとしては、リンパ球などの免疫系が間違えて自分の体を攻撃してしまうということです。
多発性硬化症では、体のいろいろな部分に障害が起こります。主に、手足の痛みやしびれ、歩きにくさ、視力の低下、目の奥の痛み、頻尿、残尿、勃起不全、理解力の低下、物忘れなどです。
手足の感覚が鈍くなったり過敏になったり、物がぼやけて見えたりすることもあります。
多発性硬化症では、いろいろな症状が体のいろいろな部分に現れるのです。症状は、同時に出ることも順番に少しずつ出ることもあります。
多発性硬化症を完全に改善する方法は今のところありません。しかし再発を予防するための薬はいろいろあります。
日本では、再発寛解型の場合、インターフェロンβとグラチラマー、ナタリズマブ、オファツムマブの注射やフィンゴリモド、フマル酸ジメチルの内服が再発を予防するために使われている薬です。
強い症状が現れている時には、大量のステロイドを数日間にわたって断続的に投与する方法で改善を行います。
症状の程度が重い場合は、血液を透析と同じ方法で体の外に出し、過剰に増えた抗体を取り除いてから体の中に戻す方法で改善に取り組むこともあります。
多発性硬化症ではいろいろな症状が現れるため、現れている症状を和らげることを目的に薬などを使って改善に取り組むこともあります。
多発性硬化症では、体温や気温が上がると、一時的に症状悪くなることがあります。このことをウートフ徴候といいます。
ウートフ徴候を防ぐためには、運動をするとききちんと水分を摂取し、こまめに休憩を取ることを心がけましょう。また、冷却スプレーで体を冷やすなどの工夫をし、体温が上がりすぎないように注意しましょう。
腸内環境を健康に保つことも非常に大切です。栄養のバランスが良い食事を心がけましょう。
多発性硬化症の発症や進行と喫煙が関係していると言われているため、禁煙することも大事です。
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