公開日:2019年 12月23日
更新日:2022年 3月 9日
本日は女性の薄毛について解説させていただきます。
女性の薄毛について
こういった薄毛の悩みについて、わかりやすく解説していきます。
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
薄毛を理解するにあたり、次の3点が大切です。
40代から50代女性の7割が薄毛に悩んでいるとゆうデータが報告されています。
薄毛に悩むのは男性に多いイメージですが、女性も中年期以降、加齢とともに頭皮の栄養吸収率が下がり髪の毛が抜けやすくなります。
“薄毛のせいで見た目が一気に老けて見えて人にあまり会いたくない。自信が持てず外に出たくない。
こんな自分を責めてみても髪の毛は抜けるばかり。一体どうすればいいの?”
このような「女性特有の薄毛の悩み」はここで解決できます。
健やかな頭皮環境を取り戻し、あなたの自信を喪失させる薄毛を解決していきましょう。
この記事では、女性の薄毛の原因・対策・改善法を3段階に分けて解説します。
女性の薄毛は3種類の「体質変化」が原因となって起こります。
それぞれ原因によって髪の毛の抜け方も変わるので詳しく見ていきましょう。
薄毛の原因は3つに分けられます。
「加齢」による薄毛は最もよく知られている原因です。
毛細血管の働きが加齢とともに衰え、髪の毛に十分な栄養素を届けられなり引き起こされます。
髪の毛は「毛母細胞」とゆう細胞から作られていますが、毛母細胞は頭皮の「毛乳頭」とゆうところから栄養を吸収して育ちます。毛乳頭は毛細血管へとつながります。
必要な栄養素を吸収できない髪の毛は、やがて頭皮から抜け落ちてしまいます。
日常に現れる特徴として、
このような症状が目立つ場合は加齢による「びまん性脱毛症」と考えられます。
こちらの病気は、中年期の女性によくみられる症状として知られているのです。
2つ目は「ホルモンバランスの乱れ」が原因で起こるケースです。
髪の毛には成長期⇒退行期⇒休止期という3つのサイクルがあります。
ヘアサイクルを正常に保つためには、女性ホルモン・男性ホルモンのバランスを整えておかなければなりません。
ホルモンバランスの乱れで起こる薄毛は、主に出産を機に現れます。
出産で女性の体内ではストレス過多のため、男性ホルモンの方が多く生成され、肝心の女性ホルモンが減少してしまいます。
特徴となる症状は、
こうした症状は女性ホルモンの減少・男性ホルモンの急増が原因だと考えていいでしょう。
産後の一時的なホルモンバランスの乱れであれば、8ヶ月前後で徐々に回復します。
しかし、ストレスなど心的な要因が災いしている場合は長期で改善が必要になることもあります。
自己免疫疾患やアトピー性皮膚炎も女性の薄毛の原因です。
どちらも免疫力が低下し、肌を守る「バリア機能」が壊れることで発症する病気です。
私たちの身体では、細菌・ウイルス感染を体内に入れるのを防ぐため「バリア機能」が働いています。
このバリア機能があるからこそ、髪の毛は必要な栄養素を効率よく吸収できます。
しかしながらバリア機能を形成する免疫力が不足すると、頭皮に細菌が付着して炎症を引き起こします。
かゆみ・かぶれを生じ、髪の毛が栄養を吸収できず薄毛に発展していきます。
特徴となる症状は、
・髪の毛が抜け落ち、抜けた部分が円形/楕円形になってきた
・アトピーが進行してから髪の毛の生え際が帯状に抜けることが増えた
・すぐに風邪や病気をするようになり髪の毛以外の体毛が薄くなってしまった
このような場合、アレルギー・免疫力の低下が原因となる女性の薄毛症状です。
症状の進行具合によっては、回復までに数年を要することもあります。
どの場合も、女性の薄毛はストレスやホルモンの影響が大きいです。
基本的な対策法は食事療法と睡眠習慣の改善が必要です。
ストレスフルな現代社会で生きる私たちには難しい対処法とは思いますが、体の体質を変えるには、こういった日々の少しずつの行いが大切になってきます。
髪の毛が必要とする3大栄養素
タンパク質 | 大豆、赤身肉、魚介類、小麦粉、卵、牛 | 細菌・ウイルスから頭皮を守り健康な髪の毛を生成する「角質層」を形づくる。 |
ビタミン | 緑黄色野菜、玄米、ナッツ、ごま、柑橘 | 頭皮の血流を促進し、老廃物を外にだすはたらきをする。 |
ミネラル | レバー、牡蠣、牛肉、うなぎ、ホタテ、チーズ | 体内の免疫力を底上げし、頭皮の角質層を作るたんぱく質の合成材料としてはたらく |
上記のような食材を組み合わせて食べることで薄毛対策効果が期待できます。
ただし、アレルギー体質の女性は摂取できない食材もあると思います。
その場合、別の薄毛対策を考えなければなりません。
髪の毛が成長する時間帯は夜22時から深夜2時です。
睡眠習慣を改善することで薄毛対策ができます。
良質な睡眠はストレスの軽減やホルモンバランスを正常に保ってくれます。
眠る時間帯を変えるだけで薄毛の原因を広く減らせるため、早寝早起きを意識しましょう。
一気にできなくても、寝る前は携帯を遠ざけ、いつもより30分でも1時間でも早くベットに入るよう心掛けてみましょう。
※育毛剤の使用/ヘアケアの見直し
市販の育毛剤で頭皮環境の改善・皮膚の乾燥予防を行うことができます。
あるいは、髪の毛に負担のかからない自然由来のヘアケアアイテムを選ぶことも大切です。
ただしこちらの薄毛対策は、自力で製品を選ばなければならないという懸念点があります。
薬学・医療の知識が全くなければ、今まで以上に薄毛を助長させてしまう危険性があるので要注意です
。
自力で調べて行う方法は、頭皮への負担が大きくかかっている可能性があり、逆に薄毛を深刻化させる恐れがあります。薄毛の改善は決して個人的な判断で始めないことをお勧めします。
女性の薄毛には育毛剤や内服薬など様々ありますが、鍼灸のアプローチも十分お勧めできます。
鍼で行うのは、頭皮の血流改善、そして全身の体質改善です。
病院では、基本的にはレーザーや内服薬を使いますが、頭皮・胃腸へのダメージが懸念されます。
その点、鍼灸ではレーザー・育毛剤・薬などを一切使うことなく、薄毛の鍼灸に使用するのは「鍼のみ」なので、アレルギーのある方でも安心して通えます。
頭皮に鍼をさすことでどのような効果が生まれるのか。
当院では、50本ほどの鍼を頭皮に直接さし込み、髪の毛の発育を促します。そうすることで毛穴に詰まった老廃物や皮脂を取り除き、毛細血管に流れる栄養素を髪の毛が吸収しやすい状態を作っていきます。
繰り返し行うことで、バランスの崩れたヘアサイクルは徐々に正常化へと向かい、元通りの毛量へと近づいていきます。
加齢・ホルモンバランスの乱れ・アレルギーなどによって壊れつつあったバリア機能も栄養を吸収することができれば再び立派な角質層を形成できるのです。
前述した通り、薄毛は適切なアプローチが肝心です。まとめると以下の2つが重要なポイントになってきます。
薄毛の根本的な改善は「体質改善」をしていくことで薄毛の症状の改善を目指すため、薄毛の症状改善にのみならず、改善への処置を進めていく上で様々な体質の変化が期待できます。
当院では、特定したツボに適切な鍼灸を施して薄毛の原因を取り除いていきます。
特定は、申告ベースのカウンセリングと、鍼を通じて薄毛の原因を突き止め、それぞれの現状の体質を改善するツボを探していきます。
上の写真のように、舌の色や形の状態をみたり、脈の速度や大小をみたりするなど東洋医学の観点からアプローチしていきます。
・百会
・通天
・天柱
百会は色々な効果のあるツボですが、頭にあることから頭皮の血行を良くする効果もあります。薄毛を改善するためには、頭皮の血行を良くすることは非常に大事です。
頭皮の血行が良くなると、毛根に十分な栄養を届けることができるようになります。毛根に栄養が十分に届くことで、薄毛を改善する効果が期待できるのです。
通天は、鼻づまりや鼻水、頭痛などに効果を発揮するツボです。通天は頭部にあるツボであることから、刺激することで頭皮の血行を促進することにもつながります。
頭皮の血行が良くなると、薄毛の改善にも効果が期待できるのです。他にも、後頭部からうなじにかけて凝っている時にも有効です。
天柱は、疲れているとき、疲れを和らげる効果があります。特に精神的な疲れやストレスに対して有効なツボです。
首の裏側にあるツボのため、刺激をすることで頭部の血行促進も期待できます。疲れやストレスを和らげ、頭部の血行を促進することで薄毛の改善も期待できるのです。
百会の場所は、頭頂部のほとんど中央です。少しへこんでいる部分にあります。
どのくらいの強さで押すのかというと、いた気持ちいいと感じる強さが良いです。お灸で温めることも効果が期待できる方法です。
通天は、百会から指幅2本分斜め前に進んだところにあるツボです。
百会を刺激するとき、通天の刺激も合わせて行うことでより効果が期待できます。押すときはゆっくりと息を吐きながら押しましょう。
天柱は、後頭部のうなじの生え際の部分の外側にあるへこみにあるツボです。
押すときは、手の平や親指を使って押します。押すときのおすすめの力加減は、気持ちがいいと感じるくらいの力です。優しく刺激しましょう。
薄毛に対する鍼灸のアプローチは数多くありますが当院では、多鍼を採用しております。
多鍼は写真のように鍼を多く使用し、頭皮の浮腫の改善、そして頭皮の血流をアップさせるアプローチ方法です。
幅広く狙えるだけでなく、効果も期待できます。
また多鍼を行った後、電気を流し更なる血行促進を促します。
多鍼+電気鍼でよりいっそうの効果が望めます。
内服薬は、男性向けのモノが多く女性の薄毛にはあまり効果を期待出来るものが少ないゆえに、アレルギーや副作用などの心配もあります。
また、育毛剤の使用は頭皮環境を損なう化学成分入りのモノが多く、女性の薄毛の根本的な改善には向きません。
発毛クリニックのレーザー照射とゆう手段もありますが、人によって薄毛症状を悪化させることがあります。
鍼灸は、1人1人の体質と薄毛症状に合わせた根本的な改善を行うので、なにより安心・安全に薄毛改善を行うことができます。
使用する器具は鍼のみで、有害な化学成分やレーザーは一切使わず、改善へと導き出せるようお力になれます。
本来あるべき髪の毛を取り戻すために。女性としての自信と尊厳を再び手に入れるために。
アナタを悩ます女性の薄毛の改善なら、お任せください。
本ページで薄毛についてご理解は頂けたでしょうか?
東洋医学で、毛は「血の余り」だと考えられています。健康な頭皮環境を作るには血液循環が大事だと昔からいわれていたのです。
積極的に頭皮に血液を送ることが、頭皮環境をいい状態に保つために大切なため、まずは日頃から自身の身体への心がけも前提として必要不可欠です。
鍼灸が対策の選択肢になれば幸いです。
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