カサンドラ症候群の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 5月20日

更新日:2022年 5月22日

今日はカサンドラ症候群について解説させていただきます。

☆本記事の内容

 ・カサンドラ症候群とは

 ・カサンドラ症候群の原因

 ・カサンドラ症候群の症状

 ・カサンドラ症候群の改善方法

 ・カサンドラ症候群のまとめ

カサンドラ症候群は、病気ではなく状態

カサンドラ症候群は、アスペルガー症候群である人の身近にいる人に不安や抑うつなどの心と体の不調が現れる状態のことです。カサンドラ症候群は障害名として確立してはいないため、病気ではなく、状態として捉えることになります。

 

パートナーや家族などがアスペルガー症候群であることによって、コミュニケーションや情緒的な相互関係を築くことが難しいために、不安や不満など精神的苦痛が大きくなり、不調が現れるのです。

 

特にカサンドラ症候群を発症することが多いのは、パートナーがアスペルガー症候群であるという関係の時であると言われています。

 

また、アスペルガー症候群ではなくても、アスペルガー症候群の傾向を持っている人のパートナーにもカサンドラ症候群が起きる可能性があると考えられています。

アスペルガー症候群をもっている相手との関係によって起きる

カサンドラ症候群の原因は、身近な関係であるアスペルガー症候群をもっている相手とコミュニケーションや情緒的な相互関係を築くことが難しいことで感じる精神的な苦痛です。

 

カサンドラ症候群は、アスペルガー症候群をもっている相手との関係によって起きるのです。そのため、原因やきっかけは人によっていろいろあります。

 

情緒的交流の乏しさによって関係性が悪くなっていたり、周りに理解されず孤立した状態で生活していたりすることが関係していることが多いです。

 

カサンドラ症候群を引き起こすアスペルガー症候群には、主にコミュニケーションの問題と対人関係の問題と限定された物事へのこだわりや興味があると言われています。

 

アスペルガー症候群であるパートナーが、社会生活では大きな問題が起きることなく上手く対応している場合でも、家族などの身近な人の時間では関係性が悪くなっていることもあります。

症状の程度や現れる症状は人によって様々

カサンドラ症候群の症状には、身体的なものと精神的なものがあります。

 

代表的な症状は、片頭痛やめまい、体重の増加、体重の減少、自己評価の低下、パニック障害、抑うつ状態になることや無気力になること、疲れやすくなることや、自律神経失調症などです。

 

症状が出ていても身近に理解してくれる人やサポートをしてくれる人が身近な人がいない状況が長い期間続くと、うつ病などの精神的な病気につながることもあります。

 

症状の程度や現れる症状は人によって様々です。アスペルガー症候群の症状の程度によって与えられる影響も変わるため、現れる症状や症状の程度も人によって違うのです。

 

少しの体調の変化が現れる人もいれば、日常生活を送ることが難しくなるほどの変化が現れる人もいます。

現れている症状に対して対処することが基本

カサンドラ症候群の改善では、現れている症状に対して対処することが基本になります。

 

片頭痛やめまい、自律神経失調症が現れている場合は、しっかりと休息の時間を作ったり薬を使ったりして症状の改善に努めます。

 

抑うつ症状や不安障害などが現れている場合は、薬を使ったり起きている問題に対して考え方や行動など変えやすい部分から少しずつ変えていったりすることで症状の改善に努めます。

 

根本的にカサンドラ症候群の改善をするためには、パートナーとの関係性を改善したり変えたりすることが1番大事です。そのためには、周りに相談できる人をもって苦しみを抱えたまま孤立しないことが大事です。

周りに理解されることが難しい

カサンドラ症候群は正式な病気ではありません。周りの人に問題を訴えたとしても問題を軽くみられたり、批判されたりすることも考えられます。

 

周りに理解されることが難しいことによって、より孤独になってしまいストレスを溜めてしまうことも非常に多いです。

 

周りに話を聞いてくれる人を見つけたり、病院に行って症状に対して薬を使ったりして少しでも症状を和らげて生活できる方法を見つけましょう。

カサンドラ症候群に効果的なツボ

百会

期門

神門

百会

百会は、自律神経を整える効果のあるツボです。イライラしている時や気分が沈んでいる時におすすめです。

 

疲れや頭痛にも効果的であるため、カサンドラ症候群によって現れる頭痛や疲れやすさにも効果を発揮します。

期門

期門は、足太陰脾経との交会穴です。そのため、嘔吐やゲップ、胃の痛みなどに効果を発揮します。

 

体のだるい場合や疲れやすい場合にも非常に有効であるとされており、カサンドラ症候群によって疲れやすさや倦怠感が現れている時におすすめのツボです。

神門

神門は、不安を感じた時や落ち込んだ時に精神状態を安定させる効果があります。カサンドラ症候群は、アスペルガー症候群である身近な人との関係性によって不安や不満を感じることによって起こります。

 

不安を和らげたい時や落ち込んでいる気持ちを安定させたい時に刺激することがおすすめのツボなのです。ネガティブな思考に陥ってしまった時に刺激すると良いでしょう。

ツボの位置や押し方

百会

百会は、頭頂部の中央にあるツボです。左右の耳の高い場所を直線で伸ばし、鼻の中心線と交わるところがツボのある場所です。

 

押すときは、頭を手のひらで包むようにしてツボを押します。痛い時やふくれている感じがある時には、疲れが溜まっていたりストレスが溜まっていたりするサインになります。優しくしっかりほぐしましょう。

期門

期門は、第九肋軟骨付着部の真下にあるツボです。乳頭から直線で下に下がった肋骨の下端の内側がツボの場所です。

 

期門は左右両方にあるツボですが、体がだるい場合や疲れが溜まっている場合は、特に右の期門を重点的に押すとより効果的です。

神門

神門は、手掌側の手首のしわの上にあるツボで、小指の方の腱の内側がツボの場所です。

 

押すときは軽い力加減で親指を使って押します。このとき、残りの指で手首をつかむようにすると安定して押しやすくなります。大体30回ほど押すと良いと言われています。

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