公開日:2021年 11月23日
更新日:2021年 12月 8日
本日はウィーバー症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
ウィーバー症候群は、先天奇形症候群の一つです。ウィーバー症候群で現れる症状は非常にいろいろあり、人によって様々です。
生まれる前から高体重であったり高身長であったりと過剰な成長が見られ、生まれた後も成長が過剰な状態は続きます。骨年齢は実際の年齢より成熟が早く、特徴的な顔貌が現れます。
他にも、精神発達の遅れや粗く低い泣き声、へその緒の中に胃や腸などが出たままになる臍帯ヘルニア、指や手足の関節伸展や拘縮なども現れます。非常にいろいろな症状が現れるのです。
どのような人が発症しやすいということはなく、海外での報告も含めると50例以上の報告が見られています。
ウィーバー症候群の原因は、遺伝です。遺伝形式は常染色体優性遺伝です。
原因となっている遺伝子はEZH2遺伝子です。変異したEZH2遺伝子を持っている場合、半分の確率で子供に遺伝します。
生活習慣や住んでいるところなどで発症しやすい要因は特にありません。
ウィーバー症候群の症状は、非常に様々です。生まれる前から高体重や高身長などの過剰な成長が見られ、生まれた後も過剰な成長が続きます。骨年齢も実際の年齢より成熟が早いです。
顔貌にも特徴が見られます。見られる特徴は、大きい頭や目と目の間が離れていること、あごが小さいことや耳が大きいことなどです。
精神発達の遅れも見られます。精神発達の遅れの程度は人によって違いますが、軽いものから中等度のものがほとんどです。
鳴き声が粗く低くなったり、臍帯ヘルニアが見られたり、指や手足の関節伸展や拘縮が起こったり、皮膚が柔らかくしっとりしたり、細く粗な毛髪が細かく粗くなったりする症状も現れます。
場合によっては腫瘍を合併する可能性もあります。
ウィーバー症候群の根本的な改善方法はありません。
そのため、現れている症状に合わせて改善を行なっていきます。現れる症状が非常に様々なため、個人に合わせた改善が必要です。
屈指や関節の拘縮、側弯の症状に対しては整形外科的な方法で改善を行うこともあります。
ウィーバー症候群で現れる症状は人によって様々です。そのため、改善方法も人によって違います。日常生活を送る上でも改善方法や症状によって注意をすることはいろいろあります。
予後も人によって様々です。しかし、基本的には多くの人が一般的な寿命を生きると言われています。