公開日:2022年 5月10日
更新日:2022年 5月11日
本日はFrey症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
Frey症候群の原因は、耳下腺を支配している耳介側頭神経の中の副交感神経が傷つくことです。そのため、耳下腺の手術をしたり、耳下腺が外傷を受けたり炎症が起こったりすることで発症します。
耳下腺を支配している耳介側頭神経の中の副交感神経が傷つくと、神経変性後に近くの交感神経に長い時間かけて迷入再生します。すると、間違えて汗腺や血管拡張神経を支配してしまい、症状が現れるのです。
耳下腺を支配している耳介側頭神経の中の副交感神経が傷つく1番多い原因は、耳下腺手術です。耳下腺手術の中でも特に、耳下腺浅葉を切除したり、耳下腺膿瘍の切開をし排膿をしたりした後に1番高い確率で起こると言われています。
Frey症候群の症状は、食事をしているときに皮膚が発赤したり発汗が起きたり皮膚の異常感が現れたりすることです。症状は一過性です。
Frey症候群は、手術をした後の数ヶ月〜数年で発症します。症状は、手術をすることで露出した耳介側頭神経が再生する時に、近くの汗腺を間違って支配してしまうことによって現れます。
Frey症候群の改善方法は、今のところ確立されていません。そのため、症状が現れている場所に制汗剤を使ったり、スコポラミンやクロニジン含有軟膏などを使ったりすることで症状を和らげます。
さらに最近は、ボツリヌス毒素を局所に注射する改善方法も試験的に行われています。
Frey症候群の発症は耳下腺の手術をしたり、外傷や炎症などを受けたりした数ヶ月~数年後であるとされています。
中でも、耳下腺の手術がきっかけとなることが最も多く、手術をした後、平均で5~24 ヶ月経ってから発症していると言われています。
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