声帯結節の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 6月22日

更新日:2022年 7月 2日

本日は声帯結節の鍼灸について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 声帯結節とは
  • 声帯結節の原因
  • 声帯結節の症状
  • 声帯結節の改善方法
  • 声帯結節のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

声帯結節は、両側の声帯膜様部の中央あたりに結節ができる病気

声帯結節は、両側の声帯膜様部の中央あたりに結節ができる病気です。

 

結節は、声帯が振動してこすれることが声帯にとって大きなストレスとなってできるもので、手のひらにできるマメのような硬い組織のことです。

 

声帯結節は声帯ポリープと似ており、現れる症状や改善方法も似ています。しかし、声帯ポリープは血腫によって筋肉組織が硬く盛り上がるもので、声帯結節は表皮細胞が肥厚したものです。

声帯結節の原因は、声を使いすぎること

声帯結節の原因は、声を使いすぎることです。習慣的に大声を出したり、歌ったり、叫んだりして刺激を与え続けることで、粘膜上皮が硬くなり、粘膜の下に体液が溜まったり、線維化が起こって腫れるのです。

 

声帯ポリープと同じように炎症がきっかけとなることも多いと言われています。炎症をおこして声が出にくくなっている時に、声を出そうとして声帯に負担をかけるという悪循環によって声帯結節ができやすくなるのです。

声帯結節の症状は、声の嗄れ

声帯結節の症状は、声の嗄れです。話すときに空気が漏れるような感覚になったり、声が変わったりすることもあります。

 

声帯結節では、声の調子が日によって変わることも多いです。そのため、現れる症状も日によって違うことも多くあります。

 

しかし、長く話していると声が出にくくなるという症状は非常に多くの人に見られます。炎症から結節ができた場合は喉の痛みが現れることもあります。

炎症を抑えるために薬を使う

声帯結節の改善方法は、声帯ポリープの改善方法と同じです。炎症を抑えるために薬を使うのです。合わせて、大声を出さないことや禁煙をすることも大事です。薬を使っても改善が見られない場合、手術を行うこともあります。

 

小児結節は、声変わりの時期を過ぎると自然に改善することが多いです。そのため、基本的には経過を観察して自然に改善するまで待ちます。

声帯結節は、大人の場合女性に多く、子供の場合は男の子に多い

声帯結節は、大人の場合女性に多く、子供の場合は男の子に多い傾向があると言われています。大人の場合は、大きな声を出す仕事の場合は、よりリスクが高くなります。

 

子供に起こる声帯結節は小児結節と呼ばれ、ほとんどの場合原因は無理な大声です。小児結節は、活発な子に多いと言われています。押さえ付けずしっかり経過を見守ることが大事です。

 

ただし、生まれつきの場合や息苦しさがある場合、症状が重くなる場合は、喉頭乳頭腫などの可能性も考え、医師に相談することが必要です。

声帯結節に効果的なツボ

少商

魚際

膻中

少商

少商は、鼻血や喉の腫れ、扁桃炎、発熱、嘔吐や脳卒中に対して効果を発揮するツボです。喉が腫れて痛い時に効果的であるため、声帯結節にも効果が期待できます。

 

さらに、精神を安定させる効果もあるため、気持ちを落ち着かせたい時にもおすすめのツボです。

魚際

魚際は、消化器や呼吸器を通る肺経のツボです。特に、風邪で咳をしている時に効果的だと言われています。

 

魚際を押すことで、喉や肺の熱を和らげてくれるため、呼吸が楽になります。さらに、イライラして呼吸が浅くなっている時にも呼吸を整えてくれる効果があります。興奮している感情を落ち着かせたい時にも良いでしょう。

膻中

膻中は、気の流れをよくして喉のつかえている感覚を和らげることができます。

 

緊張している時や不安な時、落ち込んでいる時、食べ物を飲み込みにくい時などにも非常に効果的です。

ツボの場所と押し方

少商

少商は、手の親指の外側の爪の生え際にあります。

 

ふだんから揉んでおくことで、喉の粘膜の働きが上がり、良い声が出せるようになります。また、喉の粘膜の働きが上がるということは喉が丈夫になるということであるため、声帯結節の予防にもつながります。

魚際

魚際は、親指の付け根のふくらみから親指の骨に沿って押していき、痛みを感じた部分です。親指のつけ根から手首までのふくらんでいる部分の中で指がひっかかる場所を探しても良いでしょう。

 

喉の痛みがあるときに魚際を押すと、特に痛みを感じます。押すときは、反対の手の親指の腹で押しましょう。

膻中

壇中は、胸部の正中線上で、左右の乳頭の真ん中にあります。

 

押すときは、両手の中指を重ねて押します。じっくりと時間をかけて押すことがおすすめで、1分程度押し続けましょう。呼吸をしながらゆっくり押すことが大事です。

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