外脛骨障害の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2023年 2月 9日

更新日:2023年 8月16日

本日は外脛骨障害について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 外脛骨障害とは
  • 外脛骨障害の原因
  • 外脛骨障害の症状
  • 外脛骨障害の改善方法
  • 外脛骨障害のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

外脛骨障害は、外脛骨があることで痛みなどの症状が起こる

外脛骨障害は、外脛骨があることで痛みなどの症状が起こることです。外脛骨は、舟状骨の内側に位置する過剰骨で、外脛骨が発生する頻度は約4~21%と言われています。

 

外脛骨は特に病的なものではなく、ほとんどの場合は外脛骨があることによる症状はありません。

 

しかし、歩いたり靴の影響を受けたりすることによって外脛骨と舟状骨の間で細かい動きが起きると痛みが起こることもあります。この痛みが起こることを外脛骨障害というのです。

 

外脛骨障害の発症は男性よりも女性に多いと言われています。

外脛骨障害の原因は、外脛骨が過剰な刺激を受けること

外脛骨障害の原因は、外脛骨が過剰な刺激を受けることです。運動などによって過剰に刺激を受けるとことで、外脛骨と舟状骨の間に炎症が起き、痛みにつながると考えられているのです。他にも捻挫や打撲などの外傷が原因になることもあります。

 

外脛骨障害のリスクとなることと考えられていることは、扁平足や走ったり跳んだり急に止まったりするスポーツ、体幹の筋力の弱さなどです。

 

また、靴の大きさもリスクと関係すると考えられており、サイズが小さめの靴を履いたりサイズが小さめの靴を履いて行うスポーツをしていたりする場合もリスクとなります。

外脛骨障害は、一般的に運動量の増加、特に長距離走やハードトレーニングに関連して発症します。しかし、この障害の背後には、多くの要因や組み合わせが関与していることがわかっています。

 

過度のトレーニング:短期間での急激な運動量の増加は、筋肉や骨が適応する時間を持たないため、疲労骨折のリスクが高まります。

高い強度での継続的なトレーニングは、骨の疲労を引き起こしやすくなります。

靴の問題:古くなった運動靴や不適切なクッション性の靴は、衝撃を吸収する能力が低下しているため、足や脛骨に過度な負担をかける原因となります。

靴のサイズや形が合っていない場合も、不適切な足の位置や動きを引き起こす可能性があります。

体のバランスの乱れ:足首や膝、股関節の不適切な動きや姿勢の問題は、脛骨に過度な負担をかける可能性があります。

脚の長さの不均等や、扁平足・高足弓などの足の形状の問題も、脛骨疲労骨折のリスクを高めることが知られています。

運動環境の問題:硬い地面や坂道、不均等な地形は、脚に不均等な負担をかけることが多く、外脛骨障害の原因となります。

繰り返し同じルートを使用することも、同じ部位に繰り返しストレスをかける原因となり得ます。

栄養と生活習慣:カルシウムやビタミンDの不足は、骨の健康に影響を及ぼす可能性があります。喫煙や過度のアルコール摂取は、骨密度を低下させるリスクがあります。

過去の怪我や骨折:以前に脛骨を骨折したことがある場合、その部分が弱くなっている可能性があります。

過去の怪我の影響で、足や膝の動きが不自然になることで、新たなストレスポイントが生まれることがあります。

結論として、外脛骨障害は、一つの原因だけでなく、多くの要因が絡み合って発症することが多いです。

外脛骨障害の主な症状は、痛み

外脛骨障害の主な症状は、痛みです。足部内側の舟状骨が飛び出ている部分に痛みが起こります。

 

痛みは、運動をしている時や歩いている時にも起こります。赤くなったり腫れたりすることはあまりありません。

外脛骨障害は、脛骨の内側や外側、あるいはその周辺の筋肉、筋膜、骨に発生する疼痛や不快感を指します。以下にその主な症状を詳細に説明します。

 

疼痛の発現:外脛骨障害の最も一般的な症状は、脛の内側や外側に発生する疼痛です。

疼痛は運動の開始時に感じることが多く、特に走り始めた直後などに発生します。しかし、障害が進行すると、休息中や夜間にも疼痛が発現することがあります。

圧痛:脛の特定の部位を押すと痛みが増すことがあります。この圧痛は、炎症や筋肉の損傷、骨へのストレスによって引き起こされることが多いです。

腫れや熱感:一部では、脛の特定の部分に腫れや熱感を感じることがあります。これは、筋肉や筋膜の炎症によるものです。

筋肉の硬さ:脛の筋肉が硬くなることがあります。特に朝、起きたての時や運動後に筋肉の硬さやこわばりを感じることがあります。

活動に伴う症状の増悪:運動の際、特に走行中やジャンプ動作時に疼痛が増すことが多いです。そして、活動を止めると疼痛が和らぐことが多いですが、障害が進行すると休息中でも疼痛が持続することがあります。

重度の場合の骨折リスク:外脛骨障害が進行し、適切な改善や休息がなされない場合、脛骨に疲労骨折が発生するリスクが高まります。疲労骨折の場合、脛骨の特定の部位に鋭い疼痛を感じることが多いです。

外脛骨障害の症状は、運動の量や種類、個人の体質や靴の種類など様々な要因によって異なることがあります。

外脛骨障害の改善方法は、抗炎症剤の注射と装具などを使うこと

外脛骨障害の改善方法は、抗炎症剤の注射と装具などを使うことです。なかなか改善が見られず、長い期間症状が続く場合は、手術を行うこともあります。

 

スポーツを行う場合は、どのくらいの痛みが起きているのかということによって運動制限を行います。 

外脛骨障害の改善方法は、症状の重さや原因によって変わることがあります。以下に、基本的な改善法を示します。

 

休息とアイシング:まず、疼痛を引き起こす活動を中断します。これは、さらなる筋肉や筋膜の損傷を防ぐためです。アイスパックを脛の痛む部分に20分程度当てることで、炎症や疼痛を和らげることができます。

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs):イブプロフェンやナプロキセンなどの薬は、炎症と疼痛を減少させる効果があります。医師の指示に従い、正しい用量で使用することが重要です。

物理的な方法:筋肉の柔軟性や強さを向上させるエクササイズを行うことが推奨されます。これは、再発を防ぐための鍵となります。

正しい靴の選択:適切なクッション性やサポート性を持つ靴を選ぶことは、外脛骨障害の予防や改善方法に大変効果的です。また、古くなった靴は定期的に新しいものに取り替えることが望ましいです。

オーソティックスやインソール:オーソティックスやカスタムメイドのインソールは、足のバランスを整え、脛への負担を軽減するために有効です。

筋肉のストレッチ:脛の筋肉やアキレス腱を定期的にストレッチすることで、筋肉の柔軟性を向上させ、疼痛を軽減することが期待できます。

衝撃吸収材の使用:走行中の衝撃を吸収するための特別なマットやトレッドミルを使用することで、脛への負担を軽減することができます。

手術:保存的方法が効果を示さない場合、外脛骨障害の原因となる筋膜の緊張を緩和するための手術が考慮されることもあります。

最後に、外脛骨障害の予防のためには、適切なウォームアップ、ストレッチ、トレーニングの強度を徐々に上げること、そして適切な靴の選択が重要です。疼痛や不快感が持続する場合は、専門家の意見を求めることが望ましいです。

外脛骨障害を考慮した靴の選び方について詳しく述べます。

 

サポート性:しっかりとしたアーチサポートを持つ靴は、足のアーチをサポートし、足への不要なストレスを減少させます。特に、足の内側のアーチが低い人や、足の外側への傾斜が強い人は、十分なアーチサポートが必要です。

クッション性:走行や歩行時の衝撃を吸収する良好なクッション性は、脛への衝撃を軽減します。これにより、外脛骨への過度な負担やストレスが減少します。

適切なフィット感:つま先部分には少し余裕を持ったサイズを選び、かかとや足の幅がぴったりフィットするものを選ぶことが重要です。靴が大きすぎたり、小さすぎると、足の動きが制限され、不適切な動きが生じることがあります。

安定性:靴のミッドソール部分がしっかりしており、踵が安定しているものを選ぶと、足首や脛の不要な動きやねじれを防ぐことができます。

靴の裏の形状:靴の裏が平らで、正中線に沿ってストレートな形状のものを選ぶと、足の動きを自然にガイドし、脛への負担を減少させることができます。

靴の交換時期:使用頻度や走行距離にもよりますが、一般的には400〜800km走行ごと、または靴のクッションやサポート性が低下したと感じたら新しいものに交換することを推奨されています。

プロのアドバイスを求める:スポーツ用品店や専門の靴店では、足の形や歩行の動きを分析して、最適な靴を提案してくれることが多いです。プロの意見を求めることで、自分に合った靴を選ぶ手助けとなります。

正しい靴の選択は、外脛骨障害の予防だけでなく、全体的な運動能力や歩行の快適さにも寄与します。不適切な靴は足や脚、さらには腰や背中までの体の部位に不要なストレスをかける可能性がありますので、選ぶ際の注意が必要です。

インソールを使って土踏まずを高くする

外脛骨障害では、踵が内側に倒れてしまうことで、土踏まずのアーチが低くなり足が受ける衝撃を緩める能力が下がっていることが多いです。

 

足が受ける衝撃を緩める能力が下がっていると外脛骨が受けるストレスも大きくなります。

 

踵が内側へ倒れないようにするために踵の内側を高くして、インソールを使って土踏まずを高くすることで、衝撃を緩める能力が上がり、症状が軽くなることが期待できます。

外脛骨障害に効果的なツボ

漏谷

玉陽

胞肓

・巨骨

漏谷

漏谷は、腰痛や肩の痛み、足底の痛みに効果を発揮するツボです。さらに、漏谷は足の太陰脾経に所属するため、消化器系の症状にも効果があります。

 

他にも、顔面部の症状にも使われることがあります。浮腫や美肌効果、免疫力向上、フェイスラインの引き締め、目の痛みなどに有効であるとされています。

玉陽

玉陽は、腰痛や五十肩、肩こりや首こり、ぎっくり腰などに使われるツボです。

 

他にも、スポーツ障害や怪我によって起こる足首の痛みや肩の痛みに使われることもあります。

胞肓

胞肓の胞は子袋を表しています。胞肓は、子宮を司るツボなのです。効果は、腰の血液循環を促進することで、冷えを和らげることにつながるため、月経痛や生理不順に効果的です。 

 

他にも、排尿障害や腰痛に効果的であるとされています。

ツボの位置と押し方

漏谷

漏谷は、脛骨内側面の後縁です。内くるぶしから指約8本分上内くるぶしと膝の中間点から少し下にあります。脛骨の内側で骨と筋肉の間のへこんである場所にあります。

 

親指を使って 息を吐きながら5秒間押しましょう。

玉陽

玉陽は、腓骨の上端の骨のでっぱりのすぐ下にあります。

 

肩や腕が痛くて上がらない時などに押してみることをお勧めします。

胞肓

胞肓は、骨盤の中央から指の幅4本分外側に進んだ場所で、左右両方にあります。 骨盤を触るとベルトラインの下あたりに左右に突起があります。

 

押した時に痛気持ちよく感じる場所を押しましょう。押すだけではなくお灸を行うこともお勧めです。

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