公開日:2021年 9月 2日
更新日:2021年 9月11日
本日はアルポート症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
アルポート症候群の原因は、遺伝子の異常です。原因となる遺伝子はいくつかあり、そのいずれかに異常がある場合アルポート症候群を発症します。
アルポート症候群は遺伝性のため、家族の中に腎炎を発症している人がいることがほとんどです。しかし、約2割の人は遺伝子の突然変異によって発症することがあるということもわかっています。
アルポート症候群の症状は、慢性腎炎と難聴、眼合併症です。
多くの場合、見た目で尿に血液が混ざっているということはわかりません。しかし、風邪を引いた時、赤色やコーラ色の尿が出ることがあります。年齢を重ねると蛋白尿が現れ始め、末期腎不全へと進むこともあります。
難聴は多くの場合幼少期や生まれた時には現れません。しかし、男性のほとんどは10歳以降に発症します。最終的には男性は約8割、女性は約2割の人に難聴が起こります。
眼合併症では、白内障や円錐水晶体などを発症します。男性では約3分の1の人に起こりますが、女性の場合眼合併症が起こることは珍しいと言われています。
場合によっては、びまん性平滑筋腫が起こることもあります。
アルポート症候群の根本的な改善方法は今のところありません。改善を行う目的は末期腎不全へ進まないようにすることです。
そのために、アンジオテンシン変換酵素阻害薬やアンジオテンシン受容体拮抗薬を使って改善を行います。
改善はほとんど血尿や蛋白尿が現れ始めた時期から始められます。しかし、海外では、男性の場合アルポート症候群であると判断されるとすぐに改善が行われることもあります。
アルポート症候群は、発症しても腎機能障害が起きていない場合、日常生活を送る上での制限は特になく、今まで同じように日常生活を送ることができます。
しかし、特に男性では末期腎不全に進むことがほとんどです。末期腎不全に症状が進む年齢の平均は約25歳で、末期腎不全になると血液透析や腎移植などが必要になります。
血尿などの腎機能の症状が現れたらすぐに改善を始めるようにしましょう。アルポート症候群は経過を医師と相談しきちんと改善を行うことが大切です。
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