公開日:2022年 1月 2日
更新日:2022年 2月 3日
本日はジュベール症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
ジュベール症候群の原因は、遺伝子の異常です。
ジュベール症候群に関係のある病気も含めると、いろいろな繊毛に関連した遺伝子の異常が報告されており、今のところ異常があることで原因となる遺伝子の数は36個あるということがわかっています。
遺伝形式は、常染色体劣性遺伝です。そのため、父親も母親も原因となる遺伝子の異常をひとつずつ持ってはいてもジュベール症候群を発症していないとき、父親と母親の両方から一つずつ遺伝子の異常を受け継いだ子供に発症します。
ジュベール症候群の症状は、精神運動発達の遅れや呼吸の異常、眼球運動の異常、腎障害、肝機能障害、痙攣など様々です。
乳児期の早い段階で、運動発達の遅れと知的発達の遅れが現れます。遅れの程度は人それぞれですが、非常に重い場合も多いです。
眼球運動に異常が現れるため、視覚障害が起こったり、眼球の動きに異常が起こったりします。腎障害は小児期に起こり、症状が進んでいきます。
今のところジュベール症候群の根本的な改善方法はありません。腎障害はどんどん進んでいくため、腎不全腎不全が小児期に起きると命に危険が及ぶこともあります。
そのため、腎障害が進んだ場合は、腹膜透析や人工透析、腎移植などを行うことがほとんどです。
運動発達が遅れたり知的発達が遅れたりするため、リハビリテーションも必要になります。
腎障害が強い場合、幼少期に非常に多くの量の薄い尿が出て、脱水が起こったり発熱が起こったりすることもあります。
その場合は、きちんと水分補給をし、電解質の補正などを行うことが必要になります。
眼の異常が現れた場合、視覚的なことを認識することがックエクステンション系なくなります。そのため、危険のない環境を作ることが必要になります。
ジュベール症候群は生活をしていく上で周りの協力が必要なのです。