公開日:2022年 6月23日
更新日:2022年 7月 5日
本日は進行性多巣性白質脳症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
進行性多巣性白質脳症の原因は、JCウイルスです。
JCウイルスは、人のポリオーマウイルス属に分類されるウイルスで、通常多くの人が感染しています。しかし、特に症状はありません。
日本では、約7割以上の人が感染していると言われています。
進行性多巣性白質脳症の症状は、非常に様々です。これは、多巣性であるためです。
初めの段階で多く見られる症状は、片麻痺、四肢麻痺、認知機能障害、失語、視覚異常などです。その後、初めの段階で現れた症状が悪くなり、四肢麻痺や構音障害、嚥下障害、不随意運動、脳神経麻痺、失語なども現れます。
症状が進んでいくと、寝たきりの状態になります。
進行性多巣性白質脳症の原因となるJCウイルスに有効な改善方法はありません。そのため、免疫機能の低下を回復し、正常な状態をすることを目標に改善を行います。
HIVに感染している場合は、まずHIVの改善をすることが大事です。薬が原因の場合は早く薬をやめることが大事です。
免疫を改善したりウイルスの増殖を止めたりする薬で病気が進まないように取り組むこともありますが、場合によっては効果が見られないこともあります。
近年、メフロキンが改善に有効であったという報告もあります。
進行性多巣性白質脳症は、ほとんどがHIVに感染していたり免疫が抑制されていたりする状態です。
HIVに感染していたり免疫が抑制された状態であったりする場合は、気になる症状が現れたらすぐに医師に相談することが大事です。
進行性多巣性白質脳症が疑われる場合は、頭部のMRIを撮影し、進行性多巣性白質脳症である可能性があれば脳脊髄液を調べることが必要になります。
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