緊張性頭痛の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 4月 3日

更新日:2021年 6月 5

本日は緊張性頭痛について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 緊張性頭痛とは
  • 緊張性頭痛の原因
  • 緊張性頭痛の症状
  • 緊張性頭痛の改善方法
  • 緊張性頭痛のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

日本人に1番多い頭痛が緊張型頭痛

緊張性頭痛は、頭の周りや首の後ろから肩、背中にかけての筋肉が緊張することによって起こる頭痛のことです。緊張性頭痛では、痛みと合わせて、体がふわふわするめまいのような感じがあることもあります。

 

いろいろな種類がある頭痛の中でも日本人に1番多い頭痛が緊張型の頭痛です。15歳以上の日本人の中で大体5人に1人が悩んでいるとも言われているほどです。

 

緊張性頭痛の痛みは後頭部を中心に頭の両側や首筋にかけて起こります。痛みは、頭をバンドで締め付けられているような痛み、頭に大きな荷物が乗っているような重い痛み、などと言われることもあります

緊張型頭痛は、男性より女性の方が多く発症します。年代では働き盛りの年齢の人に多いですが、比較的幅広い年代で起こっている頭痛です。緊張性頭痛には、ストレスが大きく関わっているため、働き盛りに多いと考えられています。

 

緊張型頭痛は、どのような人にも起こることのある頭痛なのです。

 

家族の中で緊張性頭痛を発生する割合を調べた研究では、緊張型頭痛にも遺伝的な素因が関係しているということもわかっています。しかし、特定する遺伝子はいまだにわかっていません。

緊張性頭痛の原因は、身体的ストレスと精神的ストレス

緊張性頭痛の原因はいろいろあります。長い時間パソコンやスマートフォンやゲームなどの電子機器を使うこと、長い時間車の運転をすることなど、長い時間不自然な姿勢続けることは緊張性頭痛の原因の1つです。

 

前かがみの姿勢やうつむいた姿勢、高さの合わない枕の使用、冷えなども緊張性頭痛の原因となることが多いです。多くの緊張性頭痛の原因は、身体的なストレスなのです。

 

合わせて、精神的なストレスも多くの緊張性頭痛の原因です。不安や緊張、仕事のプレッシャーなどは、神経や筋肉の緊張を高めるため頭痛を引き起こしてしまうのです。

頭痛のメカニズムは完全には明らかになっていません。しかし、交感神経が過剰になることや筋肉が緊張することによって起こる血管の圧迫、血液循環の不良などが原因となって頭痛が起きると考えられています。

 

頭痛の原因はタイプによっても違います。

 

頭痛の頻度が少ない反復性緊張型頭痛の原因は、肩こりなどの筋肉の緊張が多いと言われていますが、ほとんど毎日の頻度で頭痛が起こる慢性緊張型頭痛の原因は、筋肉の緊張だけでなく精神的なストレスも大きく関係していると考えられています。

緊張性頭痛の症状は、頭の両側が締めつけられるような痛み

緊張性頭痛の症状は、頭の両側が締めつけられるような痛みです。緊張性頭痛は、痛みが数十分~数日間続くことが特徴です。この痛みが続く時間には個人差も大きいです。

 

後頭部から首にかけての圧迫感があり、痛みの感覚を、鉢巻きをしているような感覚、帽子で頭が締めつけられる感覚、という人もいます。

 

頭痛と合わせて、首や肩、後頭部のこり、めまいなどの症状があることもあります。

頭痛の始まるきっかけは特になく、一般的には片頭痛のような拍動性や吐き気、嘔吐などの症状は起こりません。緊張性頭痛の痛みは動いてひどくはなることはないため、日常生活に大きく影響を及ぼすことはありません。

 

緊張型頭痛の原因はストレスの場合がほとんどのため、多くの場合は夕方の仕事での負担がたまりやすい時間帯に痛みが出ます。

 

片頭痛の症状も緊張性頭痛と合わせて起こすと、緊張性頭痛では現れない吐き気や嘔吐などの片頭痛の症状が起こることもあります。

緊張性頭痛を改善するためには、薬を使うことがほとんど

緊張性頭痛を改善するためには、薬を使うことがほとんどです。鎮痛薬や筋弛緩薬、漢方薬などで痛みを和らげます。精神的なストレスが大きい場合には、不安やストレスを取り除くための抗うつ薬などを使うこともあります。

 

しかし、あくまで薬は根本的な解決にはなりません。鎮痛剤や抗うつ薬は使いすぎると副作用が出る可能性もあるため注意してください。

 

根本的な解決のためには、緊張を高めないためにリラックスできる時間を持つこと、生活習慣を改善することが大切です。

 

そのために大きなストレスが原因で頭痛が起きている時は、病院でメンタルケアをすることもあります。

 

デスクワークや長い時間の運転などによって不自然な姿勢を長い時間続けることが原因の場合、肩や首に負担のかかる姿勢で長い時間過ごすことをなるべく避けて、運動やストレッチ、入浴などを行い血行を良くすることも大切です。

予防には、リラックスできる時間を持ちストレスを上手に解消する

緊張性頭痛を予防するためには、ゆっくりとリラックスできる時間を持ち、ストレスを上手に解消することが大切です。休みの日や趣味の時間をする日を作り、ストレスと上手に付き合っていきましょう。

 

緊張型頭痛には肩こりが関係していることも多いです。そのため、肩の筋肉をほぐすことも重要です。できるだけ日常生活の中に運動を取り入れて同じ姿勢を長い時間続けないことを心がけましょう。

 

ストレッチやウォーキング、湯船に浸かることや、十分な睡眠時間を取ることなどを習慣にすることも大事です。

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