爪甲色素線条の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2023年 3月 1日

更新日:2023年 3月 2日

本日は爪甲色素線条について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 爪甲色素線条とは
  • 爪甲色素線条の原因
  • 爪甲色素線条の注意点
  • 爪甲色素線条の改善方法
  • 爪甲色素線条のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

爪甲色素線条は、生まれてすぐ爪甲に現れる黒色から褐色の色素班

爪甲色素線条は、生まれてすぐに爪甲に現れる黒色から褐色の縦走する色素班のことです。多くの場合は、爪母に色素性母斑を認めます。

 

爪の色素沈着が見られる子供は、6~12歳で約1%という報告があります。爪の色素沈着は、爪甲における外傷や炎症によって起きるものと、爪甲に黒子や母斑細胞母斑があることによって起きるものがあります。

爪甲色素線条の原因は、爪の根元にメラノサイトが混入すること

爪甲色素線条の原因は、爪の根元の爪母基にメラノサイトが入ることです。メラノサイトは、メラニン色素を作っています。

 

爪にメラニン色素が増えることによって、黒い点や黒い線のようなものが現れるのです。ほくろと同じで一度できると消えません。

爪甲色素線条の症状は、爪甲を縦に走る黒い線条が現れること

爪甲色素線条の症状は、爪甲を縦に走る黒い線条が現れることです。線条の幅は普通1~数mmで、健常な部分との境目ははっきりとしていてわかりやすいです。色素沈着は生まれてからだんだんと黒色調が増えることが多いです。場合によっては黒色帯の幅が大きくなることもあります。

 

珍しいケースでは、左右に広がっていき爪甲全体が黒褐色になるケースもあります。

爪甲色素線条の改善方法は、切除すること

爪甲色素線条の改善方法は、切除することです。切除は、黒線の境が明らかでなく黒い色素がにじんでいる場合に必要になります。幼少時に爪甲帯状色素沈着がある場合は、経過観察を行います。

 

爪甲の変形がある場合は、小児期でも悪性黒色腫の場合があるため経過観察をより慎重に行うことが大事です。

爪甲色素線条とメラノーマの判断

爪甲色素線条は、爪の付け根にある爪をつくる場所に色素を作る細胞が入り、作られる爪が黒くなるため、爪甲色素線条では爪に黒色の縦線が入った状態になります。爪甲色素線条は一度現れると消えません。

 

メラノーマも初めの段階では爪に黒色の縦線が現れるため、爪甲色素線条と非常によく似た見た目になります。メラノーマは長い期間をかけて悪性になっていきます。

 

爪甲色素線条とメラノーマの判断をすることは非常に難しいため、局所麻酔下で爪母の一部を切り取って調べることが必要になります。

 

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