公開日:2022年 9月23日
更新日:2022年 10月13日
本日は小児片頭痛について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
小児片頭痛は、何かのきっかけで頭の血管が過度に拡張することなどが原因で発症すると考えられています。
きっかけとなることとしては、ストレスやストレスから解放されること、激しい運動をすることや炎天下の環境、強い光や騒音、人ごみ、異臭、寝不足や朝食を抜くことなどいろいろなことがあると言われています。
ある調査では、小児片頭痛を発症している人の約70.5%は季節性アレルギー性鼻炎を発症しているということも分かっています。
小児片頭痛の大きな特徴は、頭痛の続く時間が短いことです。現在の国際頭痛分類では、片頭痛と判断する頭痛の持続時間が成人が4時間以上で、小児は2時間以上からとされています。
他にも、大人に発生する片頭痛と違う点に、小児片頭痛では典型的な前兆が見られる片頭痛が少ないことや脳幹性前兆が見られる片頭痛が多いこと、片頭痛の前や片頭痛が起きている時にふらつきやめまいなどを感じることが挙げられます。
頭痛と合わせて吐き気や嘔吐や顔面蒼白、音過敏、光過敏などがあることもあります。小児片頭痛の場合、頭痛が起きる部位を両側や真ん中と表現することも多いです。
小児片頭痛を改善するために1番大事なことは、生活習慣を改善することです。早寝、早起きをすることや、しっかり朝食をとること、寝過ぎたり寝不足になったりしないように心がけること、長時間の昼寝を避けることなどに注意しましょう。
片頭痛の発作が起きた時は、少し暗くした静かな部屋で頭を冷やして安静にさせたり、鎮痛薬などを使ったりして改善を行います。
夜中にブルーライトが発生するスマホやパソコン、ゲームをあまり使わないようにすることや日光や明るすぎる照明を避けること、満員電車や満員のバス、映画館など人混みを避けることなどに注意することで片頭痛の予防につながります。
暖房の効きすぎた部屋や熱い風呂や長湯を避けることや、香水などの匂いが強いものを避けること、気温や気圧、天候の変化に注意すること、ストレスを溜めないように心がけることも予防のために役立ちます。
また、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、虫歯、咬合不全などがある場合には改善することも大事です。
・頷厭
・百会
・風池
・天柱
・肩井
頷厭は、目の周りの血液の流れを良くする効果のあるツボで、疲れ目やかすみ目を和らげるために役立ちます。
目の病気やめまい、耳鳴りなど、片頭痛などにも効果を発揮します。そのため、小児片頭痛にも効果的なツボです。
百会は、頭にあるツボのため、頭や顔に関係する症状に効果があります。頭痛、耳鳴り、めまい、鼻づまり、不眠や高血圧に効果的であるため、小児片頭痛を和らげるためにも役立ちです。
頭とは離れた場所に位置していますが、胃腸の症状や肛門の症状を和らげるために使われることもあります。
風池は、眼精疲労に対して効果を発揮するツボです。他にも、肩こりや頭痛に対して使われることも多いです。
自律神経を正常にし、目の疲れを和らげる効果もあるため、首や肩周り、頭部の血行を良くする効果もあり、片頭痛にも効果的です。
頷厭の場所は、額の髪の生え際から耳の先端に向かって親指1本ほど先に進んだ場所です。口を開けたり閉めたりしたときに動きを感じることができる場所にあります。
押すときは、中指を使ってゆっくりと押します。
百会は、左右の耳の穴を結んだ線と頭の正中を通る線が交わる場所にあります。
押すときは、両手の中指を重ねて、体の中心に向かって垂直に押すようなイメージでゆっくりと押していきます。
風池は、後頭部にあるツボで、髪の生え際にあります。後頭部の真ん中のへこんでいる場所と耳のうしろにある骨がでっぱっている場所を結んだ間にあります。
人差し指から薬指を使って頭を支えて親指でツボを押しましょう。
11時から21時
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11時~21時迄 | ◯ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
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