公開日:2021年 11月23日
更新日:2021年 11月25日
本日は家族性地中海熱について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
家族性地中海熱の原因は、遺伝子の異常です。炎症をおさえる蛋白質を作る働きをしている遺伝子が変異を起こし、適切に炎症を抑えることができなくなることで発症すると言われています。
場合によっては遺伝子の変異が認められないことや遺伝子変異があっても発症しないこともあります。
遺伝子の変異があっても必ず病気になるわけではないのです。同じ遺伝子異常を持っている兄弟でも発病することもあれば発病しないこともあるのです。
家族性地中海熱の症状は、発熱や腹膜炎、胸膜炎、関節炎などの炎症です。このような症状が繰り返しおきます。
発熱は、38度を超える熱が一般的に12~72時間続くと言われています。腹膜炎は、お腹全体から部分的な痛みまで様々です。多くの場合は、片側のみ起こります。
胸膜炎は、胸部から背中に刺すような痛みがあることが多いです。しかし、発作の程度によって痛みや経過には個人差があります。胸の痛みだけではなく息苦しさなどが現れることもあります。
関節炎は、下肢の関節に腫れや痛み、熱感が現れることが多いです。
家族性地中海熱の改善方法は、コルヒチンです。
コルヒチンを飲むことで、繰り返す発作を防ぐことができ、アミロイドーシスの予防にもがります。途中でやめると、発作を起こしてしまう可能性があるため、きちんと薬を飲み続けることが大事です。
場合によっては、コルヒチンを増やしても効果がなかったり副作用があり使うことができなかったりすることもあります。そのような場合、何度も発熱などを繰り返すのであれば抗IL-1製剤を使うこともあります。
家族性地中海熱は、コルヒチンをきちんと毎日飲むことで制限もあまりなく、アミロイドーシスを起こすこともなく、日常生活を送ることができます。
しかし、改善が遅れたり行わなかったりすると、アミロイドーシスを起こす危険性が上がってしまいます。
精神的ストレスや疲れや月経などは発作を引き起こしやすいとも言われています。そのため、きちんと休んだりストレスを溜めないようにしたりすることも大事です。
11時から21時
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