公開日:2022年 5月23日
更新日:2022年 6月 3日
本日は子宮内膜増殖症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
子宮内膜増殖症は、子宮内膜が異常に分厚く増殖して色々な症状を引き起こしている状態のことです。本来、子宮内膜は生理が来ると剥がれ落ちて代謝されますが、子宮内膜増殖症では、分厚くなってた内膜がずっと留まり続けるのです。
子宮の中に分厚くなった古い内膜が止まり続けると、だんだんと悪性化し、子宮体がんにつながる可能性もあります。そのため、子宮内膜増症状は注意が必要な病気であると言われています。
子宮内膜増殖症には、内膜を構成する子宮内膜腺の細胞の核に異型がみられるかどうかによって2つのタイプに分けられます。内膜を構成する子宮内膜腺の細胞の核に異型がみられる場合、子宮内膜異型増殖症と呼ばれています。
子宮内膜増殖症の原因は、エストロゲンの働きが過剰であることです。エストロゲンの働きが過剰になる要因として考えられることは、月経不順や肥満、閉経前後の卵巣機能低下などです。
さらに、閉経した後、ホルモンの補充をエストロゲン単独で行った場合に、子宮内膜が過剰に増殖するというケースもあります。
非常に珍しいケースではありますが、場合によってはホルモンに異常がなくても子宮内膜増殖症が起こることもあります。
子宮内膜増殖症の症状は、月経過多、月経痛、不正出血、月経不順などです。月経過多が続くと、貧血や体のだるさや疲れやすくさ、動悸などのも現れます。
子宮内膜増殖症の症状の中でも特徴的な症状は、月経の量が増えることです。これは、生理の時に剥離する内膜が増えるために起こる症状で、血の塊のようなものが混ざることもあります。
異型のない子宮内膜増殖症の場合は、がんに進行することは非常に少ないと言われていますが、異型のある子宮増殖症の場合は子宮体がんの前がん状態であると言われています。
子宮内膜増殖症の改善方法は、ホルモン剤の内服です。ホルモン剤を使うことによって月経を出させ、子宮内膜をはがすのです。
主に使われるホルモン剤には、プラノバールやルテジオン、デュファストンなどがあります。乳がんなどの病気や糖尿病、高血圧などがある場合や、改善に長い期間がかかる場合には、プロゲストンやデュファストンを使います。
異型のない子宮内膜増殖症の場合は、経過観察を行い、約3〜6ヶ月に一度病院で調べてもらいましょう。改善が見られず、内膜増殖症の状態が続く場合、低容量ピルなどを使って改善を行います。
異型のある子宮内膜増殖症の場合は、改善に取り組みます。閉経する前で妊娠を希望する場合、ホルモン剤の内服や内膜の全面掻爬などを行います。出産を希望しない場合や閉経した後の場合は、子宮全摘出手術を行うこともあります。
11時から21時
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11時~21時迄 | ◯ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
年末年始