公開日:2021年 11月23日
更新日:2021年 12月 9日
本日は潜在性鉄欠乏症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
潜在性鉄欠乏症の原因は、食べ物から十分な鉄をとれていないことや月経などによる出血、成長期や妊娠、授乳期などによって通常よりも多くの鉄が必要になることなどです。
特に多い原因は月経で、女性の多くが月経による潜在性鉄欠乏症を起こしていると考えられています。
潜在性鉄欠乏症の症状は特にありません。ただし、貧血につながることが非常に多く、潜在性鉄欠乏症から貧血を起こすことが多いです。
貧血が起きると、倦怠感や動悸、息切れ、イライラが起こったり、骨や肌、爪や毛髪、舌などに異常が起こったりします。さらに、不眠になったり集中力が下がったり、うつ状態になったりすることもあります。
他にも、免疫力の低下や食欲不振、下痢、便秘、頭痛、耳鳴り、肩こりなどの症状が現れることも多いです。
潜在性鉄欠乏症の改善方法は、鉄をとることです。食事を見直し、食生活をあらためることが大事なのです。できるだけ鉄分を多く含む食品を摂取するように心がけましょう。
他にも、鉄を摂取するためにサプリや漢方などを使って改善を行うことも多いです。
40代くらいの月経のある女性が特に理由なくイライラする時、更年期のはじまりを疑うことも多いですが、潜在性鉄欠乏症から貧血が起こっている可能性もあります。
鉄はやる気を出すことや興奮と抑制のバランスの調整、精神を安定させることなどのためにも必要になります。そのため、鉄が足りないことで精神的に不安定になることもあるのです。
・血海
・太白
・神門
血海は、女性特有の症状や貧血に対して効果的なツボです。更年期障害や変形性膝関節症などの症状の改善にも効果を発揮します。
脂肪や老廃物を外に出す働きもあります。
太白は、消化吸収の働きを良くする働きがあります。消化吸収の働きが衰えていると、鉄分の多く含まれている食品を食べてもなかなか吸収されません。
太白を刺激して消化吸収の働きを良くすることで鉄分を多く含む食品を摂取したとき、体にきちんと鉄分が吸収されるようになります。
潜在性鉄欠乏性貧血の場合、鉄分を多く含む食品を摂取するとともに太白を刺激すると良いでしょう。
神門は、東洋医学の心に関係する問題に効果的なツボです。東洋医学の心に含まれることは心臓だけではありません。血や精神も心に含みます。
そのため、神門を刺激することは、貧血や過労、病気などで血が不足している時にも効果が期待できるのです。
神門は、不安を感じた時や落ち込んだ時に刺激することでリラックスする効果もあります。不安などから起こる不眠や動悸や息切れにも有効です。
血海は、血海は膝の内側の上にあるツボです。膝の頭の内上角から指3本分上がった場所の大腿四頭筋の内縁にあります。
押すときは、親指を使って大腿骨に向かって押し揉みます。椅子に座って行うことで、両足同時にツボ押しを行うことができます。両足同時に行うことはより刺激が伝わるためおすすめです。
太白は、足の親指の付け根にある太い骨の内側にあるツボで、膨らみの後ろのへこんでいる部分にあります。
押すときは、息を吐きながら心地よいと感じる力加減で押します。
神門は、手首の横じわの小指側にある少しのくぼみにあります。
押すときは、親指をツボに当てて、残りの指は手首をつかんだ状態で押します。大体30回ほど刺激をすることをお勧めします。
11時から21時
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月曜、年末年始