公開日:2022年 6月23日
更新日:2022年 7月 5日
本日は髄膜腫について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
髄膜腫の原因は、今のところはっきりとわかっていません。
現在考えられていることとしては、女性ホルモンとの関係があるということです。女性ホルモンとの関係性は、髄膜腫の発生が女性に多く、さらに中高年に多い傾向にあるためです。
さらに、乳がんや子宮筋腫などと合わせて発症していることもあるため、女性ホルモンと何らかの関係があると言われています。
他にも、頭部への放射線や染色体の異常なども発症に関係していると言われています。
髄膜腫の症状は、腫瘍が圧迫している部分によって違います。
腫瘍が小さい場合は、自覚症状がほとんどないことも多いです。腫瘍が大きくなってくると、周りの臓器などが圧迫されることで症状が現れるのです。
症状は主に2つに分けられます。1つ目は局所症状です。局所症状は、髄膜腫の周りにある脳や神経が圧迫されることによって起こる症状です。
現れる症状としては、歩くことが難しくなること、話しにくくなること、けいれん発作や物忘れなどです。
2つ目は頭蓋内圧亢進症状です。頭蓋内圧亢進症状は、頭蓋骨の中の圧力が高くなることによって起こる症状です。現れる症状は、頭痛や嘔吐、意識障害などです。
髄膜腫の改善方法は、手術や放射線です。ただし、髄膜腫は病気が進むスピードが非常に遅いため、腫瘍が小さく特に症状が現れていない場合は、経過観察をすることも多いです。
経過観察をしている段階から病気が進まないこともあります。
悪性腫瘍の疑いがある場合や腫瘍が大きい場合、自覚症状がある場合には、手術を行います。手術によって腫瘍やその周りを取り出すのです。
頭部は重要な器官が集まっている場所です。そのため、手術を行っても全ての腫瘍を取り出すことができないこともあります。そのような場合に残った腫瘍に対しての改善方法として、放射線を行います。
放射線は、腫瘍の大きさが3cm以下の場合には効果を発揮すると言われています。腫瘍の場所によっては、手術を行う前に放射線を行うこともあります。
ほとんどの髄膜腫は良性の腫瘍です。そのため、病気が進むことはなく、大きくならないこともあります。腫瘍が小さい場合は自覚症状がないことも多いです。
しかし、悪性腫瘍の場合や急に腫瘍が大きくなる可能性もあります。そのため、髄膜腫と判断された場合は、症状がなくても定期的に病院で調べることが大事です。
手術をした後に再発したり、脳出血によって再び手術を行うことになったり、髄膜炎などを合併したりすることもあります。後遺症として残ってしまう可能性もあるため、きちんと定期的に医師に経過を観察をしてもらうことが大事です。
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