レーベル病の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 6月11日

更新日:2023年 9月 1日

本日はレーベル病について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • レーベル病とは
  • レーベル病の原因
  • レーベル病の症状
  • レーベル病の改善方法
  • レーベル病のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

レーベル病は、遺伝子の異常で網膜の細胞に障害が起きる病気

レーベル病は、ミトコンドリアの遺伝子の異常によって網膜の細胞の一部に選択的な障害が起きる病気のことです。

 

レーベル病は、発症して数週間から数ヶ月の間に両眼とも視力が下がり、中心部の視野が欠けます。

 

レーベル病は女性よりも男性に多い病気です。特に青年〜中年の男性に多く起こります。

ミトコンドリア遺伝子に変異が起こり発症要因の何かが起きること

レーベル病の原因は、ミトコンドリアの遺伝子に変異が起こり、その上で発症要因の何かが起きることです。

 

レーベル病は、ミトコンドリアの遺伝子に変異がある人が発症します。しかし、変異があっても必ず発症するわけではないのです。変異がある上で、環境など何か他の要因があると引き起こしてしまうのです。

 

発症する要因として関係があると考えられていることは、酸化ストレスです。特に喫煙はレーベル病の発症と進行に大きく関わっていると言われています。

 

薬やホルモンなども関係があると言われていますが、その他に詳しいことは未だに明らかになっていません。

レーベル病は、遺伝的な原因による急激な視力低下を主な症状とする病気です。特に若い男性に多く発症し、中心視野が突然に失われることが特徴です。

 

・遺伝的背景

レーベル病は、ミトコンドリアDNAの変異に起因します。ミトコンドリアは細胞のエネルギーを生産する部分であり、ミトコンドリアのDNAは母親から子供へと受け継がれます。このため、レーベル病の原因となるミトコンドリアDNAの変異も母親から子供へと遺伝します。しかし、発症するのは主に男性で、女性は発症率が低いのが特徴です。

 

主に3つのミトコンドリアDNAの変異が、レーベル病の原因として知られています。これらの変異は、ミトコンドリアが正常に機能するためのタンパク質をコードする遺伝子領域に存在します。

 

・発症メカニズム

レーベル病の正確な発症メカニズムは完全には解明されていませんが、ミトコンドリアの変異によって視神経細胞のエネルギー供給が不足し、これが細胞の機能低下や死につながると考えられています。

 

・環境的要因

一部の研究で、アルコールやたばこなどの環境的要因がレーベル病の発症リスクを高める可能性が示唆されています。しかし、これらの要因だけが直接的な原因となるわけではありません。遺伝的変異を持つ人でも、一生発症しないことが多いため、遺伝的要因と環境的要因が複雑に絡み合って病気が発症すると考えられています。

 

レーベル病は、ミトコンドリアDNAの変異に起因する遺伝性の病気であり、特に若い男性に発症することが多いです。ミトコンドリアの異常によるエネルギー供給不足が、視神経細胞の損傷と視力低下の原因となります。環境的要因も発症に関与する可能性がありますが、そのメカニズムはまだ完全には明らかにされていません。

レーベル病では、両眼に視力の低下と中心部の視野の欠損が起こる

レーベル病の特徴は、片眼の視力の低下と中心部の視野の欠損から症状が始まることです。

 

症状は、数週間から数ヶ月の間に段々とおこり、片目の視力が低下し、中心部の視野が欠損した後、もう一方の眼にも同じ症状が起こります。

 

そのため、レーベル病を発症すると、数週間から数ヶ月の間に両眼とも視力が低下し中心部の視野が欠けてしまうことになります。

・中心視野の喪失

レーベル病の最も一般的な初期症状は、急激な中心視野の喪失です。これは、1つの目から始まることが多いが、数週間から数ヶ月のうちにもう1つの目にも影響を及ぼすことが一般的です。中心視野の喪失により、読書や顔の識別が難しくなります。

 

・色覚の異常

一部の患者さんは、特に赤や緑の色覚異常を経験することがあります。これは、視神経の特定の部分が影響を受けるためです。

 

・視力の低下

多くの場合は、20/200 以下の視力を持つことになります。この視力の低下は、改善を受けても完全に回復することは稀です。

 

・視神経盤の腫れ

眼底を調べると初期には視神経盤の腫れや出血が観察されることがあります。この症状は、病気が進行するにつれて、視神経盤の萎縮に変わることが一般的です。

 

・遺伝的要因の影響

レーベル病は遺伝的要因によって引き起こされますが、全ての遺伝子変異を持つ人が症状を示すわけではありません。一部の人は軽度の症状しか経験しないか、全く症状を示さないこともあります。

 

・関連症状

レーベル病では、筋肉の弱さや振戦、不整脈、難聴などの他の症状を伴う場合もあります。これは、ミトコンドリアの異常が他の身体の部位にも影響を及ぼすためです。

コエンザイムQ10の誘導体のイデベノンが有効だと考えられている

レーベル病を改善するために効果があると考えられているのは、コエンザイムQ10の誘導体であるイデベノンです。

 

イデベノンは、研究ではミトコンドリアのエネルギーの産生を助ける働きがあり網膜の細胞を死から守るということがわかっています。レーベル病に有効であるのかどうかという現場での実際の働きについては現在研究が進められています。

 

レーベル病の改善には、眼底の血流の改善を目的に点眼薬や内服薬を使うこともあります。さらに、コエンザイムQ10やビタミンC、ビタミンB12なども改善に有効であると言われています。

レーベル病はミトコンドリアの遺伝子変異によって引き起こされる病気であり、その改善方法は非常に複雑です。現在、特効薬や完全に回復させる薬は確立されていませんが、症状の進行を遅らせるための改善や生活の質を向上させるための方法が存在します。

 

1. 抗酸化物質の投与

ビタミンB、C、E、およびアルファリポ酸などの抗酸化物質が視神経の保護に役立つ可能性が考えられています。これらの抗酸化物質は、ミトコンドリアの機能を改善し、細胞の損傷を減少させることが期待されています。

 

2. アイデベノンの使用

アイデベノンは、一部のレーベル病において視力の低下を一時的に改善することが示されている薬剤です。ミトコンドリアの機能を促進し、エネルギー産生をサポートすることが考えられています。

 

3. 遺伝子法

遺伝子法は、変異した遺伝子を正常な遺伝子で置き換える技術を使用して、遺伝性の病気を改善するためのアプローチです。レーベル病に関しては、初期の研究段階ですが、将来的な改善法としての可能性が期待されています。

 

4. 生活習慣の改善

タバコの使用や過度なアルコールの摂取は、ミトコンドリアの機能をさらに悪化させる可能性があります。したがって、これらの要因を避けることで、症状の進行を遅らせることが可能です。

 

5. リハビリテーション

視力の低下に対応するためのリハビリテーションも考慮されるべきです。例えば、視覚障害者向けの補助具の利用や、日常生活の中での適応策を学ぶことが挙げられます。

 

レーベル病の改善法に関する一般的な情報を提供するものであり、個々には異なる改善法が適切である可能性があります。

レーベル病は、突然の中心視野喪失を引き起こす遺伝性の視神経の病気です。主に若い成人の男性に影響を及ぼします。これは、ミトコンドリアDNAの変異が原因で、視神経細胞のエネルギー産生に関与するミトコンドリアの機能不全が主な要因とされています。

 

改善の選択肢は限られていますが、以下はレーベル病の改善のために考慮される可能性のある薬です。

 

アイデベノン (Idebenone):レーベル病の改善において最もよく知られている薬物です。抗酸化剤であり、ミトコンドリアのエネルギー産生をサポートし、細胞の損傷を軽減するとされています。いくつかの臨床試験で、一部では視力が改善したとの報告があります。

 

ビタミンや他のサプリメント、例えばコエンザイムQ10や抗酸化サプリメントなどもミトコンドリアの機能をサポートすると考えられています。

 

レーベル病の改善に関する最新の進展や改善の選択肢については、専門家や専門の機関に直接相談することをおすすめします。

喫煙がリスクとなる

レーベル病を発症すると、視力が低下したり視野が欠損したりします。しかし、完全に失明することはあまりありません。

 

レーベル病は今のところ喫煙がリスクとなるということが言われています。そのため、予防をするためには日常生活を送る上で禁煙を心がけることが大切です。

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