公開日:2022年 1月10日
更新日:2022年 3月 6日
本日はせん妄について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
せん妄の原因はいろいろあります。内科的な病気や脳の病気などによって、精神的に変化が起こるのです。
年齢が高くなるほど発症率が高くなっており、発症者の多くは高齢者です。しかし若い人でも、手術をしたり入院をしたりするようないつもの生活と違う状況になったとき発症することもあります。
特に脳卒中や認知症、パーキンソン病などの神経や脳に異常が起きる病気を発症したことのある高齢者は発症することが多いです。
そのような人は、風邪や便秘、脱水、睡眠不足などのいつもの生活と違う状況に対して刺激を感じて発症することがあるのです。
さらに、せん妄は体の状態だけでなく、環境が変わることで感じるストレスも発症する要因の一つになります。他にも、鎮静剤や抗うつ薬、ステロイドなどの薬の副作用によってせん妄が起こることもあります。
せん妄の症状は、行動や睡眠リズムに異常が起きることです。過剰に興奮して錯乱状態になったり、活動をしなくなり眠った状態になったりするのです。
行動や睡眠リズムの異常は、時間や場所などを認識する力や思考力、注意力が下がり、妄想や幻覚に支配されるようになることで起こります。
せん妄の症状は、突然発症します。症状は一時的に強い症状が現れます。しかし、適切に改善や対処を行うことでほとんどの場合は数日以内に改善します。
症状は、多くの場合夕方から夜間にかけて悪くなります。
せん妄の改善方法は、せん妄の根本的な原因を改善することです。そのために1番大切なことは、ストレスを感じず、落ち着いて過ごすことができる環境を整えることです。
環境が整うことで、昼と夜の区別がつく状態をつくることができ、せん妄の改善につながるのです。
病気が原因となってせん妄が起きている場合は、病気を改善することが大事です。
せん妄の原因は様々です。そのため、せん妄を防ぐためにできることもいろいろあります。
高齢者の場合、せん妄を発症しやすいため、自分の体の不調や変化について自分で把握しておくことが大事です。日頃から生活リズムを整え、体調の変化などを起こさないように心がけて過ごしましょう。
環境が急に変わることもせん妄の原因の一つです。環境を大きく変えることを避けることも予防になります。
入院などで環境が大きく変わる時には昼と夜の区別ができる環境をつくるようにし、できる限りいつも通りの生活ができる状態にしておきましょう。
11時から21時
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