公開日:2021年 8月11日
更新日:2021年 8月19日
本日は後部硝子体剥離について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
後部硝子体剥離の原因は、加齢です。
硝子体は、年齢を重ねることでコラーゲン線維が縮み網膜から離れて前の方に動いていきます。元々は透明なゼリー状で網膜とくっついていた硝子体が、年齢を重ねることで網膜面から離れ水晶体の方向に動くのです。
後部硝子体剥離では、最終的に視神経乳頭で強く網膜にくっついている硝子体の部分まで離れてしまいます。
硝子体剥離は、60歳代の約50%、70歳代では約70パーセントの人が発症すると言われています。白内障の手術した場合は手術の後、1年以内に発症することもありるとされています。
後部硝子体剥離の主な症状は、飛蚊症です。他にも光視症や霧視も現れます。
後部硝子体剥離が起こると、硝子体の後部の膜が網膜にうつるため、明るい場所を見見たとき、虫や糸くずが飛んでいるように見えるのです。この症状は、目をこすったり瞬きをしたりしても消えることはありません。
光視症は走るような光を感じることです。これは、硝子体によって網膜が刺激を受けることで起こる症状です。
霧視は、硝子体の引っ張りにより網膜血管に傷がつき硝子体出血が起こった場合に起こります。
後部硝子体剥離に効果的な改善方法はありません。
後部硝子体剥離は症状が進むと、他の病気につながることがあります。そのため、眼科にいくことは非常に大切です。
他の病気引き起こした場合、手術などが必要になることもあります。他の病気を発症しないためにも、眼科に行き、医者と一緒に経過をみることが大切なのです。
後部硝子体剥離は加齢で起こる老化現象です。そのため、基本的には今まで通りの生活を送って問題ありません。
しかし、中には注意が必要な場合もあります。硝子体が網膜から離れるとき、網膜も一緒に強く引っ張ってしまうことが稀に起こるのです。すると、網膜剥離や硝子体出血を起こしてしまうことがあります。
眼科で経過を見ておくことで異変があった時にも早期発見につながります。後部硝子体剥離が起こった時は眼科に行くことをお勧めいたします。