薬剤性肺炎の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 6月23日

更新日:2022年 7月24日

本日は薬剤性肺炎について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 薬剤性肺炎とは
  • 薬剤性肺炎の症状
  • 薬剤性肺炎の原因
  • 薬剤性肺炎の改善方法
  • 薬剤性肺炎のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

薬剤性肺炎は、薬によって起きる肺障害のこと

薬剤性肺炎は、薬によって起きる肺障害のことです。薬剤性肺炎には色々なタイプが含まれており、中には急性の肺炎や亜急性の間質性肺炎、好酸球性肺炎などがあります。

 

原因となる薬はいろいろあり、抗がん剤や抗リウマチ薬、漢方薬、消炎鎮痛薬や抗菌薬などの病院で使われる薬だけではなく、一般用医薬品や健康食品などが原因となることもあります。

薬剤性肺炎の原因となる薬はいろいろ

薬剤性肺炎の原因となる薬はいろいろあります。抗がん剤や抗リウマチ薬、漢方薬、消炎鎮痛薬や抗菌薬などの病院で使われる薬や、一般用医薬品、健康食品などが原因となることもあります。

 

場合によっては、一般的な肺炎を改善するために使われる抗菌薬が原因で薬剤性肺炎が起きることもあります。

 

薬剤性肺炎が発症するメカニズムでは、薬が持っている潜在的な毒性によって起こるケースと、薬に対してのアレルギー反応によって起こるケースがあります。

症状は、息切れや呼吸困難、痰のない咳、血痰、発熱、倦怠感など

薬剤性肺炎の症状は、息切れや呼吸困難、痰のない咳、血痰、発熱、倦怠感などです。他にも、皮疹や口腔内粘膜疹などが見られることもあります。

 

症状が軽い場合は、特に自覚症状は現れません。そのため、場合によっては胸部X線などによって薬剤性肺炎を発症していることが発見されることもあります。

 

症状が重い場合は、呼吸不全になることもあります。

 

調べてみると、経皮的動脈血酸素飽和度が下がっていたり、胸部の音を聞いた時乾性ラ音が聞き取れたりすることもあります。

薬剤性肺炎の改善方法は、原因であると疑われる薬をやめること

薬剤性肺炎を改善するためには、最初に原因であると疑われる薬をやめることが大事です。症状が軽い場合は原因となっている薬をやめるだけで改善することもあります。

 

しかし、自分が発症している病気があり、その病気を改善するために必要である薬が原因になることもあります。その場合は、他の種類の薬に変えることが必要になります。

 

また、原因になった薬は再び使わないようにすることも大事です。

 

症状が中等度以上の場合や原因となっている薬をやめただけでは改善しない場合、ステロイドを使います。症状が重くなると、ステロイドを大量に使う方法で改善を行なった後、ステロイドの内服を行うことも多いです。

薬の投与を始めて2~3週間から2~3ヶ月で発症することが多い

通常、薬剤性肺炎は、薬の投与を始めてから2~3週間から2~3ヶ月で発症することが多いです。しかし、場合によっては、薬の投与を始めてから数年経ってから発症することもあります。

 

薬剤性肺炎は、薬を投与している時に薬が原因でもともとの薬の効果だけでなく予期していなかった有害な反応が起きて発症する肺炎のため、どのくらいの期間で反応が起こるかについては決まっていないのです。

薬剤性肺炎に効果的なツボ

・肺兪

・尺沢

・雲門

・腎兪

・関元

肺兪

肺兪の兪には輸送するという意味があり、肺兪が肺に繋がって肺に気を送る場所であると考えられていたことから肺兪という名前がつけられています。

 

肺兪の効果は、内臓の機能や全身の機能を整えることです。内臓や全身の機能が整うと、肌が健康を保ってくれます。

 

さらに、呼吸器に現れる咳や息苦しさなどの症状を和らげる効果やインフルエンザなどの予防、風邪によって現れる症状を和らげる効果もあります。

尺沢

尺沢は、呼吸器に現れる色々な症状に効果を発揮します。花粉症の症状に対しても効果があると言われています。

 

特に、咳や痰に対して効果を発揮するツボで、喉の痛みに高い効果を発揮します。扁桃の腫れや痛みを和らげる効果もあるため、扁桃のツボと呼ばれることもあります。そのため薬剤性肺炎にも効果が期待できます。

雲門

雲門は、肺に関係するツボを集めて結んだ経絡である肺経に属するツボのため、肺に関係する症状を和らげる効果があります。

 

雲門が使われることの多い症状は、咳や喘息などです。また、雲門は胸部と肩に通じる場所にあるため、胸部と背部のこりにも高い効果があります。

 

咳がなくても肩こりによって息苦しい時にも効果を発揮します。そのため、薬剤性肺炎にも効果が期待できます。

ツボの位置と押し方

肺兪

肺兪は、肩甲骨の内上角の高さで、第3胸椎から左右外側に指幅約2本分進んだ場所にあります。左右両側にあるツボです。

 

背部にあるため、ツボを押すときは自分で押すよりも家族や友達などに押してもらうことをお勧めします。また、お灸などをしてもらって温めることも非常に効果的です。

尺沢

尺沢は肘を曲げた時にできるシワの上にあります。肘を曲げて親指側にある筋肉の外側のへこんだ場所を探しましょう。

 

お灸を行うことも効果的なツボです。お灸がないときは自分で力加減に注意して優しく押しましょう。強く押しすぎると痛い場所にあるツボのため、力加減は自分で加減することをお勧めします。

雲門

雲門の場所は、鎖骨の下縁から肩に向かって進んだ時のくぼみです。鎖骨の下から指で外に向かって触り、肩の骨にぶつかった時にあるへこみにツボがあるのです。

 

押すときのイメージは、体の奥へ向かってツボを押すイメージです。ゆっくりと気持ちが良く感じるくらいの力で押すことをお勧めします。

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