公開日:2021年 2月 1日
更新日:2021年 2月18日
本日は飛蚊症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
飛蚊症では、自分の視野の中に虫やごみ、糸くずや水玉のようなものが現れます。黒いススや輪、おたまじゃくしのように見えることもあります。これらは、瞬きをしたり目を擦ったりしても消えません。
ほとんどの場合は問題ありませんが、何かの病気の症状の1つとして現れている場合もあるため、注意が必要です。
飛蚊症は目の中の濁りが網膜にうつることを自覚することで起きます。明るい空や白い壁の時は目立ちやすく、暗いところでは分かりずらくなります。
飛蚊症には、心配しなくても大丈夫なものと、大きな病気の前兆などとなっているもの、症状は似ていて飛蚊症ではない別の病気のものなど、いろいろなケースが考えられます。
飛蚊症は多くの人に起こる症状です。心配して不安になりすぎないためにも大きな病気を見逃さないためにもきちんと知っておくことが大切です。
飛蚊症の原因には、年齢の変化によって起こるものと病気によって起こるものがあります。
年齢での変化によって起こるものは、生理的飛蚊症と言います。目の中にある硝子体というゼリー状の物質が、年齢を重ねるにつれて融解して萎縮すると網膜と硝子体の間に隙間ができます。この隙間ができたすぐ後に飛蚊症の症状が出やすくなります。
病気によって起こる飛蚊症は、網膜裂孔や網膜剥離、眼底出血、ぶどう膜炎などの病気で硝子体に濁りが起きることによって起こります。この硝子体の濁りから病気の初期症状として、飛蚊症が現れるのです。
飛蚊症があっても、飛蚊症だけでは急に目の状態が悪くなるということはありません。しかし、注意が必要なこともあります。網膜裂孔です。
網膜裂孔は網膜の一部が不均等に引っ張られて小さな穴や裂け目ができる症状です。網膜裂孔が起きると、網膜はく離へが起きる可能性があります。
網膜はく離が起こると、視細胞の機能が急激に悪くなります。急激に視力が落ちるのです。網膜はく離は起きる場所によって、視力の回復が難しいこともあります。
見える範囲の中で一部が欠けて見えていたり、見え方に歪みがあったりする場合、網膜はく離を起こしている可能性が高いです。
網膜はく離が起こった人のほとんどは初期段階で飛蚊症が起こります。飛蚊症が起こったら、病院に行き、目を調べておくことが大切です。
飛蚊症の症状が現れた時は、まず目を調べ病気の可能性がないか確認することが必要です。
年齢が原因で起きる飛蚊症の場合、黒い影は目の動きと一緒に動くことが多いです。目安として黒い影の動きを見てみると良いでしょう。黒い影が動かない場合やどんどん増えるような場合は、病気の可能性もあるため病院にいく必要があります。
飛蚊症だけでなく、視力が下がったり目が痛かったり、見える範囲が狭くなって行ったり欠けたり、など黒い影が見えること以外の症状がある場合にも病院に行くことをお勧めします。
飛蚊症は、飛蚊症が起こること自体が病気ではありません。ほとんどの飛蚊症は病気ではありません。しかし、目の病気が原因となっていることもあります。
症状として飛蚊症が現れる病気に注意をして、何か異常があればすぐに病院に行き調べることが大切です。本当に飛蚊症かどうかを相談し、飛蚊症と判断されたときには詳しく調べることをお勧めします。
飛蚊症と似ている病状が現れる別の病気もあるため、注意が必要です。
飛蚊症と似ている病気の1つ目は硝子体出血です。硝子体出血は、網膜の血管などが破れ、硝子体の中に血が出る病気です。出血が多い場合、急激に視力が下がるため硝子体出血であるという判断ができますが、出血が少ない場合は飛蚊症と同じような症状のように感じられます。
2つ目はぶどう膜炎です。ぶどう膜炎は、ぶどう膜が細菌などに感染したことが原因で炎症を起こす病気です。視力の低下や目の痛みやかすみなどの症状がありますが、飛蚊症と同じような症状も起こることがあります。
他にも、頭痛や目の痛みなどが起こる血管新生緑内障や、目のけがや白内障の手術の後などに起こる感染症で、飛蚊症と同じようなの症状が起きることもあります。
どのような場合でも、病院で調べる必要があるため、飛蚊症の症状が現れたらまず病院に行くことをお勧めします。
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