巨人症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 12月23日

更新日:2022年  2月 3日

本日は巨人症について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 巨人症とは
  • 巨人症の原因
  • 巨人症の症状
  • 巨人症の改善方法
  • 巨人症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

巨人症は、異常なくらい体が大きくなる病気

巨人症は、異常なくらい体が大きくなる病気のことです。小児期に成長ホルモンが過剰に存在することで発症します。

 

巨人症では、年齢と比べて身長が異常なほどに高くなるのです。心不全や視力障害が現れることもあります。高血圧や糖尿病など合併症を発症する可能性もあります。

 

成長ホルモンが過剰に分泌される原因のほとんどは、良性の下垂体腺腫です。そのため、手術などで改善に取り組むことができます。

巨人症の原因は、小児期に成長ホルモンが過剰に存在すること

巨人症の原因は、小児期に成長ホルモンが過剰に存在することです。

 

小児期には、骨の一部に骨端軟骨線と呼ばれる部位が存在します。思春期に性ホルモンが増えて、性ホルモンが作用することで骨端軟骨線が閉じます。

 

しかし、巨人症では、骨端軟骨線が閉じる前に骨端軟骨線から成長ホルモンが過剰に分泌され症状が現れます。

 

過剰な成長ホルモンのほとんどは、脳の一部に存在する下垂体と呼ばれる部分に発生した下垂体腺腫から分泌されます。

 

他にも、何かの病気を持っている場合、病気の影響によって原因で成長ホルモンが過剰に作られ、発症することや遺伝子の異常によって発症することもあります。

1番大きな症状は、年齢と比較して非常に身長が高くなること

巨大症の1番大きな症状は、年齢と比較して非常に身長が高くなることです。他には、二次性徴の遅れや手足や額、あご、唇舌などの肥大、声色が低くなるなどの症状が現れます。

 

下垂体は通常、非常に小さなスペースにあります。しかし、下垂体腺腫が大きくなると周りの構造物を圧迫することになるため、視野が狭くなったり頭痛が起きたりすることもあります。

 

改善を行わないままにしておくと、高血圧や糖尿病、心不全などの病気に繋がったり、甲状腺がんや大腸がんのリスクが高くなったりすることもあります。

 

下垂体は成長ホルモン以外にも様々なホルモンを分泌しており、下垂体腺腫が大きくなると下垂体機能低下症を発症し、他のホルモン分泌に障害が起きることもあります。

巨人症の改善方法は、手術や薬

巨人症の改善方法は、手術や薬です。巨人症は、ほとんどが下垂体腺腫によって成長ホルモンが過剰に分泌されて起こっています。そのため、改善のためには手術を行うことが多いです。

 

場合によっては薬によって改善を行うこともあります。手術改善されず、薬もなかなか効果が見られない場合は、ガンマナイフやサイバーナイフなどを使って改善を行うこともあります。

適切に改善を行うことで、特に問題なく日常生活を送ることが可能

巨人症によって、高血圧や糖尿病を発症している場合、高血圧や糖尿病の改善を行うことも大事です。

 

巨人症は、長い時間そのまま放っておくといろいろな合併症につながる危険がある病気です。しかし、適切に改善を行うことで、特に大きな問題はなく一般的な日常生活を送ることができます。

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