悪夢障害の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 4月10日

更新日:2022年 4月23

本日は離人症性障害について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 離人症性障害とは
  • 離人症性障害の原因
  • 離人症性障害の症状
  • 離人症性障害の改善方法
  • 離人症性障害のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

離人症性障害では、現実感がなくなる

離人症性障害では、周りの出来事や人々や自分自身に対して現実感がなくなり、夢の中にいるような感覚になります。一時的な場合もありますが、生涯続く慢性の離人症もあります。 

 

離人症性障害の特徴は、自分が感じている現状が現実なのかどうかということがわからなくなり、自分の感覚が普段と違うように感じる離人症状が現れることです。

 

離人症状によって大きな苦痛を感じたり、日常生活を送る上で障害となることが起こったりします。しかし、離人症状が出ていても、自分の考えが現実的な考えなのかどうかということを判断をすることはできるとされています。

 

離人症性障害を発症することが多い年齢は、10代から20代です。

トラウマとなるような体験をした人に発症していることが多い

離人症性障害の原因は、明らかになっていません。しかし、トラウマとなるような体験をした人に発症していることが多いということがわかっており、幼少期に虐待を受けた体験のある人の発症も少なくないと言われています。

 

そのため、強い恐怖を感じることなどを避けるために離人症を発症しているということが考えられています。

 

解離性障害で現れる離人症状は、うつ病や不安障害、パニック障害、強迫性障害、境界性人格障害、統合失調症などの精神的な病気や甲状腺や副甲状腺、膵臓のような内分泌障害の症状の一つとして起きることもあります。

 

さらに、てんかんや脳腫瘍、脳外傷や神経外科手術をしたときの電気刺激や一部の薬によって離人症状が現れることもあります。

現実感を得ることができず、疎隔されていると感じる

離人症性障害の症状は、自分の意識や感覚、周りの環境や人々や出来事について現実感を得ることができず、疎隔されていると感じることです。

 

離人症性障害によって現れる症状を離人症状と言い、発症している人の中には、症状について自分と世界の間にベールがあり世界がぼやけて感じると表現する人もいます。

 

何度も自分の感覚が普段と違うと感じたり、夢の中にいるように感じたり、自分の体の大きさや形が違うように感じたりします。

 

離人症状が出ている時は現実感がなくなりますが、離人症状が出ていても、自分の考えが現実的な考えなのかという判断はできるのです。

抗不安薬や抗うつ薬を使うこともある

離人症性障害の改善方法として、有効な改善方法は確率されていません。しかし、離人症では、不安や抑うつ気分が現れることが多いため、不安や抗うつ気分を和らげるために抗不安薬や抗うつ薬を使うこともあります。

 

カウンセリングを行ったり認知行動に介入を行ったりすることもありますが、改善につながることは難しいと言われています。

 

離人症性障害ではなく、他の精神的な病気の症状として離人症状が現れている場合は、薬などによって精神的な病気を改善することが大事です。

離人症性障害は特に介入を行わなくても改善することもある

離人症性障害は、特に介入を行わなくても改善することもあります。ほとんどの人は一時的な症状であるため、完全に回復します。ただし、慢性の離人症性障害の場合などは改善が難しいです。

 

離人症状が持続したり何度も繰り返し起こったりしている場合でも、常に頭を働かせて他の考えに集中したり、常に忙しくして活動に集中したりすることで、自己の主観的感覚から気をそらすことができれば、現れる障害が少しの場合もあります。

 

慢性的に疎外感を感じたり、不安や抑うつ気分が現れたりする場合は、日常生活に影響が大きく出ることもあります。

離人症性障害に効果的なツボ

・百会

・神門

労宮

百会

百会は、多くの経絡が交わる場所にあることがツボの名前の由来になっていると言われています。経絡はそれぞれ違う場所をめぐっているため、多くの経絡が交わる場所にある百会は、作用する範囲が広いです。

 

百会のたくさんある効果の中には不眠や精神的な病気なども含まれています。精神が不安定な時にも効果を発揮するため、離人症性障害にも役立つことが期待できます。

 

他にある作用は、眩暈や頭痛を和らげる作用や、胃下垂などの時に内臓を引き上げる作用です。

神門

神門の効果は、精神的に不安的な気持ちを和らげ、リラックスすることです。神門を刺激することで、気持ちの切り替えがしやすくなるのです。そのため、不安や不眠などに対してよく使われます。

 

離人症性障害では、不安や抗うつ気分などの症状が現れることもあります。そのような症状が現れた時に刺激をすることがおすすめです。

 

他にも、動悸や息切れ、便秘などに対しても効果を発揮します。

労宮

労宮の効果は、自律神経の乱れを整えることです。離人症性障害では、不安や抗うつ気分などの症状が現れることがあります。このような症状は、自律神経とも大きく関係しています。

 

そのため、労宮を刺激することで、自律神経を整え、気分もリラックスすることができるようになるという期待できるのです。

ツボの位置と押し方

百会

百会は、頭頂部の真ん中の少しへこんでいる場所にあります。両耳を線で結んだ時の線と鼻から上に通る線が交わるところにあるツボなのです。

 

押すときは、両手の中指を使って押します。息を吐きながら気持ち良いと感じる程度の力加減で押しましょう。

神門

神門は、手首の横向きしわの小指側の少しへこんでいる場所にあります。

 

押すときは、親指を使って押します。親指以外の指で手首をつかみむようにすると力が入りやすく押しやすいです。30回くらいを目安に痛気持ち良いと感じるくらいの力加減で押しましょう。

労宮

労宮は、手のひらの中央にあるツボで軽く手を握ったときに中指と人差し指の先の間になる場所にあります。

 

押すときは、労宮を中心に手のひら全体を刺激します。自分で押すことももちろん良い方法ですが、家族などに押してもらう方法もおすすめです。

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