公開日:2021年 7月 3日
更新日:2021年 7月15日
本日は脊髄損傷について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
脊髄損傷は、脊髄にダメージを受け、様々な障害が起きることです。
脊椎損傷は、交通事故や転倒、スポーツなどによって脊椎に大きな外力が加わることによって、骨折し関節や靭帯が壊されて脱臼してしまうことで、骨や靭帯が損傷することです。
脊椎損傷の場合は、骨折や脱臼に対して改善を行うことで回復します。
しかし、骨折や脱臼の程度が重く、内部の脊髄までダメージを受けると、様々な部分に障害が起きます。これが脊髄損傷です。脊髄にダメージを受け、様々な障害が起きることを脊髄損傷と言うのです。
起きる障害は、手足の麻痺や感覚障害、排尿排便障害や呼吸障害、血圧調整障害など、色々あり、個人によって差があります。
脊髄損傷の原因は、強い衝撃が脊椎に加わり、脱臼や骨折をすることで脊髄に損傷が起こることです。交通事故や転倒、スポーツによる怪我など主な原因です。
衝突したり、転倒したり、高い場所からの転落したりすることで起きる外傷によって起こることが多いのです。
頚髄に起きる損傷は交通事故やスポーツなどによって起きる怪我、胸髄や腰髄や仙髄に起きる損傷は高い所からの転落することが原因であることが多いと言われています。
頸椎に起きる損傷は、脊柱管が元から狭い場合や後縦靭帯骨化症を発症している場合に、転倒などの衝撃を受けたことがきっかけで脊髄まで損傷することもあります。このような場合は、非骨傷性頚髄損傷と言います。
脊髄損傷では、様々な障害が現れます。手足の麻痺や感覚障害、排尿排便障害や呼吸障害、血圧調整障害など様々です。特に、損傷が起こった部分の脊髄が支配している神経の領域より下の部分に体の麻痺や感覚障害が現れることが多いです。
損傷を受けた時から時間が経ち、麻痺が慢性化した場合は筋肉の強張りや痙攣が現れることもあります。さらに、脊髄の下部にある神経が麻痺することで排泄障害が起きることも多いです。
起きる麻痺や感覚障害の程度は脊髄がどのくらいダメージを受けているかによって違います。
脊髄損傷では、できるだけ早く改善に取り組むことが大切です。損傷が起きてから改善を始めるまでの時間によって、どのくらいの麻痺や感覚障害が起きるかということが変わる可能性が大きいからです。
脊椎を固定するためにギプスや装具を使ったり、脊髄を圧迫している原因を取るために手術をしたり薬を使ったりして改善を行います。
感覚障害や麻痺の程度、症状が現れる場所については個人差が大きいため、その人に合わせた改善方法で改善を行います。
合併症の防止や社会に復帰するためには、リハビリテーションを行います。筋力トレーニングをしたり、体をやわらかくするストレッチをしたり、関節の可動域を広げたりするリハビリを行い、回復を目指します。
非常に症状が重く動きも感覚も完全になくなってしまった場合、完全に回復することは難しいです。しかし、損傷を受けた直後は重症でも時間が経つとともに回復していくこともあります。
回復するためにはできるだけ早くリハビリテーションを始めることが大切です。
脊髄損傷の多くは、できるだけ早く専門的な改善を始め、全身の状態が安定するようにして手術をし、リハビリテーションを行うことで改善に取り組むのです。
脊髄損傷を予防するためにできることは、怪我をしないように注意をすることです。しかし、予想しない事故によって起こることがほとんどのため、注意するにしても限界があります。
しかし、高齢者に増えている非骨傷性頚髄損傷の原因となる脊柱管狭窄症などの病気は、調べることで見つけることができます。自分でリスクを知ることで注意できることも増えます。
そのため、定期的に病院で検査を受けることをお勧めいたします。
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