公開日:2021年 12月11日
更新日:2021年 12月19日
本日は反応性関節炎について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
反応性関節炎の原因は、微生物に感染することです。原因となる微生物は、クラミジア菌、サルモネラ菌、赤痢菌、エルシニア菌、キャンピロバクターなどです。
微生物に感染することによって、体を守るために免疫反応が働き、交差反応として遷延性の炎症が関節に起きると考えられています。
反応性関節炎の症状の特徴は、脊椎関節症、無菌性尿道炎、結膜炎の3つの症状が現れることです。
関節炎は微生物に感染した後、4~6週間後に発症することが多いです。末梢関節炎は、1つ〜数ヵ所までの関節炎で非対称性に現れます。多くは、膝や足関節などの下肢の関節に見られます。
仙腸関節炎は基本的には片側にのみ起こり、腱や靭帯と骨の付着部の炎症は足底腱膜起始部、アキレス腱付着部起こることが多いです。痛みがあることもあります。
尿道炎には程度の軽い排尿困難が起こります。排尿するときには痛みが起こったり粘性膿性分泌物が現れたりします。
反応性関節炎の改善では、炎症を抑えることを最優先に考えます。これは、免疫反応によって炎症が起こっているためです。
改善に使う薬で一般的なものは、非ステロイド性抗炎症薬です。症状が遷延化する場合は、サラゾスルファピリジンやメトトレキサートなどの抗リウマチ薬が使われることもあります。
症状が強く現れたり慢性化している場合には、現れている症状に対しての改善も行っていきます。
反応性関節炎は、薬での改善とともに、炎症が起こっている部位に負荷をできるだけかけないようにすることで症状が落ち着くことがほとんどです。
しかし、遷延化したり慢性化したりすることも多いため、無理をせず、医師と相談しながら改善を進めていくことが大事です。
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