膀胱尿管逆流現象の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 12月20日

更新日:2023年 12月19日

本日は膀胱尿管逆流現象について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 膀胱尿管逆流現象とは
  • 膀胱尿管逆流現象の原因
  • 膀胱尿管逆流現象の症状
  • 膀胱尿管逆流現象の改善方法
  • 膀胱尿管逆流現象のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

膀胱尿管逆流現象は、膀胱内の尿が尿管から腎臓方向へ逆流する

膀胱尿管逆流現象は、膀胱の中の尿が尿管から腎臓方向へ逆流してしまう状態のことです。

 

尿管が膀胱とつながる場所では、膀胱の中にある尿が尿管へ逆流しないように斜めにつながっていますが、しっかりと斜めになっていないなどの理由によって排尿時などに膀胱から尿が尿管や腎臓に逆流してしまうのです。

 

膀胱尿管逆流現象は、尿路感染症を繰り返すときに色々な病気の原因になっている病気のため、注意が必要です。

膀胱尿管逆流現象の原因は、尿管と膀胱の接合部の異常

膀胱尿管逆流現象の原因は、尿管と膀胱の接合部の異常です。この異常は先天的な場合も好転的な場合もあります。

 

腎臓で産生された尿は、尿管を通って膀胱に運ばれ、膀胱の中に一定の量ためられて尿道を介し、体の外に出ていきます。尿は腎臓から尿管、膀胱、尿道の一方向に流れているのです。

 

スムーズに尿が流れるようにするために、膀胱と尿管の接合部には特殊な構造の弁があり、膀胱内の尿が尿管に逆流することを防いでいます。

 

しかし、この弁が先天的に上手に機能していない場合、排尿時に尿が膀胱から尿管に逆流してしまいます。後天的に弁の機能が低下してしまった場合も尿管内に尿が逆流します。

膀胱尿管逆流は、尿が膀胱から尿管を通って腎臓へと逆流する状態です。この状態は、通常、尿管の異常によって引き起こされます。膀胱尿管逆流の原因には以下のようなものがあります。

 

尿管の先天的な異常:尿管の膀胱への入り口が正常よりも低い位置にあるか、尿管が膀胱壁内を十分に通っていない場合、尿の逆流が起こりやすくなります。この状態は通常、先天的なもので、子供が生まれつき持っている場合が多いです。

 

膀胱の機能障害:膀胱の出口が閉じる際の異常や膀胱壁の筋肉の異常な収縮により、尿が尿管に押し戻されることがあります。

 

二次的な尿路障害:尿道の狭窄や膀胱の機能障害など、他の尿路系の問題が原因で膀胱尿管逆流を引き起こすことがあります。

 

神経原性膀胱:脊髄損傷や神経系の病気によって膀胱の機能が障害され、尿の逆流を引き起こすことがあります。

 

感染症:尿路感染症が膀胱尿管逆流の発症または悪化のトリガーになることがあります。

 

家族歴:膀胱尿管逆流は遺伝的要素を持つことがあるため、家族に同様の状態がある場合、発症リスクが高まります。

 

膀胱尿管逆流は、特に子供に多く見られますが、成人でも発症することがあります。逆流の程度によっては、尿路感染症のリスクが高まったり、腎臓に損傷を与えたりする可能性があるため、適切な判断と改善が必要です。

尿路感染症の発症につながることもある

膀胱尿管逆流現象の症状はありません。逆流するときに尿管内や腎臓内に細菌が入り込むことがあります。その場合は、尿路感染症の発症につながることもあります。

 

尿路感染症を発症した場合は、発熱したり体力が下がったり、倦怠感や食欲不振が見られたり、背部の痛みや排尿時の痛みなどの症状が現れたりします。

 

膀胱尿管逆流症の原因である弁の異常を改善せず、そのままになっている場合は、繰り返し逆流が起きる可能性があります。何度も逆流を繰り返した場合は、尿路感染症も繰り返す可能性があります。

 

また、尿管から腎臓に逆流が続くことによって、腎臓の機能障害につながることもあります。

膀胱尿管逆流は、尿が膀胱から尿管を逆流して腎臓に戻る状態です。多くの場合、この状態は特に症状を引き起こさないか、症状が軽微であるため、直接的な症状に気付かないことがあります。しかし、以下のような症状や兆候がある場合は、膀胱尿管逆流を疑うべきです。

 

尿路感染症(UTI)の症状:頻繁な尿意や切迫感。排尿時の痛みや不快感。下腹部や腰の痛み。発熱や悪寒。尿の濁りや異臭。

 

腎盂腎炎:UTIが腎臓にまで上行感染し、腎臓の感染症を引き起こす可能性があります。高熱、腰痛、吐き気や嘔吐、全身の倦怠感など。

 

尿の変化:尿が濁っている、血尿があるなどの変化。

 

腎機能障害の兆候:高度な逆流や頻回の感染が腎機能障害を引き起こす場合があります。

膀胱尿管逆流現象の改善方法は、手術や抗菌薬を使うこと

膀胱尿管逆流現象の改善方法は、手術や抗菌薬を使うことです。逆流が軽い場合自然に改善することもあります。発見年齢が若く逆流の程度が低く片方のみの場合は消失率が高いということが知られています。その場合は、経過観察を行います。

 

内視鏡を使って膀胱内にある尿管の出口の周りにヒアルロン酸Naとデキストラノマービーズの合剤を入れて人工的に弁を作る方法を行うこともあります。

 

症状が重い場合は、尿路感染症を繰り返し、腎臓の機能に影響が現れることもあるため、手術を行います。

膀胱尿管逆流の改善法は、逆流の程度、年齢、尿路感染症の有無などによって異なります。以下に、一般的な改善法を紹介します。

 

医学的管理

抗生物質: 軽度から中等度のVURで、特に小児の場合、再発する尿路感染症を防ぐために、長期間の低用量抗生物質が行われることがあります。

 

膀胱の訓練と排尿習慣の改善

頻繁な排尿、排尿の際に膀胱を完全に空にすること、便秘の防止など、良好な排尿習慣を身につけることが推奨されます。

 

エンドスコピック

膀胱内部に特殊な物質を注入して、尿管の入口を狭めることで逆流を防ぐ改善法です。手術よりも侵襲が少なく、日帰り手術として行われることが多いです。

 

外科手術

重度のVURや長期的な抗生物質に反応しない場合、尿管再植手術が検討されます。尿管を再構築し、膀胱内での正しい位置に再植する手術です。

 

腎機能のモニタリング

VURが腎臓に影響を与える可能性があるため、定期的な腎機能のチェックが必要です。

 

改善の目的は、尿路感染症のリスクを減少させ、腎損傷の予防または進行の阻止です。

膀胱尿管逆流の改善に使用される主な薬は、主に再発する尿路感染症の予防と改善に焦点を当てたものです。以下に、VURにおいて一般的に使用される薬剤を挙げます。

 

長期間の低用量抗生物質:軽度から中等度のVURの子供において、尿路感染症の再発を防ぐために長期間の低用量抗生物質が行われることがあります。使用される抗生物質には、アモキシシリン、トリメトプリム/スルファメトキサゾール(TMP/SMX)、ニトロフラントインなどがあります。

 

短期間の抗生物質:尿路感染症が発症した場合、症状を改善するために短期間の抗生物質が行われます。感染の原因菌に応じて適切な抗生物質が選択されます。

 

解熱鎮痛薬:UTIに伴う痛みや発熱を緩和するために、アセトアミノフェン(タイレノール)やイブプロフェンなどの解熱鎮痛薬が用いられることがあります。

 

これらの薬剤の使用は、VURの重症度、年齢、既往歴、アレルギー歴などに基づいて医師によって個別に決定されます。

個人の状態に合わせて改善方法を決める

膀胱尿管逆流症は、自然に経過することも多いです。しかし、場合によっては手術が必要になることもあります。

 

手術には、開腹手術や腹腔鏡手術、内視鏡下デフラックス注入などがあります。逆流の程度や年齢など個人の状態に合わせて改善方法を決めることが大事です。

膀胱尿管逆流症に効果的なツボ

中極

中髎

曲泉

中極

中極の効果は、泌尿器系の症状を改善することです。血流が促進され腎機能が高まるとされているツボです。

 

他にも、月経不順や月経痛、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮下垂、性感染症、卵巣腫瘍、子宮腫瘍などの症状にも有効です。

中髎

中髎は、泌尿器系の症状に対してよく使われるツボです。不妊症や痔疾や膀胱炎、直腸炎などに対して使われます。

 

さらに、膀胱の容量を増やし、排尿の回数を減らすた目に有効であるともされています。

曲泉

曲泉は、生殖器や泌尿器に現れる症状に対して使われることが多いツボです。

 

さらに、顔面部の症状にも使われます。顔面部では、浮腫や美肌効果、免疫力向上、目の痛みなどに使われます。

ツボの位置と押し方

中極

中極は、へそから指5本分下に下がった場所にあります。

 

押すときは、両手の指を揃えて重ねて押します、指の腹で軽めにゆっくり押すことをお勧めします。

中髎

中髎は、おしりの割れ目のあたりにある仙骨の下のほうにあります。

 

押すときは仰向けになって、中指を中心に3本の指で押しましょう。

曲泉

曲泉は、膝を曲げた時にできる皺の内側の端にあるツボです。

 

押すときは、 ほどよい刺激を感じる程度の強さで押すことがおすすめです。ゆっくりおしてゆっくり離しましょう。

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