無精子症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 2月23日

更新日:2021年 5月22日

本日は無精子症について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 無精子症とは
  • 無精子症の原因
  • 無精子症の改善方法
  • 無精子症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

無精子症は、精液の中に精子が全く見られない状態のこと

無精子症は、精液の中に精子を確認することができない状態のことです無精⼦症は、⼤きく分けて閉塞性無精⼦症と⾮閉塞性無精⼦症の2つに分けられます。

 

閉塞性無精⼦症は、精巣の中で精子がつくられてはいるけれど精子を出す通り道がどこかで詰まっていることによって精子が出てくることができず、無精子になっている場合です。

 

⾮閉塞性無精⼦症は、精巣の中で精子をつくることができない場合に起こる無精子症のことです。無精子症のほとんどは非閉塞性無精子症だと言われており、無精子症の約8割は非閉塞性だと言われています。

 

不妊であるカップルの約半分は、男性不妊だと言われています。不妊について悩みを持っているのであれば、夫も調べ無精子症などの不妊の原因がわかったら2人で協力して改善していくことが大切です。

無精子症の原因は色々ある

無精子症の原因は色々あります。はっきりとした原因がわからないことも多くありますが、精巣超⾳波を行ったり⾎液の中のホルモンを調べたり、染⾊体や遺伝⼦を調べたりすることによってはっきりとした原因がわかる場合もあります。

 

閉塞性無精子症の場合閉塞する場所は、精管、精巣上体部、射精管の3カ所です。

 

精管の閉塞は、パイプカットの術後であったり、幼い時に鼠径ヘルニア手術をしてその後の炎症があったり、手術の影響になどで精管が狭くなってしまったりということがあります。生まれつき精管が無かったり、細くなっている場合もあります。

 

精巣上体部での閉塞は、精巣上体炎などの炎症後の傷跡やYoung症候群の場合などが例として挙げられます。

 

射精管での閉塞は、射精管部分に嚢胞ができていることによって射精管が圧迫され、精液が出てくることができない場合があります。さらに、炎症や外傷があり回復する過程で射精管がくっついて精液が出てこられないこともあります。

 

閉塞性無精子症の原因は色々ありますが、精子をつくる精巣の機能に問題はなく、精子を輸送する機能のどこかに問題が起きていることによって起こります。

無精子症の改善方法は手術

無精子症の改善方法は手術です。閉塞性の場合も非閉塞性の場合も、手術以外で改善することは基本的にありません。

 

精巣の中から精細菅を取ってくるという精巣精⼦採取術という手術があります。多くの場合は、精巣精⼦採取術で改善を行います。

 

閉塞性無精⼦症の場合は、塞がってしまっている精子の通り道を作ってあげる精路再建術で改善を行います。それでも改善ができない場合は精巣精⼦採取術を行い、顕微授精を行います。

 

⾮閉塞性無精⼦症の場合は、精子を上手につくること自体ができないため、再建はできません。精巣精⼦採取術を行い、顕微授精を行います。

 

精巣の中の精⼦を回収することができれば、回収した精⼦を使って顕微授精を行い、⼦供を授かることができる可能性があります。

 

閉塞性無精子症の場合、塞がっている部分より上では精子がつくられているため、その精子を回収すれば良いのです。

 

この時、精巣にこだわる必要はありません。精巣上体から針を刺して行う回収方法の経皮的精巣上体精子吸引法で回収することもできます。また、精巣に針を刺す方法の経皮的精巣内精子吸引法で回収できることもあります。

閉塞性なのか非閉塞性なのかの判別

無精子症が、閉塞性なのか非閉塞性なのかについては、精巣の容積とFSHでほとんど判別することができます。

 

非閉塞性無精子症の中でも、精子をつくるということが途中までは行われていても途中の段階で止まってしまっている場合は、精巣容積もそこそこで、FSHも正常となることがあります。

 

そのため、精巣の容積にも異常がなく、FSHも異常がないために閉塞性無精子症だと思っている時でも、精子が回収できないこともあります。

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