公開日:2021年 8月23日
更新日:2021年 9月11日
本日はアジソン病について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
アジソン病の原因には、感染症などの原因となることがある場合と特発性の場合があります。
感染症が原因の場合、多くは結核性です。他に真菌性や後天性免疫不全症候群によって起こることも多いです。特発性の場合は、他の自己免疫性内分泌異常が合わせて起こることが多く、多腺性自己免疫症候群と呼ばれます。
アジソン病の中でも結核性の原因によるアジソン病は、 40~60歳に多く、女性より男性に多く見られます。アジソン病の中でも特発性のアジソン病は発症年齢は様々で、男性と女性で発症する割合に差はありません。
アジソン病の症状は、疲労感や全身倦怠感、脱力感を感じることや筋力の低下、体重の減少、低血圧などです。このような症状は、副腎皮質ホルモンがなくなることによって起こります。
他にも、食欲不振や悪心や嘔吐、下痢、無気力になる、不安になる、うつ状態になるなどの症状が現れることもあります。アジソン病で現れる症状には特に特徴的なものはなく、非常に様々なのです。
場合によっては皮膚や肘や膝などの関節部や爪床、口腔内に色素沈着が見られることもあります。
アジソン病を改善するためには、足りていないステロイドホルモンを補充することが必要です。
急性副腎不全を起こしてしまった場合は、グルココルチコイドとミネラルコルチコイドの補充と、水分と塩分と糖分の補給が必要です。グルココルチコイドとミネラルコルチコイドの補充は改善を行なった後も続けて行うことが必要になります。
改善を行なっている間にも発熱などが起こった場合は、副腎不全を起こして危険な状態になることがあります。そのため、そのような場合は通常の通常の2~3倍の量のグルココルチコイドを使うこともあります。
アジソン病を発症した場合は、副腎機能の回復は期待できません。そのため、生涯にわたってグルココルチコイドを補充することが必要です。
グルココルチコイドの補充を続けることで特に症状が現れない状態を保ち良好な生活を送ることができます。
ただし、発熱などが起こった時グルココルチコイドを増やさなかったりグルココルチコイドの補充を忘れてしまったりした場合、命の危険があります。
アジソン病は適切に改善を行うことによって良好な生活を送ることができます。適切に改善を行うことが非常に大切なのです。
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