公開日:2021年 10月 2日
更新日:2021年 10月29日
本日はペリー症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
ペリー症候群の原因は、ダイナクチン1遺伝子の変異です。
ペリー症候群の遺伝性の遺伝形式は、常染色体優性遺伝です。ペリー症候群を発症した人の子供は約半分の確率でペリー症候群の遺伝子を持っている可能性があるのです。
ペリー症候群を発症する遺伝子を持っている全ての人が実際に病気を発症するのかどうかについてはわかっていません。
ペリー症候群の症状は、精神症状とパーキンソン症状と体重の減少です。
初めの段階では精神症状が現れます。そのため、初めはうつや意欲の低下など症状があまりはっきりしません。しかし、そのうち動作が鈍くなり、歩くスピードがゆっくりになります。
声が小さくなったり表情が乏しくなったり、手指のふるえが現れたりすることも多いです。その後、急激に体重が減少することが多く、1年に10kg程度体重が減少することも多いです。
さらに症状が進むと、呼吸の異常が現れ、日中に頻呼吸が起こったり夜間に無呼吸になったりすることがあります。呼吸の異常が現れ始めると、呼吸不全になることがあるため注意が必要になります。
ペリー症候群の改善方法は、症状と程度によって違います。
初期段階では、パーキンソン病を改善するためレボドパやドパミン作動薬を使って改善を行います。効果については個人差がありますが、時間が経つと効果が弱くなっていくことがほとんどです。
パーキンソン症状が現れ、運動の障害が起こってくるとリハビリテーションが必要になります。
体重が急激に減少した場合は栄養管理を行い、呼吸の異常がある場合はマスク式の陽圧呼吸を使ったり、人工呼吸器を使ったりして改善を行なっていきます。
ペリー症候群では、薬での改善とリハビリテーション、栄養管理を適切に行い、病気が進む速さをできるだけゆっくりにすることが大事です。
多くの場合は、数年~10年で自分の力で歩くことが難しくなります。呼吸も不十分になり呼吸の補助が必要になることも非常に多いです。そのため、ペリー症候群は周りのサポートが非常に大切です。
11時から21時
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