公開日:2021年 9月10日
更新日:2021年 10月30日
本日は色素性乾皮症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
色素性乾皮症の原因は、遺伝です。遺伝の形式は、この病気は 常染色体劣性遺伝です。
世界中の全ての人種に発症する可能性がある病気ですが、日本は欧米と比べて発症の頻度が高いと言われています。
色素性乾皮症の症状は、8つあるタイプによってさまざまです。全てのタイプで共通する症状は、日光に当たっている部分の皮膚に皮膚がんが起きることです。
皮膚がんはすぐに起きるわけではありません。何度も繰り返し日光にあたっている間に、日光に当たっている部分の皮膚にしみが増えて皮膚が乾燥していきます。
強い光線過敏症状があるタイプでは、生まれて初めて日光に当たったあと、以上に激しい日焼けの反応が起きます。
日焼けに対して異常な反応がなく、日光の当たる部分にしみがたくさんでき20歳になる頃から日光に当たる部分の皮膚に皮膚がんが起きるタイプもあります。
神経症状が見られるタイプもあります。運動機能のピークを6歳ごろに迎え、その後、体のバランスを保つことが難しくなりだんだんと転びやすくなります。
意思の疎通は支障なく行うことができますが、学童期前半で聴力が下がり学童期後半では補聴器を使うことが必要になります。知的障害が進むことと聴力が下がることによって15歳くらいになると言語の機能を失うことも多いです。
今のところ、色素性乾皮膚症の根本的な改善方法はありません。
皮膚の症状に対しては、日光をきちんと遮って生活をすることで皮膚がんの発症を防ぐことができます。
しかし、色素性乾皮症の判断が遅かった場合、皮膚がんがどんどん起きていきます。そのため、皮膚がんができた部分は早めに見つけ、大きくなる前に取り除くことが大事です。
神経症状に対して有効な改善方法は今のところありません。どのようにして神経症状が起こるのかについてもわかっていません。
リハビリテーションも行われていますが、どのように負荷をかけて行うことが効果的であるのかについては明確になっていません。症状に合わせて定期的に医師と相談の元、改善を行うことが大切です。
色素性乾皮症では、日常生活を送る上で徹底して遮光することが大切です。
SPF30以上の日焼け止めを使い、2時間おきに塗り直すことをおすすめします。保育園や学校で遮光対策は、学校ことに対応が違うため、関係者と相談し、対応をお願いすると良いでしょう。
色素性乾皮症では、きちんと遮光を行うことが1番有効であるといえます。
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