公開日:2021年 8月23日
更新日:2021年 9月 1日
本日は足底腱膜炎について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
足底腱膜炎の原因は、スポーツによるオーバーユースや長い時間歩くこと、扁平足や外反母趾、足の筋力不足や柔軟性の低下などです。
硬い地面でトレーニングをしたり、足に合わない靴を使ったり、立ち仕事を長い時間したりすることでも起こります。
足底腱膜炎は、衝撃と強く引っ張られる力が繰り返し起きることで起こります。衝撃と強く引っ張られる力が繰り返されると足底腱膜に大きな負担がかかり、炎症が起こりやすくなるのです。
外反母趾と合わせて足底腱膜炎をおこすことがあります。
外反母趾は、足のアーチの構造が崩れることによって起こります。足底腱膜炎の場合は、縦アーチが崩れますが、外反母趾の場合崩れるアーチは横アーチです。
外反母趾で横アーチを保つことができなくなると少しずつ縦アーチも保つことができなくなり、足底腱膜炎が起きることがあるのです。
足底腱膜炎の症状は、朝の最初の一歩の激しい痛みや急に歩きだす際の痛みです。
足底筋膜炎は、足底腱膜が炎症を起こして小さな断裂を繰り返している状態です。そのため、かかとや足底が地面についた時、足底腱膜が伸ばされて痛みを感じるのです。
さらに、足底筋膜炎が起きると、きちんとウインドラス機構が機能しなくなり足を蹴り出すエネルギーが足りなくなったり、慢性化するとかかとの骨に棘のような突起ができ強い痛みが起こることもあります。
足底腱膜炎の一般的な改善方法は、薬やリハビリなどで痛みを抑えることです。
リハビリは即効性はありませんが、長い期間で見ると最も効果的です。場合によってはテーピングで負担を軽くしたり、電気や超音波などを使うこともあります。
炎症がある場合、非ステロイド性消炎鎮痛剤や湿布を使います。
足底腱膜炎の改善には、安静を心がけることが大切です。症状が落ち着くまでは、長い時間立つことや発症のきっかけになったスポーツは控えることをお勧めします。
足底腱膜炎は、日頃から対策を心がけることで予防することができます。
スポーツの練習量の調整や足底やふくらはぎの筋肉のストレッチやトレーニング、クッション性のある靴の使用、テーピングなどは予防につながります。
特に靴を選ぶ時、すでに扁平足やハイアーチなどアーチに変形がある場合はインソールを使うとよいでしょう。
足底に痛みが起こった場合は、安静にし運動を控えて、アキレス腱や足底腱膜のストレッチをすることをお勧めいたします。