乳腺炎の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2019年 12月23日

更新日:2021年  5月 15日

本日は乳腺炎について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 乳腺炎とは
  • 乳腺炎の原因
  • 乳腺炎の症状
  • 乳腺炎の改善方法
  • 乳腺炎のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

乳腺炎とは乳腺が炎症を起こすこと

 乳腺炎は乳腺が炎症を起こし、痛みや熱、腫れがある状態です。乳腺炎には種類があります。授乳期に起きる授乳感染症と、授乳とは関係なく起きる非授乳感染症です。

 

授乳感染症の中には、乳汁が上手に出ず乳腺の中ににたまってしまい起こるうっ滞性乳腺炎と、乳腺に細菌が入り込み感染し起こる化膿性乳腺炎があります。

 

非授乳感染症には、乳頭から細菌が入って感染し起こる乳輪下腫瘍があります。回復が難しい乳腺炎の肉芽腫性乳腺炎もあります。

 

芽腫性乳腺炎は子供を産んだ後、5年以内の女性に起こることが多いです。乳腺炎には、急性と慢性の2種類があり、中でも激しい症状が出るのは、急性の乳腺炎です。急性の乳腺炎には、急性うっ滞性乳腺炎と急性化膿性乳腺炎があります。 

 細菌感染を起こしてしまうとうっ滞性乳腺炎から化膿性乳腺炎へ変わってしまいます。さらに改善する前に乳腺炎が慢性化してしまった場合、慢性乳腺炎になってしまうこともあります。

 

乳がパンパンに張っていたり授乳するときに痛みがあったりするときには、乳腺炎の可能性があります。悪くなってしまう前に早めに対処することがお勧めです。 

乳腺炎の原因はいろいろある

うっ滞性乳腺炎の原因は、乳汁が乳房に溜まることです。乳汁が乳房に溜まる原因は、母乳の通り道の乳管が満足に開いていないことや子供が母乳を飲む力が弱いことなどがあります。

 

症状は主に子供を産んでから数日間の間に現れます。

 

化膿性乳腺炎の原因は、うっ滞性乳腺炎が進んでしまうことです。傷ついた乳頭から連鎖球菌や黄色ブドウ球菌などの細菌が乳管を通り、乳腺組織の中で広がってしまうことが原因でうっ滞性乳頭炎が進行します。

 

乳頭は子供が母乳を吸うときの飲み方の浅さや子供が乳頭を歯で噛むことが原因で傷つくことが多いです。子供を産んでから間もない場合は出産や子育てによる疲れやストレスなども乳腺炎を起こす原因になると考えられます。

 

さらに、乳腺炎にかかったことがある人も再び乳頭炎を起こしやすくなるため注意が必要です。

乳輪下腫瘍は乳頭が陥没している場合に多く、喫煙と関係していると言われています。

 

陥没乳頭が起こる原因の1つは、バストの成長に乳管の成長が追いつかず、先の方にある乳首が内に引きこまれてしまうことです。

 

他にも乳首を支える線維組織が生まれつき未発達出会ったり、線維がくっついてしまいして乳首が内へ引き込まれてしまったりすることなども原因の1つであると言われています。

 

肉芽腫性乳腺炎は原因不明で起こります。関係しているものとして考えられているものは、自己免疫疾患や妊娠、出産、授乳、経口避妊薬、喫煙、高プロラクチン血症などの内分泌環境の変化、乳汁うっ滞性乳腺炎などです。

 

他にも何かウイルスや細菌に感染した場合も肉芽腫性乳腺炎を起こす可能性があると言われています。

乳腺炎の症状ははっきりしていて自覚できる

乳腺炎の特徴は、症状がはっきりしていて自覚できることです。うっ滞性乳腺炎の場合、初めはしこりや腫れ、熱、赤みがあるなどの症状があります。

 

しこりがあっても、痛みのないときにきちんと対処をすることで早い改善につながります。しかし、対処をしないで悪くなってしまうと乳房の痛みや発熱、頭痛や関節痛、全身のだるさなどの症状が出てきてしまいます。

 

乳輪下腫瘍の症状は軽いことが多いですが、1度でなく何度も繰り返すことが多いです。肉芽腫性乳腺炎では、しこりや皮膚の赤みがあることもあります。

しこりや発熱、痛みや赤みが乳房にあるときは、できるだけ早く医療機関に行き、相談することが重要です。

 

乳腺炎の場合は、できるだけ早く乳房マッサージを始め、症状がなくなるまで続けてください。軽い乳腺炎の場合には乳房マッサージだけでで痛みやしこりは消えることが多いです。

 

繰り返し乳房マッサージを受けることで完全に回復すること多くあります。改善を試みている間も授乳をやめる必要はありません。

乳腺炎の改善方法は詰まりの原因を取ること

乳腺炎を改善するために1番大事なことは、乳腺炎を起こしている乳房から、乳腺の詰まりの原因となっている乳汁を取ることです。

 

乳腺炎は原因によって改善方法が違います。うっ滞性乳腺炎の場合に有効な改善方法は、乳房マッサージでたまった母乳を出すことです。片方の乳房にだけ症状が出ている時は、症状のある側の乳房から授乳を始めてください。

 

また、化膿性乳腺炎の場合に有効な改善方法は、抗生物質や消炎剤です。乳房の中のしこりが大きくなってしまったときは、皮膚を切り開いて内側の膿を出すこともあります。症状によっては細い管を入れて膿を出す方法もあります。

 

乳輪下腫瘍の場合も皮膚を切り開いて内側の膿を出します。症状が繰り返し起きる場合は手術が必要な場合もあります。

 

肉芽腫性乳腺炎の場合は抗生剤はほとんど効きません。副腎皮質ステロイドを使うことになりますが、効果的な量などはいまだに明らかになっていません。経過を観察している間に改善したという報告もありますが、確立された改善方法はありません。

 

基本的に、乳腺炎に1番良い対処方法は、赤ちゃんに母乳を飲んでもらうことです。

 

乳管が詰まったり、乳房に乳が溜まっていることが原因で乳腺炎になっている場合は、赤ちゃんがしっかり母乳を飲める姿勢や乳首のくわえ方を意識することが非常に大切です。

 

乳腺炎の症状がある方の乳房から先に授乳するようにしてください。ポイントとしては、根気強く何度も頻繁に飲ませることです。

 

熱が下がらなかったり、授乳しても改善しない場合は医療機関に相談することをお勧めします。医療機関にいくと、改善方法として抗生剤や鎮痛剤が出されたり、乳房マッサージをされることもあります。

乳腺炎が起きている時注意すること

うっ滞性乳腺炎が起きているときには、乳房マッサージのほか、頻繁に授乳をして母乳を子供に飲んでもらい乳を溜めないようにすることが重要です。

 

授乳するときの姿勢が長時間同じにならないように注意することも必要です。いろいろな方向から母乳を吸えるように姿勢を変えるようにしてください。

 

搾乳器でしぼって出すことも有効な方法です。

 

急性化膿性乳腺炎は乳頭に傷がある場合、そこから菌が入り込んでしまうことがあります。保護クリームなどを使い早めに対処をしてください。

 

乳腺炎は繰り返し起こることが多いです。症状が出た場合は自分で勝手に判断せずに医療機関に行くことが大事です。

妊娠しているときから子供を産むまでの間、自分の乳房の状態を常に相談できるかかりつけの助産師を探しておきましょう。困ったときにいつでもアドバイスを受けられる状態を作っておくことが重要です。

 

特に30歳以上の初産の場合はいつでも相談できるかかりつけの助産師がいると安心です。

 

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