卵巣腫瘍の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年  1月 3日

更新日:2022年  6月 7日

本日は卵巣腫瘍について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 卵巣腫瘍とは
  • 卵巣腫瘍の原因
  • 卵巣腫瘍の症状
  • 卵巣腫瘍の改善方法
  • 卵巣腫瘍のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

卵巣腫瘍は、卵巣に発生した腫瘍

卵巣腫瘍は、卵巣に発生した腫瘍のことです。

 

卵巣腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍、さらに良性腫瘍と悪性腫瘍の両方の中間の性質を持つ境界悪性腫瘍があります。卵巣腫瘍の多くは、嚢胞の中に膿や粘液を含んだ袋状の病変ができます。この場合の多くは良性腫瘍です。

 

多くの卵巣腫瘍は良性の腫瘍です。しかし、約1割の卵巣腫瘍は悪性腫瘍であると言われています。嚢胞の中に膿や粘液を含んだ袋状の病変ががかたまりになっている部分は悪性である可能性が高いです。

 

良性か悪性かを見極めることが難しいこともあります。区別がつけにくい場合は手術中に判断を行うケースもあります。

卵巣腫瘍は性ホルモンや月経の影響で発生したり増殖したりする

卵巣腫瘍の原因はいろいろあります。多くの場合、卵巣腫瘍は性ホルモンや月経の影響によって発生したり増殖したりします。

 

腫瘍の発生は、臓器の表面やその下にある細胞で起こっています。しかし、卵巣では女性ホルモンを作って分泌し排卵をしているため、それだけではなく、卵子の元になる胚細胞や性ホルモンを出す細胞などからも発生するのです。

初期段階の症状は、腹痛や腹部膨満感、不正性器出血など

卵巣腫瘍の初期段階の症状は、腹痛や腹部膨満感、不正性器出血などです。しかし、特に症状が現れないことも多いです。

 

腫瘍が大きくなると、腹満感や腹痛、頻尿、便秘、浮腫などの症状が現れます。さらに、腹部の周りが大きくなってきます。

 

場合によっては、卵巣腫瘍の付け根がねじれた状態になったり卵巣腫瘍が破裂した状態になったりすることもあります。そのような場合は、急に激しい腹痛が起きることもあります。

改善を行う上で大事なことは、将来の妊娠を希望するかどうか

卵巣腫瘍の改善方法は、良性か悪性か境界悪性かによって違います。

 

卵巣腫瘍の改善を行う上で大事なことは、将来の妊娠を希望するかどうかです。良性腫瘍を改善するために手術を行う場合は、卵巣を全て取らず、病変部だけを切除する方法が選ばれることが多いです。

 

悪性腫瘍の場合も、早い段階で発見することができれば、正常な片方の卵巣や子宮を温存し、妊娠の可能性を残すことができるケースもあります。そのため、医師と十分に相談して改善方法を決めることが大事です。

 

良性の可能性が高く、腫瘍が小さいと判断された場合は、経過観察をしたりホルモン剤を使って改善に取り組むこともあります。しかし、腫瘍が大きい場合や悪性の可能性があると判断された場合は手術が必要です。

 

悪性腫瘍の場合、再発すると抗がん剤を使って改善を行います。

チョコレート嚢胞は卵巣腫瘍の中でも代表的な腫瘍

チョコレート嚢胞は卵巣腫瘍の中でも代表的な腫瘍です。チョコレート嚢胞は本来、子宮にあるはずの子宮内膜が卵巣にできることで起きる病気です。

 

子宮にあるはずの子宮内膜が卵巣にできる理由は明らかになっていません。今のところ有力だと言われている理由は、剥がれた内膜の一部が卵管から逆流して卵巣に着くことです。

 

チョコレート嚢胞も再発の頻度の高い病気です。しかし、ホルモン剤を使うことで子宮内膜症を再発するリスクを抑えることができるということがわかっています。

 

改善を途中でやめず、継続して取り組み続けることが大事です。

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