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肩こりの鍼灸【頭痛・原因・トリガーポイントの解説】

公開日:2019年12月23日

更新日:2020年3月7日

本日は肩こりについて解説させて頂きます。

足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

肩こりは頭痛と吐き気を生む

  • 肩こりの定義

緒筋の緊張状態により、自覚的にその部の疲労感、張る感じ、痛み、鈍痛感を自覚し、圧迫すると痛みがあるか快感を伴うものと定義されています。

 

首・肩・背中が凝るとはいわれておりますが、腰が凝るとはいいません。「肩がこる」とは明治・大正期に活躍した夏目漱石による造語です。

肩こり(かたこり)とは、首の後ろ、首から肩、肩甲骨のまわりに感じる痛みと鈍痛がつづく状態です。

 

肩の関節は鎖骨と上腕骨、肩甲骨で3つの骨で構成されております。

肩甲骨には17種類の筋肉が付いており、それぞれが役割を果たしております。

 

①僧帽筋

②三角筋

③広背筋

④上腕三頭筋(長頭)

⑤前鋸筋

⑥棘上筋

⑦棘下筋

⑧肩甲下筋

⑨小円筋

⑩大円筋

⑪肩甲挙筋

⑫上腕二頭筋

⑬大菱形筋

⑭小菱形筋

⑮烏口腕筋

⑯小胸筋

⑰肩甲舌骨筋(下腹)

肩の代表的な筋肉、僧帽筋があります。

僧帽筋は副神経という脳神経に支配されており、脳の疲労度で僧帽筋が硬くなる特徴があります(これをオーバーフロー現象という。)

肩こりはストレス、脳の疲労、うつ症状など精神的要因も関係があります。

肩こりの原因は筋肉・精神・脳に分けれる。

  • 筋肉的要因

​​肩には17種類の筋肉があります。

姿勢、胸式呼吸のクセ、過去の事故など、様々な理由から硬くなります。

現代社会ではスマホ、パソコン作業など前傾姿勢する時間が多く、ストレートネックの要因にもなっております。

 

ストレートネックから起きる肩凝りもあるため、骨の構造を注視する必要があります。

→ストレートネックに対する鍼灸はこちら

  • 精神的要因

 

肩にある僧帽筋は副神経支配です。副神経は脳神経のひとつで脳の疲労度、いわゆる、精神的ストレスや過剰興奮によって、副神経に伝わり、肩周りの緊張がつよくなります。(筋スパズム)

  • 風の邪気・寒の邪気

 

東洋医学では寒邪といい、からだ内部に冷えが入り込むことにより、さまざまな悪影響を及ぼすことをいいます。

寒邪がからだに入り込んだ場合、内臓の温度低下や血液のながれがわるくなったりすることで肩こりが悪化するとかんがえられております。

  • 肩こりは、ほかの病気から影響をうけて発症することもあります。ほかの疾患のストレス、疲労などから肩こりが悪化することがあります。

    • 虫歯、歯肉炎、親父知らずなどの口腔疾患からくる肩こり
    • 突発性難聴、副鼻腔炎など耳鼻咽頭疾患からくる肩凝り
    • 眼精疲労、緑内障など眼疾患からくる肩こり
    • 筋肉疲労、長時間の姿勢維持により、血液循環の不良からくる肩こり
    • 骨、関節のバランスからくる肩こり
    • 高血圧、貧血、心臓疾患など内科的疾患から肩こり
    • うつ病、ノイローゼ等の精神疾患からくる肩こり

頚椎からはじまり、肩甲骨まで付いている筋肉のトリガーポイントを中心に鍼灸をおこないます。肩まわりにある毛細血管をひろげさせるはり治療で、肩こりの原因である血流の低下をふせぎます。

 

 

普段からの姿勢によってかたまった背骨を調整することで凝りにくいカラダにすることができます。 鍼灸とあわせて、骨格矯正もおこないます。 肩こりは3回の鍼灸治療で効果がでることがおおく、軽いかたであれば1回で回復されます。

肩こりの鍼灸は肩の局所的なアプローチが基本になります。利用者様の鍼灸に対する感受性をみながら行います。

マッサージや整体などで、強い刺激で揉まれたり、押されたりされたことで翌日、筋肉痛を伴うことがあります。これは揉み返しといって、カラダにとって悪影響になります。

銀座そうぜん鍼灸院では2種類の鍼灸を使い分けております。

  • 太い鍼をつかって、ドスーンとした刺激で筋肉の再生を促す
  • 肩こりに効くツボをつかって、あまり感じないような優しい鍼灸でカラダの気を整える。

肩こりへの鍼灸は、科学的にみても非常に効果的です。すなわち、疼痛物質による刺激伝達の場合、脳が損傷したことを知り、血液を集めて治そうとする、これを鍼灸による自己治癒力といいます。

疲労物質で神経が神経が刺激を受けた場合、カラダの鈍痛が脳に伝える神経線維が大きく興奮します。その場合、肩のコリや鈍痛が不明瞭になり、また、自然治癒力が働きづらい環境になるため、肩こりは非常に辛くなります。

こうした非常に辛くなった肩凝りの場合、コリの部分に鍼を深めに刺入していくと組織が損傷し、細胞から発痛物質がでることで脳が治すべき場所を知り、自然治癒力を働かせます。酷い症状には深層筋への鍼灸をお勧め致します。

オーバーフロー現象とは脳の過剰興奮

  • 年齢・性別

40代女性 専業主婦

 

 

  • 肩凝りを感じた時期

20代から感じていたと思う。働いていたときは感じなかったが最近は常に感じる。子泣きじじぃが乗っている感覚。

 

  • 肩凝りが酷くなるきっかけ

特に思い当たらない。ちゃんと寝ているし、悩みもない。パーソナルトレーナーに御願いして肩凝りに対する筋肉トレーニングもしている。

 

 

  • 整形外科、マッサージ師の対応

電気、リハビリ、マッサージ師の筋膜リリースを受けたが全く効かない。効果が感じられない。

 

  • 銀座そうぜん鍼灸院の来院経緯

友人の紹介

自律神経の変調が原因【交感神経の持続的な亢進状態】

  • 銀座そうぜん鍼灸院の対応・施術

問診と触診、脈診をしたところ、肩甲挙筋と脳の過覚醒が確認できました。

 

肩甲挙筋とは、第1~4頸椎横突起から肩甲骨上角、内側縁につく筋肉です。肩甲骨を首に持ち上げる役割をになっています。

 

まず、この筋肉が異常に固まっていました。肩を上にひく動作もやっていただきましたが、両肩ともうまく持ち上がりませんでした。

 

 

また、脳の過覚醒についても確認できました。

脳の過覚醒とは、ストレスを受けた際に生じる体の反応が長期間続くことです。

  • 交感神経が高まる
  • 副腎皮質ホルモンが分泌する

人間は状況に合わせて、体を適応させる生き物です。強いストレス、厳しい環境に置かれても、体温の調節や心拍の増加などを行い、一早く対応します。

 

この適応力が誤作動を起こし、必要がないところでも過剰に反応してしまうことが『脳の過覚醒』といわれるものです。

以下のポイントを施術していきます。

肩甲挙筋のこりの除去

(首のコリを正常な筋肉に戻していきます)

 

脳の過覚醒の開放

(脳の過覚醒は自律神経の影響が強く関与しています。交感神経を副交感神経の切り替えを促します。)

 

  • 40代女性の肩こりの考察

体を検査したところ、肩甲骨の動き以外、異常なところは見つかりませんでした。

これは利用者様の訴えに比べて、肩の状態はそれほど悪くありませんでした。

 

次に、脳の興奮度合を確認します。

当院は積聚鍼灸を使って判断します。

  • 脈診
  • 腹診
  • 舌診

上記の検査法で行ったところ、腹診で瘀血のサインが確認できました。

瘀血のアプローチも補助的に取り入れ、鍼灸を行いました。

トリガーポイント鍼灸と自律神経の鍼灸を行う

上記の動画は男性ですが、実際は同じようなアプローチをさせていただきました、

 

結果、7回の鍼灸で肩こりは全く無くなりました。

 

仕事を始めたとのご報告を受け、現在もたまに来院されますが、以前のような子泣きじじいが乗っているような肩こりはありません。

使われたツボのご紹介

脳の過覚醒と瘀血に使われたツボをご紹介します。

  • 百会
  • 風池
  • 天柱
  • 水分
  • 子宮穴
  • 太陽
  • 腰陽関
  • 大椎
  • 肩井
脳の過覚醒の鍼灸のまとめ

本ページをまとめます。

 

  • 肩こりの原因は筋肉だけではない。
  • 今回は肩甲挙筋と脳の過剰興奮が原因だった
  • 脳の過覚醒の多くは、交感神経の過剰亢進。
  • 肩甲挙筋のトリガーポイントアプローチと副交感神経の切り替えを促し、功を奏した。

肩こりというと,肩の筋肉を想像しがちですが、筋肉のコリは原因の一つでしかありません.

 

利用者様に必ずご説明していることがあります。

痛みはサイレンであり、火事場は他の場所にある

 

今回は脳の過覚醒が強く関与していたため起きた肩こりでした。

  1. 肩こりの辛さがサイレン
  2. 脳の興奮が火事場

 

マッサージ・整体の対処法もありますが、勇気を出して経験豊富な院長によるトリガーポイント鍼灸を受けてみませんか?

 

お力になれるよう対応致します。

肩の他の施術例<野球肩>

リハビリしても治らない野球肩
  • 年齢・性別

30代男性

 

  • 肩の痛みを感じた時期

3年前から

 

  • 肩が痛むきっかけ

草野球での投げすぎ

 

  • 整形外科の対応

肩の後ろ側にステロイド注射を5回以上、理学療法士によるリハビリを10回以上受けたが回復の兆候はなし

渋谷の整形外科でPHP療法を3回受けたが痛みは変わらなかった。

 

  • ほかの対策

カイロプラクティックで脊椎の矯正を週1回施術してもらっている

 

  • 銀座そうぜん鍼灸院の来院経緯

上腕二頭筋長頭腱炎のサイトでみて

→来院のキッカケになった上腕二頭筋長頭腱炎のページはこちら

投球動作の加速期の痛みは、筋肉によるものが多い

  • 銀座そうぜん鍼灸院の対応・施術

問診と触診、脈診をしたところ、大円筋、小胸筋、肩甲下筋の緊張が痛みを出しているとわかりました。

 

投球動作の加速期のみ痛みが出ることだったので、負傷部位が特定しやすかったです。

骨端線離開(骨がはがれる)、肩甲上神経の影響は確認できませんでした。

 

以下のポイントを施術していきます。

  1. 肩の筋肉のコリの除去(特に大円筋・小胸筋、肩甲下筋は念入りに回復させる)
  2. ふくらはぎのコリの除去(東洋医学的に肩とふくらはぎは繋がっているから)
  3. 膀胱の経絡の流れを改善させる(膀胱経とは、背筋の気のめぐりを意味する)

 

施術:基本鍼灸50分

 

 

費用:1回6000円 着替え300円

野球肩によく使われるツボは肩グウ

野球肩に使われるツボ

野球肩によく使われるツボをご紹介します。

  • 肩グウ
  • 肩井
  • 天宗

まとめ:ストレッチは諸刃の剣。加速期の痛みは深層筋鍼灸がおすすめ!

この方の場合、肩甲下筋のコリが一番の原因でしたが、ストレッチのやりすぎも慢性化した一因でした。

 

痛みが感じる時期のストレッチは筋肉の状態を悪化させます。

  1. 痛みがあるのにストレッチをする。
  2. 痛みがあるため、脳がカラダを守ろうとして、痛む周辺の筋肉を硬くする。
  3. 硬くなった筋肉が痛みを悪化させる。
  4. 痛みが取れないため、再度ストレッチをする。

 

この負のサイクルに入っていました。

 

 

私からアドバイスは2点

  • 痛みが取れるまで、ストレッチとマッサージはしない。
  • 動けるのであれば野球を続けて欲しい。

2ヶ月8回の鍼灸で、投球動作による痛みはゼロになりました。

投げ込みをすると、肩はだるくなるが痛みはないとのこと。

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