公開日:2021年 10月 1日
更新日:2021年 10月10日
本日はクラッシュ症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
クラッシュ症候群の原因は、長い時間重いものに圧迫されて下敷きの状態になることです。ほとんどの場合は下敷きの状態から助けられた直後は、特に症状がありません。そのため見落とされることも多いです。
筋肉が圧迫されると筋肉細胞が障害されて死んでしまいます。すると、ミオグロビンやカリウムが血液の中に混ざり高い毒性の物質が溜まります。
その後圧迫されていた部分が解放されると、血液の流れによって急激に毒素が体全体に広がって心臓の機能に悪い影響を及ぼすのです。
クラッシュ症候群では、心臓の機能に悪影響を及ぼし死に至る危険性が高いです。その時は一命を取り留めてもその後腎不全に至る危険もあります。
2時間以上腰や腕や腿ががれきの下敷き状態になっていた場合や圧迫された後から軽い筋肉痛や手足のしびれや脱力感を感じる場合、圧迫された後尿に血が混ざったり尿の量が減ったりしている場合はクラッシュ症候群の可能性があります。
クラッシュ症候群の改善方法は、血液透析や血漿交換です。クラッシュ症候群の改善で大切なことは血液をきれいにすることなのです。クラッシュ症候群であるとわかった時点ですぐに人工透析をすることも大切です。
圧迫から解放された直後に応急処置としてできることは、点滴をして水分を補給することと血液の中の毒素を乳酸リンゲル液や酢酸リンゲル液を使って薄めることです。
クラッシュ症候群を予防するためには早く救助をすることが非常に大切ですが、むやみに助けて圧迫から解放することが良いとは限りません。
長い時間がれきなどの下敷きになっていたりすぐに助けることが難しい場合はクラッシュ症候群の可能性を考えて行動することが必要なのです。
クラッシュ症候群は正しい理解が非常に大切です。もしクラッシュ症候群の可能性がある現場に遭遇したときにはむやみにがれきをどかして助けるのではなく、119番しましょう。
救助隊が到着したら救助隊に指示を仰ぎ、与えられた指示のもとで救出活動を手伝うことが大切です。自分たちの力で救出した場合は病院に搬送する時に圧迫されていた時間や部位や挟んでいたものを伝えることも大切です。
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