ディジョージ症候群の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2023年  1月13日

更新日:2023年  1月19日

本日はディジョージ症候群について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • ディジョージ症候群とは
  • ディジョージ症候群の原因
  • ディジョージ症候群の症状
  • ディジョージ症候群の改善方法
  • ディジョージ症候群のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

ディジョージ症候群は、免疫不全を起こす先天性の病気

ディジョージ症候群は、免疫不全を起こす先天性の病気です。ディジョージ症候群の小児には、いくつかの異常が見られます。

 

見られることのある異常は、心臓の異常や特徴的な顔つきなどです。副甲状腺は未発達である場合も欠如している場合もあります。胸腺も生まれつき欠如している場合も胸線があっても未発達の場合もあります。

 

ディジョージ症候群の発症に性別差はなく、男子でも女子でも発症することがあります。

ディジョージ症候群の多くの原因は、染色体の異常

ディジョージ症候群の多くの原因は、染色体の異常です。ただし、通常は遺伝はしません。

 

なぜ染色体の異常が起きるのかということについては、ほとんどの場合は明らかではなく、自然に発生すると言われています。発症に性別の差はありません。

ディジョージ症候群では、色々な異常が現れる

ディジョージ症候群では、色々な異常が現れます。生まれつき、心臓には異常を持って生まれることが多く、副甲状腺はないこともあります。副甲状腺があることもありますが、あっても未発達です。

 

副甲状腺がなかったり未発達であったりするため、カルシウムの量が少なく、筋肉のけいれんが起こります。

 

ディジョージ症候群は、特徴的な顔つきになります。耳が低い位置にあり、あごの骨は小さく引っ込み、目と目の間があいているという特徴があるのです。口蓋裂がみられることもあります。

 

胸腺はないかあっても未発達です。胸線は、T細胞の正常な発達に必要であるため、ディジョージ症候群では、T細胞の数が少なく、色々な感染症に対する抵抗力が不十分な状態になります。

 

そのため、生まれてすぐに感染症にかかり、再発を繰り返すことも多いです。ただ、T細胞がどのくらい機能するのかということについては、人によって違います。場合によってはT細胞の働きが自然に良くなることもあります。

カルシウムとビタミンDのサプリメントを使う

ディジョージ症候群の改善方法は、カルシウムとビタミンDのサプリメントを使うことです。ディジョージ症候群を発症した状態でも、ある程度T細胞をもっていれば、改善に取り組まなくても、十分に免疫系が機能を果たす可能性があります。

 

感染症が起きたらすぐに感染症の改善をすることと、筋肉の痙攣を防ぐためにカルシウムとビタミンDのサプリメントを使うことで症状を抑えることができることがあるのです。

 

場合によっては、胸腺組織または幹細胞の移植を行うこともあります。T細胞がまったくない場合は、胸腺組織を移植することが必要になるのです。 

免疫不全より心臓にかかわる異常の方が程度が重いこともある

ディジョージ症候群は、免疫不全によって生まれてすぐに感染症にかかり、感染症を繰り返すことも多いです。

 

ただし、人によっては、T細胞がどのくらい機能するのかということに大きな差があります。場合によってはT細胞の働きが自然に良くなることもあり、免疫不全より心臓にかかわる異常の方が程度が重いこともあるのです。

 

心臓の異常の程度が重い場合は、手術を行うことが必要になることもあります。

 

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