肘部管症候群の鍼灸【湿布、ストレッチ、ツボ】

肘部管症候群の原因、対処法について詳しくしりたい方

  • 急に小指が痺れた
  • 病院に行っても、メチコバールを処方され、様子見と言われた
  • 自分で対処法はあるのか?

 

こういった小指のしびれ、薬指半分のしびれに対してのお悩みについてお答え致します。

 

 

 

本ページの内容
  • 肘部管症候群について(肘部管の解説、原因)
  • 肘部管症候群の5つのケース
  • 肘部管症候群の対処(湿布、ストレッチ)について
  • 肘部管への鍼灸アプローチの説明
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

肘部管症候群について(肘部管の解説、原因)

肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)とは、肘の内側にある肘部管の中で神経が圧迫されて、小指と薬指にしびれを感じている病的な状態です。

 

 

 

肘部管症候群の原因

  • 運動前のストレッチ不足
  • ラケットやクラブの不適切なスウィング
  • タオルを絞る、ドアのノブをまわすなどの手首を使う動作 
  • 変形性肘関節症
  • 靭帯の肥厚

尺骨神経の圧迫箇所は、おもに5ヶ所あります。

  1. 二の腕
  2. 肘(尺骨神経溝)
  3. 肘部管
  4. 尺骨管(ギオン管)

肘部管症候群の初期段階では、手の薬指と小指にしびれ感が出はじめます。尺骨神経の圧迫がながびくにつれ、麻痺が進行します。


手の筋肉がやせてきたり、手の指がまっすぐに伸びない鷲手変形が起こります。手の筋力が低下すると、握力は低下し、指をひらいたり閉じたりする運動ができなくなったりします。

肘部管症候群の4つのケース

肘部管症候群でいちばん多いしびれ方です。

1つ目は、小指球から小指、薬指の半分に違和感、しびれが感じているパターンです。しびれだけでなく、指の動かしづらさ、小指の筋肉がやせたりします。

①は当院で一番多いケースで、、尺骨神経障害の一般的な症状です。肘部管症候群が非常に考えらます。鍼灸は非常に有効です。

肘部管症候群が悪化したパターンです。

2つ目は、肘から小指球、小指、薬指の半分まで、ひろい範囲でしびれているパターンです。こちらの症状も、1つ目の同じく、肘~小指までのしびれ、鈍痛、筋肉のけいれんです。

いちばん考えられる原因は、肘部管症候群です。筋肉の圧迫によっておこる尺骨神経の症状です。骨と神経の摩擦(尺骨神経溝での圧迫)でもおきます。鍼灸は非常に有効です。

尺骨神経障害のなかでも治りがわるいパターン

3つめは脇のあたりから指まで違和感、しびれが出ているパターンです。このパターンは、頚椎ヘルニアなどで第8頚神経の興奮で発症することが多いです。

狭心症など心疾患のサインで起こることもあり注意が必要です。このパターンでは、脇にある神経の束を狙うことで回復するケースもあります。当院の鍼灸による回復率は10パーセントです。

胸郭出口症候群からくる尺骨神経障害

4つ目は、肩の痛みと尺骨神経の症状が併発しているパターンです。非常に珍しいパターンで、当院も数例しかありません。肩甲下筋、上腕三頭筋のつかいすぎで、神経を圧迫していることです。

胸郭出口症候群の鍼灸により、早期に回復する特徴があります。

肘部管症候群の対処(湿布、ストレッチ)について

整形外科でお勧めとされる処置は以下のとおりです。

  • 湿布
  • リハビリ
  • ストレッチ
  • メチコバール・リリカの処方

現実的に考えて、病院の処置だけでは難しい

肘部管による神経障害は、神経の圧迫が原因です。

 

消炎鎮痛剤を含んだ湿布では、圧迫を取り除くことはできません。

 

ストレッチは圧迫を強めてしまう可能性があるため、当院ではお勧めしておりません。

肘部管への鍼灸アプローチについて

肘部管症候群と鍼灸の相性は非常に良く、私の施術経験でも早期に回復する症状です。

 

施術ポイントは2つあります。

 

 

神経の根元と枝、両方の回復を図る

施術ポイント

  1. 第8頸神経の興奮を鎮静化させる
  2. 肘部管をつくる筋肉を元にもどす
第8頸神経アプローチ

尺骨神経は第8頚神経から出ており、影響をうけることでしびれ、神経痛を発症します。

この神経の興奮を鎮静化させることで、神経痛やしびれを落ち着かせます。

肘部管のトリガーポイント鍼灸

肘部管は3つの筋肉で構成されています。

肘部管を構成する筋肉

  1. 尺側手根屈筋
  2. 浅指屈筋
  3. 深指屈筋

この3つの筋肉が固まることで尺骨神経が圧迫され、小指と薬指半分にしびれを感じさせます。

この状況を正常化するため、肘部管のトリガーポイント鍼灸を行います。

 

 

 

ギオン管から起きた痺れは靭帯の問題が多く、靭帯の緊張をやわらげる鍼灸を行います。

 

下の動画は正中神経のアプローチですが、ご参考くださいませ。

肘部管症候群の鍼灸を受けると、特徴的な治り方がみられます。

  1. 薬指→小指の腹→小指と順にしびれが消えていくタイプ
  2. しびれが、全体的にゆっくり薄くなっていくタイプ

 

※まれに最終的に小指の末端だけしびれが残ることがあります。しかし、生活上支障がないレベルまで落ち着きます。

まとめ:手術する前に鍼灸を試してほしい

本ページをまとめます。

 

  • 肘部管は3つの筋肉の間の通り道である。
  • 肘部管に圧迫された尺骨神経の重症度によって症状が違う。
  • 肘部管症候群は、湿布、ストレッチは適さない。
  • 神経の圧迫を開放するには、トリガーポイント鍼灸で一番効率的。

当院は肘部管症候群のアプローチ件数は数百件は超えています。

様々なケースに対応してきておりますのでご安心くださいませ。

 

施術例を公開しております。ぜひご覧下さい。

20代女性の肘部管症候群の鍼灸回復ブログ

60代男性の鷲手(尺骨神経麻痺)の鍼灸回復ブログ

 

手術をする前に、勇気を出して経験豊富な院長によるトリガーポイント鍼灸を受けてみませんか?

 

お力になれるよう対応致します。

肘部管症候群

肘部管症候群の鍼灸施術

肘部管症候群の鍼灸施術

  • 年齢

20代

  • 性別

女性

  • 発病時期

3ヶ月前

  • 症状を感じるキッカケ

寝て起きたら、小指と薬指にしびれを感じるようになった

 

突然、小指がしびれ始めたことに驚かれたHさん。あさ起きると右の小指がしびれていたそうです。心当たりはなく、突然のことでビックリしたとのこと。

何をしてても小指のしびれを感じるため、大変悩まれていました。

  • 整形外科での対応

骨には問題のでメチコバールとリリカで様子をみる

  • 脳神経外科での対応

脳に問題はなし、様子をみる

肘部管症候群は学生やOLに多い

検査をしたところ、軽度の尺骨神経障害とわかりました。尺骨神経とは、首から小指にかけて通る神経で小指の知覚や手首を曲げる筋肉を支配する神経です。この神経が何らかの問題で障害をうけると、小指や薬指の半分にしびれが出てきます。

 

幸い、Hさんは発症後すぐに来院されました。しびれの原因も特定しやすく、治療後すぐに効果がでて、2週間後にはしびれも収まりました。このような神経の症状はしびれだしてから早くみさせていただくと、早期に変化させることができます。

鷲手(尺骨神経障害)

  • 年齢・性別

60代男性

  • 発症時期

5年前

  • 発症のきっかけ

夕方突然小指がしびれ始めた。

  • 整形外科での対応

①第7・8頸椎の狭窄がみられたため、椎弓形成術の手術を行う。

②手術後、小指のしびれが変わらないため、肘部管症候群の手術を2回受ける。

③2度の手術をしたがしびれに変化がない。

  • 銀座そうぜん鍼灸院への来院経緯

友人の紹介

尺骨神経のしびれと痛みで悩まされていたMさん。5年前、手の自由がきかなくなり、病院に受診したところ、頚椎の問題が発覚しました。医師のすすめで頚椎の手術をしたところ、若干手が動きやすくなりました。

ところがほどなくして、小指はもちろん腕に痛みとしびれが出てきて、どんどん手の筋肉が痩せてきました。病院に受診するも尺骨神経の場所を移動する手術を2度受けました。小指のしびれ、握力の低下は全く治りませんでした。好きだったサックスも辞めてしまいました。

手術後、しびれが治らず鍼灸を受ける方が多い。

  • 銀座そうぜん鍼灸院の対応・施術

検査をしたところ、肘部管症候群による鷲手でした。

尺骨神経の圧迫されるポイントは、4ヵ所あります。

  1. 首の筋肉です。尺骨神経は、首の8番目の神経に属します。この8番目の神経が首の筋肉によって圧迫されやすい特徴があります。
  2. 肘の骨です。尺骨神経は、肘の部分で尺骨神経溝という骨のくぼみを通っていきます。この骨と神経が当たることでしびれと痛みを発症します。
  3. 肘部管といわれる筋肉の隙間です。尺骨神経は尺骨神経溝を通ったあとは、筋肉の間をすり抜けていきます。この筋肉の隙間を肘部管といい、筋肉が凝ることで尺骨神経を圧迫してしびれを発生させます。
  4. ギオン管といわれる腱と骨の隙間です。手のひらにある隙間で尺骨神経が小指に到達する最後の通過点です。この靭帯が厚くなったり、周囲の循環が悪くなると、しびれと痛みがでてきます。

写真でお分かりだと思いますが、Mさんの小指は大分痩せています。

2ヶ月集中的に鍼灸をしたところ、痛みとしびれは大幅に変化しました。自由がきかなかった小指は、折り曲げれるようになり、今ではサックスを吹けるまでになったとうれしい感想を頂きました。

実際の肘部管症候群の施術例

○年齢・性別

 

  • 20代女性
  • 会社員
  • 1日8時間デスクワーク

 

 

○薬指と小指が痺れ始めた時期

 

  • 半月ほど前
  • 左手の薬指と小指、手のひらに痺れ
  • 深く肘を曲げると腕まで痺れる

 

○手のしびれの原因

 

  • 仕事でパソコンを使っている時間が長いせいだと思う。

 

 

○整形外科の対応

 

  • 肘部管症候群といわれた
  • ビタミン剤を処方された

 

○銀座そうぜん鍼灸院の来院経緯

 

  • サイトをみて来院

手の使いすぎによって神経が圧迫される肘部管症候群

○銀座そうぜん鍼灸院の検査

 

  • 尺骨神経伸張テストで痺れが再現された
  • 頸椎には異常は見られなかった
  • 筋肉の萎縮は見られなかった
  • 左腕を挙げたときにつっぱり感があり上げずらい

 

肘部管症候群について

〇肘部管

  • 肘の内側の上腕骨内上顆という部分の後ろにある

  • 骨と靭帯で形成されたトンネル

  • 尺骨神経が通る

 

 

〇肘部管内で神経が長期間圧迫されると肘部管症候群になる

 

​肘部管内は狭いため、圧迫や引き延ばされた状態が続くと、容易に神経麻痺が発生します。

 

 

〇原因

 

  • 骨棘
  • 靭帯の肥厚
  • ガングリオン
  • 外反肘(神経引き延ばしの原因)

 

 

尺骨神経の役割

 

○尺骨神経の役割

  • 小指、薬指(小指側半分)とその下の手のひらと手の甲の感覚
  • 小指側にある手首を手のひら側に曲げる
  • 小指や薬指を曲げる筋や横に動かす筋(パーにしたり、指をそろえる動き)
  • 小指を親指に合わせる筋(対立)

 

 

〇尺骨神経が麻痺すると

  • 軽症の場合はしびれや知覚低下
  • 手首を手のひら側に曲げる力が弱くなる
  • 小指側の握力が弱くなる
  • 小指や薬指を横に動かせなくなる
  • 対立が困難になる

 

 

☆ここまでのまとめ

 

  1. 肘部管症候群は腕から手に伸びる尺骨神経が、肘にある肘部管を通るときに圧迫されると痺れが発症する。
  2. 今回の利用者様は、肘部管症候群だった。
  3. 理由は痺れの出現している所、尺骨神経伸張テストが陽性だったことなど。

肘部管症候群の鍼灸は神経再生

手のしびれは、以下の経緯で感じ始めます。

 

  • パソコンの長時間つかう。
  • 肘の靭帯が厚くなり、肘部管の中で圧迫されます。
  • 筋肉が炎症やムクミを起こす
  • 肘部管が狭くなり、尺骨神経が圧迫されます
  • 圧迫された神経は血流が悪くなり、シビレ、痛みが出てきます

 

 

この悪循環を断ち切るため、鍼灸を行っております!

肘部管症候群の施術ポイント

 

①肘部管の内部の炎症を抑える

 

筋肉の使いすぎにより、肘部管内で炎症が起きていることがあります。

 

②尺骨神経の再生

 

圧迫で痛んだ尺骨神経を刺激して、神経の再生を促がす。

 

神経の興奮を鎮静する

 

神経に栄養を送る血管を刺激して、血流を改善させます。

2020年6月13日現在、順調に回復中。

週1回のペースで1月間、鍼灸を行いました。

 

  • 2回目の時に、肘を深くまげたときの腕の痺れが無くなった。

 

手のひらの痺れもたまに感じる程度になった。

 

  • 3回目の時に、一番痺れを感じていた指も痺れが弱くなった。

 

特に気になっていた薬指と小指の痺れが、かなり軽減した。

 

  • 6回目の時には、まったく感じなくなった。

 

 

尺骨神経に効くツボの紹介

肘部管症候群に使われたツボをご紹介します。

  • 小海
  • 支正
  • 清冷淵
  • 消レキ
  • 養老
  • 肩貞
  • 青霊

東洋医学では肘部管症候群は痺症と考えます。

気の流れが悪くなった経絡を通して痛みを取っていきます。

肘部管症候群の鍼灸のまとめ

本ページをまとめます。

 

  • 肘部管症候群は尺骨神経が圧迫されることによって起こります。
  • 原因は、デスクワークによる肘部管の筋肉による神経の圧迫です。
  • 鍼灸で尺骨神経の再生を行っております。
  • 今回の利用者様は6回鍼灸で10割回復した。

 

 

麻痺が進行すると、手の筋肉がやせてきたり、鷲手変形、鉤爪変形になっていしまいます。

そうなると、神経の回復が満足にいかなくなってしまう為早めの治療をおすすめします。

 

 

今回の利用者様のような、仕事やスポーツによる使い過ぎが原因の場合は一旦休息を取り、日常生活でも肘に負担をかけないよう安静にすることが大切です。

 

 

手術が怖い方、後遺症を残したくないけど慢性化する前に何とかしたい。

そんな方に少しでもお力になれるよう対応致します。

 

 

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