モワット・ウイルソン症候群の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年  9月23日

更新日:2021年 11月23日

本日はモワット・ウイルソン症候群について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • モワット・ウイルソン症候群とは
  • モワット・ウイルソン症候群の原因
  • モワット・ウイルソン症候群の症状
  • モワット・ウイルソン症候群の改善方法
  • モワット・ウイルソン症候群のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

モワット・ウイルソン症候群は生まれた時から症状が現れる

モワット・ウイルソン症候群は、程度の重い知的障害と特徴的な顔貌、小頭症とヒルシュスプルング病が見られる病気です。ほとんどの場合、生まれたときから症状が現れます。

 

1998年に初めてモワットとウイルソンらによって報告された病気のため、モワット・ウイルソン症候群と呼ばれています。

 

発症に男性と女性の割合の差はあまりありませんが、若干男性の方が多い傾向があります。

モワット・ウイルソン症候群の原因は、遺伝子の変異

モワット・ウイルソン症候群の原因は、遺伝子の変異です。遺伝形式は常染色体優性遺伝です。

 

2番染色体の長腕にあるZEB2遺伝子の片側から、正しい機能をもつZEB2タンパク質が作られなくなるという遺伝子の変異が起こった時、モワット・ウイルソン症候群を発症するのです。

モワット・ウイルソン症候群の症状は、知的障害と特徴的な顔貌

モワット・ウイルソン症候群の症状は、知的障害と特徴的な顔貌です。

 

特徴的な顔貌は生まれた時から現れている症状で、眼と眼の間が広いことや眉毛の内側が濃いこと、下顎が突き出ていること、耳朶が分厚く前を向いていることなどの特徴があります。

 

知的障害の程度は中等度から重度です。多くの場合は、てんかんや小頭症、先天性の心疾患も現れます。

 

さらに、脳梁の形成異常やヒルシュスプルング病、腎泌尿器系の異常などの症状が見られることもあります。場合によっては成長障害によって身長が一般的な身長よりも低かったり、頭囲が一般的な大きさより小さかったりすることもあります。

現れている症状に対して改善を行なっていく

モワット・ウイルソン症候群の改善方法は、現れている症状に対して改善を行なっていくことです。

 

先天性心疾患やヒルシュスプルング病、尿道下裂などを起こしている場合は、手術などの方法で改善を行います。てんかんに対しては抗てんかん剤を使って改善を行います。

個人の発達に合わせて長い目で改善を行う

精神運動発達やコミュニケーション能力は非常に個人差が大きいです。個人の発達に合わせてハビリテーションを行うことが大切です。

 

大体平均で4歳ごろに一人で歩けるようになります。簡単な単語を話したり会話の理解がある程度できることもあります。

 

生活の質を向上させるためにはコミュニケーションを取ることができるという実感があることが大切です。医師と相談して、個人の発達に合わせて長い目で改善を行なっていきましょう。

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