公開日:2021年 6月23日
更新日:2022年 3月12日
本日は中耳炎について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
中耳炎の原因は、細菌に感染することです。急性中耳炎は、鼻咽頭からの細菌やウイルスに耳管を通して感染したり、外耳道から鼓膜を経由して感染したりすることが多いです。
中耳炎のほとんどは、鼻の奥にある耳管を通して細菌に感染します。そのため、鼻や喉などの炎症が起こった後に起きることが多いです。
滲出性中耳炎は、中耳腔に細菌が感染し過剰に中耳腔粘膜からの粘液が分泌され、中耳に滲出液がたまることで起きます。
急性中耳炎がなかなか完全に改善しなかったり、耳管の機能不全や免疫不全などがある場合は慢性中耳炎になることもあります。
中耳炎の症状は、耳の痛みやかゆみ、耳鳴り、聞こえにくくなる、耳のつまり感じ、耳だれ、耳からの出血などです。
滲出性中耳炎が起こると、急性中耳炎と同じく聞こえにくくなりますが、耳の痛みなどの症状はありません。
慢性中耳炎の主な症状は、耳鳴りや耳だれなどです。症状が悪化するとめまいなどの症状が現れることがあります。
小児の場合は症状を上手に言葉で伝えることができないため、耳を押さえたり引っ張ったりすることもあります。
急性中耳炎の場合、症状が軽い時は原因となっている鼻と喉に対して改善を行うことで、自分の免疫力から改善することも多いです。痛みなどの症状がある場合は、痛み止めを使うこともあります。
なかなか改善しない場合には、症状を抑えるために抗生物質などの薬を使って改善を行います。滲出性中耳炎がなかなか改善しない場合には、チューブなどを使った処置をしたり鼓膜を切り開いて中耳にたまった滲出液を外に出す手術をすることもあります。
副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などの症状が原因で中耳炎が起きている場合は、症状を起こしている病気を改善することが大切です。
中耳炎を予防するために大切なことは、風邪を引かないこと、鼻水や咳など症状がある場合に早めに改善をすることです。
慢性中耳炎の予防には、急性中耳炎を長引かせないことが1番大切です。急性中耳炎を起こしてしまった場合は、悪化や慢性化を防ぐために早目に改善を行いましょう。
・聴宮
・角孫
・頭竅陰
・翳風
・天柱
・完骨
・天窓
聴宮は、疲れやストレス、加齢などが原因で起きる耳鳴りなどに効果的なツボです。耳が聞こえにくい時にもよく使われるため、中耳炎によって聞き取りにくさを感じている時にお勧めです。
頭痛や顎関節症、歯の痛みなどに対しても有効です。
角孫は、目の疲れや耳鳴りや耳の痛み頭痛、めまい、立ちくらみなどに効果的なツボです。
頭痛の中でも、首すじから頭部にかけてこわばるような頭痛や頭が重く感じるような症状に特に有効です。
頭竅陰は、平衡感覚を正しい状態にする効果があります。 そのため、乗り物酔いやめまい、立ちくらみなどに効果を発揮します。
耳の不調に対しても有効で、耳鳴りや難聴、耳の痛みなどに効果的です。中耳炎によって耳の痛みなどの症状がある時、刺激することをお勧めします。
聴宮は、耳の前にある三角形の突起物の前にあるツボです。探すときは、口を開けてくぼむところを探しましょう。
押すときは、人さし指を使います。頭の中心に向かって圧を加えるようなイメージで押しましょう。
角孫は、 耳を前に折ったとき、耳の上の角が頭に当たる場所にあります。
押すときは、人差し指と中指を使って押します。2つの指を重ねて圧をかけていくと良いでしょう。シャンプーなどを行うとき、ついでに軽く角孫を含めて頭皮を揉むこともお勧めです。
頭竅陰は、耳の裏側の中央の骨の上にあるくぼんでいる場所にあります。
押すときは、中指を使います。ゆっくりと深く呼吸を続けながら押しましょう。 目を閉じてゆっくりと押すことも効果的です。
11時から21時
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11時~21時迄 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
月曜、年末年始