公開日:2021年 8月23日
更新日:2021年 9月 9日
本日は月経前不快気分障害について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
月経前不快気分障害の原因ははっきりと明らかにはなっていません。
現在では、女性ホルモンと黄体ホルモンの影響が関係しているということや感情に関わる神経伝達物質の量や働きに女性ホルモンが影響を及ぼしているということなどが考えられています。
月経前不快気分障害では様々な症状が現れます。主に、普段はうつ症状のない人が月経が始まる数日前から抑うつ感や不安感などの精神症状が強く出るようになります。
絶望感を感じたり、涙がとまらなくなったり、イライラしたり、怒りっぽくなったりして感情をコントロールすることが難しくなります。症状は、月経が始まるとなくなります。
感情のコントロールが難しくなることで周りに感情を爆発させてしまうこともあります。そのため、人間関係や社会活動に影響が出ることもあります。
月経前不快気分障害の改善方法には、薬を使わない方法と薬を使う方法があります。
薬を使わない方法は、自分が月経前不快気分障害であるということを知ることです。病気をきちんと理解し、症状が出る時期や自分に現れる症状、症状の程度をきちんと知ることが大切です。
ストレスがある場合は、適度な運動やリラクゼーションを行うこともお勧めです。
薬を使う方法では、症状を和らげるために精神安定剤や利尿剤鎮痛剤などを使います。症状が中等症以上の場合は抗うつ薬を使うことで改善を行います。
他にも経口避妊薬や漢方薬を使って改善を行うこともあります。
月経前不快気分障害は、自分の悩み出会った月経前の症状が月経前不快気分障害であるということに気がつくだけで気持ちが楽になることもあります。まずは自分の病気を受け止めることが大切なのです。
症状がつらい場合は医師に相談することをお勧めします。医師に相談することで症状が少しでも軽くなることが期待できます。
症状を少しでも和らげ、心を落ち着かせ、安心して生活を送ることができるようにするためには相談することが大切です。
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