疥癬の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 4月 10日

更新日:2022年 4月 20日

本日は疥癬について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 疥癬とは
  • 疥癬の原因
  • 疥癬の症状
  • 疥癬の改善方法
  • 疥癬のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

疥癬は、ヒゼンダニが肌の最外層である角質層に寄生する病気

疥癬は、ヒゼンダニが肌の最外層である角質層に寄生し、人の肌から肌に感染する皮膚の病気です。

 

昔は、貧困や戦争によって栄養状態や衛生環境が悪いことが原因で、多くの人に感染し、病気が流行ったと言われています。

 

病型には通常疥癬と角化型疥癬があり、角化型疥癬は常に多くのダニの寄生が見られる疥癬で、通常疥癬は少ない数のダニの寄生でも痒みが非常に激しい疥癬です。

 

現在でも、日本で、病院や高齢者の施設、養護施設などで集団で感染するケースも多く見られます。

疥癬は、人の肌から肌にヒゼンダニがうつり感染する

疥癬は、人の肌から肌にヒゼンダニがうつり感染します。通常疥癬と角化型疥癬では、感染力が違うため、感染する原因も少し違います。

 

通常疥癬は、長い時間にわたって直接肌と肌がふれることが原因です。疥癬を発症している人が使った寝具や衣類などをそのまますぐに使うと感染することもあります。

 

角化型疥癬は触れた時間が短かったり、同じ衣類や寝具を使ったりすることが原因で感染します。角化型疥癬は通常疥癬よりも感染する力が強いため、少しの接触で感染する可能性があるのです。

 

さらに、疥癬を発症している人の皮膚からはがれ落ちた角質にもダニが含まれているため、皮膚からはがれ落ちた角質によって感染することもあります。

疥癬の症状は、激しい痒み

疥癬の症状は、激しい痒みです。感染してすぐには症状は全く現れませんが、感染したあと、約4〜6週間で多くのダニが増殖し、脱皮殻や排泄物によって、アレルギー反応が起きるのです。

 

この時現れるアレルギー反応が激しい痒みなのです。角化型疥癬の場合、感染すると多くのダニがうつるため、潜伏期間も約4〜5日になります。

疥癬の改善方法は、薬

疥癬の改善方法は、薬です。塗り薬や飲み薬を使って、ヒゼンダニを殺して改善を行います。塗り薬は、塗り残しがないように塗ることが大事です。

 

感染を広げないためには、早く発見することが大事です。疥癬が疑われた時は、早めに皮膚科にいき、疥癬を発症していた場合は家族や同じところで寝た人なども調べることが必要になります。

周りの人が気をつけること

通常疥癬と角化型疥癬は、感染力が違います。そのため、通常疥癬と角化型疥癬のどちらであるのかによって、周りの人が気をつけることが変わります。

 

通常疥癬の場合、長い時間肌と肌が直接ふれないようにすることが大事です。寝る時に布団を並べて寝ないことや入浴する時にタオルなどの直接肌にふれるものを一緒に使わないことなども注意が必要です。

 

発症している人と接した後に手を洗うことも感染予防のために大事です。

 

角化型疥癬の場合は、なるべく個室で生活をし、接するときには予防着や手袋を着けて接することが大事です。衣類やシーツなどはこまめに交換するようにして、洗濯するときなども他の人とは分けることが必要になります。

 

洗濯においては、乾燥機を使う、50℃以上のお湯に10分以上浸した後に洗濯するなどの注意も必要です。

 

落ちた角質から感染することもあるため、ベッドマットや部屋などは表面を掃除機で掃除し、毎日お風呂に入って厚くなった角質をしっかり落とすことも大事です。

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